レフレックスカメラ |
レンズ後部に反射鏡を設け、反射した光をファインダーに導きピント合わせができる構造のカメラ 1眼レフの様に略してレフカメラと言う |
1眼レフカメラ |
レンズとフィルムの間に反射鏡を設け、光をファインダーに導く構造のカメラで、ファインダー用と撮影用のレンズが同一の1本のレンズのカメラ ファインダーに5角形のプリズムを用い、像を正立にしたものを特に「ペンタゴナル・ダハ式」、または「ペンタプリズム式」と呼ぶ 構造上レンズ交換が自由にでき、パララックス(視差:ファインダーで見える範囲と実際に写る範囲の差)が無い |
2眼レフカメラ |
撮影用レンズの上にピント合わせ用のレンズを別に設けた構造のカメラ ブローニフィルムを使う物が多い |
中判カメラ |
35mmフィルムより大きいサイズのフィルムを使うカメラ ブローニフィルムを使うものには、66、67、69、645、と言う様に画面サイズをCm単位で俗称するものが多い ブローニフィルムよりもさらに大きいサイズのフィルムを使うカメラは大判カメラと呼ぶ |
ビューカメラ |
フィルム面と同じ位置にピント合わせ用スクリーンを入れる構造のカメラ 撮影の際には、スクリーンとフィルムの入ったホルダを交換する 4×5インチなどのカットフィルムを使う大判カメラに多い メーカーにより呼び方は異なるが、このタイプのカメラで、箱型に折りたため、携帯性を向上させて屋外などで使用しやすい様に工夫されたものをフィールドカメラと呼ぶ |
レンジファインダー カメラ |
レフレックスカメラの様に、ピントマット(スクリーン)に写る像を見ながらピントを合わせる構造のカメラと異なり、撮影用とまったく別の系統で作られたファインダーにおいて、三角測量の原理で距離を測り、ピント合わせができる構造のカメラ ピントマット(スクリーン)を持たないので、ファインダーの見易さは優れている また、レンズを交換してもピント精度に影響しない |
コンパクト カメラ |
コンパクトカメラと言う定義があるわけではなく、小さなカメラの総称 35mm判カメラが普及する以前は、中判のスプリングカメラなどもコンパクトカメラと呼んでいた |
オートマット |
中判カメラにおいて カメラがフィルムと遮光紙の厚さを感知して自動的に最初の駒をセットする方式 rollei flexなどの高級機に採用されている フィルムのリーダーペーパーに記載されたスタートマークを所定の位置に合わせて裏蓋を閉めフィルムを巻き上げると最初のコマがセットされる方式はセミオートマットと言う 巻き止め機構が無く、遮光紙に書かれた番号を、裏蓋の赤窓から確認しながら巻き上げる方式のカメラもある、これは赤窓式と言う |
電子制御式 |
カメラ(シャッターなど)がゼンマイやバネ仕掛けの機械式ではなく、電子回路によって制御されていると言う事 安く簡単に作れ、しかも正確だが、電池がなければただの箱なので、予備電池は必携 |
アイレベル ファインダー |
最も一般的な目の位置にカメラを構えて覗くことのできるファインダー |
ウエストレベル ファインダー |
真上から覗くタイプのファインダーで、2眼レフカメラに多い |
ファインダー スクリーン (ピントマット) |
レフレックスカメラやビューカメラにおいて、被写体の像を映し出すためのすり硝子のようなもので、高級機では用途に応じて交換できるものが多い |
TTL |
Through The Lens レンズを通過した光 露出を決める際に被写体の明るさを測るのだが、TTL測光方式のカメラでは、レンズを交換しても、フィルターを付けても、接写の場合でも、レンズを通過した光を測るので正しい露出が得られる |
開放測光 |
TTL測光方式のカメラで、絞りを開放にしたまま絞った状態の露出が計れるもの 測光中も絞りは開放のままなので、明るいファインダーが見られ、ピントの確認がしやすい 撮影する瞬間だけ所定の絞りまで絞り込まれ、すぐに開放に戻るので、自動絞りと言ったりする 開放測光方式のカメラでは、絞りを絞った時の映像効果を確認するために、絞り込みボタン(プレビュースイッチ)を設けている機種もある 名機ペンタックスSPなどの様に、実際に絞りを絞って明るさを計る「絞り込み測光方式」もある |
ダイレクト測光 |
より正確な測光のため、フィルム面に当たる光(通常はシャッター幕の反射光)を測光する方式 |
あおり |
カメラと被写体が平行になっていないと被写体が歪んで写る、これを補正(あるいは意図的に強調)する機構を「あおり」と呼ぶ レンズを上下左右にずらしたり傾けることにより、フィルム面の結像面を斜めにずらしたりピント面をずらす レンズ自体にあおり機構の付いたものもある ビューカメラでは一般的であるが、普通のカメラでは出来ないものがほとんどである |
レリーズ |
シャッターを切る事、一般的にはシャッターボタンの事 直接カメラに触れずにシャッターを切るためのケーブル状の器具を指す事もある、これには空気式エアーレリーズやワイヤー式ケーブルレリーズがある 最近はシャッターボタンも電気接点になり、ケーブル状のレリーズが付けられない機種が多い 代りに、赤外線式や無線式のリモコンが用意されている事があるが、当然互換性は無い |
シャッター |
羽根または幕などを使い、フィルムの露光時間を調節する機構で、レンズの中あるいは直後にあるものをレンズシャッター、フィルムの直前にあるものをフォーカルプレンシャッターと言う 露光時間をシャッター速度と言い、1/125秒の様に秒で表記する フォーカルプレンシャッターはレンズ交換の可能なカメラを作りやすいのが特徴だが、フィルム直前にあると言う性格上、画像サイズ以上の大きさが必要であり、機構がレンズシャッターに比べて複雑で、大きく重くなる、また、2枚の幕が時間を置いて作動する事により、2枚の幕の間に隙間を作り露光するため、露光時間とシャッター動作時間が大きく異なる 一方レンズシャッターは、レンズ交換式のものを作ろうとすると、レンズー本一本にシャッターを内蔵せねばならないが、シャッター自体は小型軽量で価格が安く、露光時間とシャッター動作時間が同じ(シャッターは必ず全開する)ため、ストロボの全速同調が可能である |
クイックリターン |
1眼レフでは構造上レンズとフィルムの間にミラーがあるが、このミラーが撮影の瞬間に跳ね上がってフィルム面に光を導き、撮影が終わると同時に所定の位置に復帰するものをクイックリターン式と呼ぶ 当り前の様だが、昔は撮影の度にミラーを手動で上げ下げしていた 現在でも一部の中判カメラには、クイックリターンしない物がある 最近は聞かないが、魚眼など特殊なレンズを使う場合、ミラーを上げたまま固定しないと、ミラーが邪魔になって取り付けできないと言うレンズもあった(当然ファインダーは使えません)、今でも高級機にはミラーアップと言ってミラーを上げたまま固定する機構が付いている機種もある、これはミラーショック(ミラー上げ下げ時の振動)を嫌う接写などには有効 |
マウント |
レンズ交換式カメラにおいて、ボディーのレンズ取り付け部の座金や各種情報伝達用の爪などの形状(構造)をレンズマウントと言う。最近のハイテクカメラでは、情報伝達は電気接点で行われる、また、メーカー間の互換性はまったくない マウントがネジになっていて、くるくるとねじ込む方式の物をスクリューマウント、マークを合わせて爪を噛み合わせ、ある角度回転させ、カチッと固定される物をバヨネットマウントと言う バルナックライカと呼ばれる旧型ライカはLマウントと呼ばれるスクリューマウントで、M型と呼ばれるライカはMマウントと呼ばれるバヨネットマウントである ちなみに、コニカ HEXAR RFは、Mマウントと同寸のマウントを採用し(互換ではないとの事)ライカ用のレンズが使えるらしい、また、フォクトレンダー BESSA RはLマウント互換である 1眼レフは、現在ではすべてバヨネットマウントであるが、かつてペンタックスがM42マウントと言うスクリューマウントを採用していた |
アイピース シャッター |
ファインダー側からの入射光によって露出計が狂わないように、ファインダー接眼レンズの内側に設けられたシャッター 三脚にカメラを固定してファインダーを覗かずに撮影する様な場合に使用する |
アクセサリシュー |
カメラの上などに付いていて、ストロボなどのアクセサリを固定するための金具。2眼レフなどの場合、横に付いているものもある これにシンクロ接点が付いたものをホットシューと呼ぶ 最近のハイテクカメラでは、アクセサリシューに専用ストロボ用の情報伝達用電気接点を設けたものが多く、困った事にストロボの互換性もなくなっている |
シンクロ |
ストロボの閃光時間は大変短いため、シャッターが全開になった瞬間に発光させなければ写真は撮れない ストロボを発光させるタイミングを取る事をシンクロ(同調)と言い、そのための機構をシンクロ機構と言う タイミングをストロボに伝えるための電気接点をシンクロ接点と言い、ホットシューとは別に電気コード用のソケットが付いている機種もある 汎用のストロボやグリップタイプのストロボ、あるいはスタジオなどの大型ストロボの場合、このシンクロソケットが必要だが、最近の普及型カメラにはついていない事が多い 注:「ストロボ」はメーカーにより呼称が変わります、スピードライトと呼んだり、フラッシュと呼んだりします |
視野率 |
ファインダーで見える範囲と、実際にフィルムに写る範囲の比で、%で表す 1眼レフではファインダーで見える範囲がわずかに狭いものが多い 普通プリント時に周囲はカットされるので、あまり重要視する必要はない 一方レンジファインダー機や、コンパクトカメラの透視ファインダーは、フィルムに写る範囲よりもファインダーで見える範囲の方が広く、フィルムに写る範囲をファインダー内の枠で示すものが多い |
ファインダー倍率 |
ファインダーの像が肉眼で見たときと比べてどのくらいの大きさになるかを表している 35mmフィルムを使う1眼レフなどでは50mmレンズ、無限遠の被写体の像の大きさを基準とする これが大きい方がピント精度が高く、見易いファインダーであると言われるが、残念な事に、最近のAFカメラは、これが大変小さい |
絞り |
レンズの中間または後ろにあり、レンズを通過する光の量を調節する機構で、人間の眼の瞳孔(ひとみ)に相当する 一般に、数枚の薄い金属羽根で作られており、絞り込んだ時にほぼ円形になる様に工夫されている、5〜6枚構成のものが多い シャッターと兼用の物もある |
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f値 |
絞りの直径と焦点距離の比 絞りを開けきった状態では、レンズの有効口径と焦点距離の比になり、この時のf値を開放f値と言う 同じ焦点距離のレンズでは、開放f値の小さいレンズほど有効口径が大きくなる 系列は 1, 1.4, 2, 2.8, 4, 5.6, 8, 11, 16, 22, 32 であり、f1:1.4の様に表記する 数値は絞りの直径と反比例しており、1段絞るごとに通過する光の量は1/2ずつ少なくなる 系列と光量との間に比例関係が無いのは、絞りの数値が直径を基準としている為である
理屈はともかく、一般的にレンズの開放f値は小さいほど明るく優秀なレンズと言える 昔は、コンパクトカメラでもf1:1.7などの大変明るいレンズが装備されていたが、現在では、フィルムなど周辺技術の進歩と小型軽量化のため、暗いレンズが主流となっている |
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ゴースト |
レンズに直接強い光が入ったりすると、レンズ内面反射で光芒や絞りの形の像ができる現象 |
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フレア |
レンズのガラス境界面および内面反射などにより、被写体の明るい部分の像が滲む現象 |
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焦点距離 |
ピントリングを無限遠(∞)にした時の理論上のレンズ中心点(主点)からフィルム面までの距離 理論上のレンズ中心点はレンズ内にあるとは限らない 35mmフィルムを使うカメラの場合、焦点距離が50mm前後のレンズを標準レンズ、35mmより短いレンズを広角レンズ、85mmより長いレンズを望遠レンズと呼んでいる |
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被写界深度 |
ある被写体にピントを合わせた時、その前後のある範囲はピントが合う、その幅を被写界深度といい、前に浅く後ろに深い 同一レンズでも、絞りが開放では深度は浅く、絞り込むと深くなる また、レンズの焦点距離が長いと浅く、短いと深くなる これがわかってくると、ピントを合わせている間がない時、例えば子供の一瞬の表情をとらえるスナップ撮影などに有効 多くのAF機では、カメラがピントを合わせている間にチャンスを逃す |
焦点深度 |
ピントを合わせた時フィルムにおいて、写真上で十分に鑑賞できるくらいにピントが合っていると認められる範囲がある、これを焦点深度と言い、被写界深度とは別のものである これを利用したものが「レンズ付きフィルム」であり、「レンズ付きフィルム」は実際には3m付近にピントが合うように作られている 私は、「レンズ付きフィルム」はカメラの最高傑作の1つだと思っています |
ロールフィルム |
スプールと呼ばれる芯に巻かれたフィルムで、カメラのレバーやモーターなどの巻き取り装置で巻き上げながら使う一般的なフィルム フィルムに写し込まれた映像1つ1つを駒と言う |
カットフィルム (シートフィルム) |
ロールフィルムに対して、画像サイズにカットされたフィルムで1枚撮影する度に交換するもの シートフィルムとも言う 俗称「しのご」と呼ばれる4×5インチサイズのフィルムや、俗称「ばいてん」と呼ばれる8×10インチサイズのフィルムなどがある |
35mmフィルム |
最も普及しているフィルムで、パトローネと呼ばれる金属製保護ケースに入っているロールフィルムの事、135タイプと呼ぶ ライカ判とも呼ばれる 通常24×35mmの画像サイズで、フィルムの両側にスプロケットホールと呼ばれるフィルム送り用の穴が明いているのが特徴、これは、元々映画用のフィルムを転用したためである |
ブローニ判フィルム |
幅約6cmのロールフィルムで、120タイプと220タイプがある 色々な画像サイズのカメラがあり、画像サイズにより撮影枚数が異なるのが特徴 画像サイズ6×6cmでは120タイプで12枚、220タイプで24枚撮影可能 120タイプは遮光紙と一緒にフィルムが巻かれているが、220タイプではフィルムの前後に遮光紙が繋げられており、厚さが異なる為、それぞれのフィルムに合わせ、圧板の調整が必要になる 220タイプは120タイプのほぼ倍の長さがあり、長尺フィルムと言う事もある 余談ですが、「ゼンザブロニカ」と言うカメラの名前の由来、(善三郎さんのブローニフィルム用カメラ)でもある |
ベスト判フィルム |
幅約4cmで、ブローニ判フィルムよりも一回り小さなロールフィルム、127タイプと呼ぶ 画面サイズには4×6.5cm、4×4cmなどがあった。 カメラが小さく作れるため、大変人気があったそうだが、35mm判の普及と共に姿を消した 今でも中古カメラ市場では「ベスト判カメラ」が出まわっているが、フィルムの入手は不可能に近く、ブローニ判フィルムを切断してスプールに巻くと言う様な事が行われているらしい |
カートリッジフィルム |
画面サイズ24mm×24mmの126タイプ、13mm×17mmの110タイプがあったが既に生産は終了している、110タイプはまだ入手が可能な様である 昔のカメラは、フィルムをうまく装填できない人も多く居た、1眼レフなどをさげていると、「フィルム入れて下さい」などと見知らぬ人によく声を掛けられたものである そこで登場したのが、マガジンポンのカートリッジフィルムで、126タイプは昭和39年(1964)、110タイプは昭和47年(1972)に登場した 126タイプは、カートリッジを入れてフィルムを巻き上げたら、あとはシャッター押すだけと言う簡単さがうけた、110タイプはシステム1眼レフまで登場したが、どちらもあまり普及しなかった |
APS |
ADVANCED PHOTO SYSTEM フィルム幅24mmのIX240タイプと呼ばれる新しい写真システムで、フィルムは小型カートリッジに収められている IXとはinformation exchangeの略称で、カメラ側で撮影時に様々な情報をフィルムに記録しておき、現像、プリント時にその情報を読み取って活用する機能のこと(自動的にプリントタイプを決めたり、色補正したりする) 撮影済みのフィルムも再びカートリッジに収められて、インデックスプリントと呼ばれるプリントを見て焼き増しなどの注文をするのが特徴 画面サイズは16.7mm×30.2mm 従来タイプ、ハイビジョンタイプ、パノラマタイプの3つのプリントタイプが選べる |
乳剤番号(EM) |
Emulsion number フィルムパッケージに有効期限などと一緒に書かれている3〜4桁の数字 フィルムはアセテートなどのベース上に乳剤(感光材)が塗布されて出来ているが、その乳剤が、いつどこの工場のどのタンクで作られたものであるかを示す番号 同じ材料を同じ分量で混合し、同じ条件で製造しても、まったく同じ特性を持った乳剤を作ることは不可能だと言われている。これは、同じ銘柄のフィルムでも、乳剤番号が異なると感度や色の再現が微妙に異なるという事を意味する 微妙な色を厳密に揃えたい「プロ」と呼ばれる人達は、同じ乳剤番号のフィルムを大量に購入したりする また、プロ用として売られているフィルムなどは、メーカーおよびプロラボ(プロ用現像所)などから「エマルジョン情報」と言って、乳剤番号毎にテストを行なった結果の特性表が発表される フィルムの銘柄や現像所にこだわる人は多いが、乳剤番号にこだわる人は意外と少ない |
EV |
Exposure Value 露出値=露光量を表す単位 ISO100、f1:1、1秒をEV0とし、絞りを1段絞るか、シャッター速度を1段速くするか、フィルム感度を倍にする毎に1増す 晴天の昼間はEV13(例:ISO100、f1:8、1/125秒)前後と言われる 同じEV値でも、シャッター速度と絞り値の組み合わせはいくつもあるので注意 EV表 ISO100/21゜
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ISO感度 |
International Standardization Organization(=国際標準化機構)で規格された一般撮影用フィルムの感度表示 フィルムがどの位光に感ずるかを数字で表したもので、昔はASA、シャイナー、ウエストン、NSG、DINなど多くの規格があった それらが統一され国際規格となり、最も多く使われていたASA(アメリカ:絶対的配列)とDIN(ドイツ:対数的配列)の2種類に絞られ現在の「ISO100/21゜」と言う様な表記になった 斜線の前の数値が以前のASA、後ろの数値が以前のDINに相当する 系列は
日本においては斜線の前の数値だけを切り出し、ISO100とかISO400と言う呼び方をする事が多い この斜線の前の数値(以前のASA)は感度に比例しており、感度が2倍になると数値も2倍になる |
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ガイドナンバー GN |
ストロボ撮影で、適正な露出を計算する為の指数 ISO100において絞り値と被写体までの距離をかけた数で、数値が大きいほど光量が強い GNを被写体までの距離で割ると適正な絞り値がでる、たとえば、GN24のストロボを使用し3m先の被写体を撮影する場合、ISO100のフィルムでは適正絞り値はf1:8となる GNを可変できるものや、絞り値を一定に自動調光するもの、カメラのAE機構と連動して自動調光するものなど、色々なものがある 最近の普及型カメラでは、ストロボを内蔵しているものが多いが、GNは10程度で、補助的に使うものと考えた方が良い |
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多重露出 |
フィルムの一つの駒に2回以上の露出を掛けること、多重露光とも言う 普及機ではこれができない事が多いが、一般の撮影で多重露光を行う事はまずないし、最近はデジタル処理でこれと同じ様な事を行う事が多い 多重露光の例としては、望遠レンズで月の写真を撮っておいて、同じ駒に標準レンズの街の夜景を写し込むと言うのはよく見掛けるし、京都の伝統行事である大文字五山の送り火の写真などはたいてい多重露光である 古いカメラで、手動でシャッターをチャージする(シャッターが動作できる状態にセットする事)様な機種では、フィルムを巻き上げるのを忘れて多重露光してしまう失敗はよくある |