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(オリジナル扇子製作の場合)

 

1.布地貼り扇子は、普通の紙の扇子とどう違うのですか?

布地貼り扇子(業界では通称『絹扇子』と呼ばれる)とは、通常紙の扇子では、和紙の境目に骨を差し込んで糊付けされていますが、この場合は、うちわと同じで、『片貼り』といって生地の裏面に骨を張り付けて、へりを和紙で整えてあります

骨の数は、紙の扇子とほぼ同じような数の物が標準であり、閉じた状態では、紙の扇子は、先細りで、布地の扇子はストレートです。この為、開け閉めは、横へ滑らしていくだけで開閉できます

本来は、洋風の扇子として、貿易品として、海外へ輸出されていたものが原型です。

この洋風扇子が、ハンカチを応用したDCブランドの扇子や、藍染の和風扇子等へと発展していきました。

製作工程としては、紙の扇子とほぼ同じだけの工程がかかって仕上げられています

2.フルカラー対応はしていないのですか?

昨今、デジタル技術の進歩で、染色をパソコンの画像データから、特殊インクと特殊裏打ち生地を使用して、簡単に単品でも多色染の生地を染色プリンタから取り出せるといったシステムが世にでています

単品の製作や、試作品の製作には非常に便利で、簡単に商品開発が可能な優れたシステムだと感じています

私たちは、小回りのきく商品製作を目指していますので、上記のシステム等を利用して多色を表現できても、『コストが掛かる』『安価な生地が利用できない』『大量に製作してもコストメリットがでない』という現状では、利用しにくい為、現在の所対応していません

しかし、このシステムが既存の生地を利用できるようになった場合は、即対応していきたいと思っています

プリントの場合は、シルクスクリーン印刷の場合では、フルカラーは不可能です

3. 2色印刷はどうですか?

現在でも、デザインに立体感を持たせる為、2色印刷は実施しています

(最も、その手間分だけのコストはかかりますが)

4. 商品ギャラリーの扇子の図案の上に、ロゴマークを入れられますか?

可能です。

お気に入りのデザインがあれば、どうぞご利用下さい。

5.価格的には、どのように判断すればいいですか?

全て、個別に御見積させて頂いています

メールを頂けましたら、すぐご返答できます

判断基準としては、市販の無地生地の布地扇子に、印刷コストをプラスするとお考え下さい

6.同じデザインの物を、再度製作依頼はうけられますか?

可能性をお伝えくだされば、版下を保管しておきます

7.既存のTシャツや、マグカップ等のデザインを送付したら製作できますか?又、一から全てデザインしていただけますか?

可能です

いちからデザインする場合も、特にデザイン料金はかかりませんのでご安心下さい。

8.百円ショップで100円の布地貼り扇子が販売されていますが、扇子としてはそれとどう違うのですか

ここ1〜2年で、中国での扇子の生産がさかんになり、このような価格の使い捨て扇子が多くでてきています

扇子は一度買ったら、少なくとも2〜3シーズン夏の間使用したいのが普通ですので、この価格の扇子は、1〜2回炎天下で使用したら、使えなくなるとお考え下さい

又、高級感とはおよそほど遠く、ふいに雨が降ってきたときのビニール傘だと思っても良いと思います。

当社のオリジナル扇子は、生地もしっかりした綿ローンという生地を利用し、骨部分も染色の色落ちや、割れやさけの少ない竹の表皮部分の材料を使用していますので、猛暑の中での酷使にもしっかりご利用頂けます。

又、お使い頂く方に、『高級感』を抱いて頂ける事も保証致します