6月のある日。午後2時に仕事が終わったわたしは、あることを計画していました。
それは家出同然のひとり旅。行く先は不明。だって大山崎町の我が家から脱出できれば
どこでもよかったのです。 梅雨もこないのに真夏日が続いている、絶好の旅びよりかも。
Tシャツとパンツさえあれば身軽だし、歯ブラシなんかリュックに詰めてるうちにわくわく
してきた。 ホントはだんなのことでイライラしてるけど。やっぱ 出かけろっーことかな 　
と都合のいいように考えて。
　出発したのは午後4時まだまだ午後の日差し。とにかく何も考えたくないから電車に
乗ろうと決めた。どこかで乗り換えられるし、どこかの駅のビジネスホテル に泊まること
だってできるだろうし。こんなことしたことないけど行き当たりばったりでいこう。