もともと、この章は Linux/98 2.1.57 アルファテスターの方に読んでいただくために書きました。 この時のアルファバージョンでは、必要なソフトウェアを全てCD-Rに入れて配布しており、 インストール作業は、テストも後期になると、それほどは面倒ではなくなりました。
さて、ベータバージョンでは、 基本的に98固有部分のみを ftp サイトに置いて配布するようにしたため、 ftpから入手した場合のインストールはかえって面倒なものになっています。(CD-Rによる配布も継続していますが)
また、CD-Rだとディレクトリ構成等が特定でき、文書もそれにあわせていたのですが、 ベータバージョンではそのあたりが不親切になってしまっているので、 かえってインストールの手順が、わかりにくく、また実際にも複雑になっていると思います。 この文書についていえば、例えば、インストールに必要なソフトウェアやSlackware本体は、 ハードディスクでなく、CD-ROM上にあると想定してしまっています。
KMCで配布しているLinux98セットは、 Slackware v3.4というディストリビューションを対象にしており、 これを98にインストールするために必要なフロッピーディスクイメージなどを用意しています。 Slackware自体のインストール方法については、 この文書のほかに、適当な書籍や雑誌記事の解説をお探しください (何か良い書籍や文書があれば、ここで紹介したいと思いますので、ご教示ください。)。 Linux初心者(インストールははじめて)の場合、なんらかの解説書が必須と思います。
本章では、Linux 98セットのインストール手順のうち、98固有の事項を中心に解説します。
インストール方法はいくつかありますが、ここではフロッピィから起動して、 ルートイメージもフロッピィから読み込み、 Slackware本体は CD-ROM や KMC で用意した CD-R に存在する場合を基本に説明し、 それ以外の特殊なケース (メモリ塔載容量が少なかったり、MOにインストールするような場合が相当します) については、基本に対する付加的な説明を設けて示します。
平成11年1月1日現在、Linux/98はATAPI CD-ROM及びSCSI CD-ROMに対応しています。 SCSI CD-ROMの場合はSCSIホストアダプタ(本体に差すボード)が、 Linux/98の側で対応している必要がありますので、 SCSIボードに応じた起動フロッピーディスクイメージを選択してください(後述)。 また、PDと兼用したCD-ROMドライブもIDE,SCSI共に使用できますが、 SCSIの場合は起動時に特別なオプションを与える必要があるかもしれません ( max_scsi_luns節を参照してください)。
CD-ROMドライブがLinux/98で使えない場合、 あるいはSlackwareをCD-ROMでなくftpなどでダウンロードした場合は、 Slackware をハードディスク内のFAT(DOS/Windows95)システムのパーティション内などにあらかじめ書きこんで置く必要があります。 この場合 slakware/ 以下のファイル・ディレクトリは、 ファイル名が 8.3 形式になっていますので、そのままDOS上でコピーすればオッケーです。 その際は、grub/ 以下および zimage/ 以下もFATのパーティションにコピーしておきましょう。 またカーネルを再構築するために src/lx98src.tgz もコピーしておいた方がいいでしょう。
KMCから配布しているセットにはいくつかのフロッピィディスクイメージが 含まれています。必要なものは、あなたの環境に適した(適したものが全くな いかもしれませんが)ブート兼ルートディスクです。 あらかじめ1枚(メモリが3.6Mの機種では3枚)の2HDのフロッピィを用意しておいてください。
DOSやWindowsでmakefd.batを実行してください。 この時、makefd.batのあるディレクトリをカレントにしておかねばなりません。 またLinux 98セットを、CD-Rでなくftpから入手された場合は、 ダウンロードしたソフトウェアを、 前章で述べたようなディレクトリ構成であらかじめ展開しておく必要があります。 これにより必要なインストール用フロッピーディスクを作成できるようになります。
本節は第一フロッピーディスクドライブが故障等でmakefd.batが使用できない方へのガイド、 フロッピーディスクの中身を知りたい方への解説、 あるいはDOSやWindows以外のOSをご使用の方がインストール用フロッピーディスクを作成するための手引です。 通常のユーザの方は次の節まで読み飛ばしてください。
また付属のDOS用ツールの使い方やFDとCDが同時に使用できない場合、塔載メモリが6M以下のような少ない場合などについてやや詳しく説明してあります(フロッピーディスクの作成自体はmakefd.batで自動的にフォーマットも含めて実行されます)。
これは、98 がブートできるフロッピーディスクである必要があります。しかも、 1.25M(1232k) 1024バイト/セクタ にフォーマットした2HDを使用してください。 DOS(プロンプト)でフォーマットする場合は、 format a: /m でできると思います。 通常のAT互換機では使用不可能なフロッピーディスクのモードであることに注意してください!
藤田です。 > >> 1.26M有るファイルが何故1.25Mのfdに書けるのだろう? > >> 不思議に思いながらDD98.EXEを使用しインストールディスクを作成 > > そうですね。どうして、 1.25M と称するのでしょう。僕もよくわかりません。 > # 誰かごぞんじですか? 昔、MS-DOS が主に使われていた頃から変わっていないためでしょう。 たしかに、ディスク自体の容量は、77 * 2 * 8 * 1024 = 1,261,568byte ですが、MS-DOS で容量を調べた場合、IPL,FAT,Root DIR Entry の分の 容量が差し引かれて、1,250,304 byte となるためだと考えられます。 同様に 1.21M の場合、実容量 1,228,800 byte ですが、 MS-DOS 容量は、1,213,952 byte です。 # 1M = 1,000K = 1,000,000 byte と考えることが前提です。 # このような分類が必要なのは、98 と、それに影響された日本の # マシンだけかもしれません。 ただ、720K, 640K の場合は、1K = 1,024 とした場合の実容量、 さらに、1.44M の場合は、1M = 1,024,000 と考えた場合の実容量みたいですね。 # このあたりは、やっぱり IBM の影響なんでしょうか?
次にインストール用カーネルを選んでください。
このイメージはブートローダgrub が組込まれており、ext2 ファイルシステム になっています。その中に grub 本体やその設定ファイル、Linux カーネル、 ルート(/)イメージが入っています。このカーネルを適切なものにしないと SCSI が使えないなどの症状に陥ります。IDE だけなら、以下のどれでも問題 ないはずです。fdimage/にある以下にあげる四つのフロッピィディス クイメージのいずれかを次に説明するdd98によってフロッピィディスクに書き 込んでください。
これ以外のカーネルが必要なら遠慮なく私達に連絡してください。 一体どのようなカーネルが必要なのか把握してませんので。
scsi55.img (IDE + SCSI-55) # ふつーの C bus SCSI aha1030p.img (IDE + AHA1030P) # AHA-1030P など? aic7xxx.img (IDE + AIC7xxx) # AHA-2940U など ncr53c8.img (IDE + NCR53C8XX)# Logitech の PCI の SCSI などディレクトリ dosutils/ の下にある dd98.exe を使用して、DOS上で フロッピーディスクに書き込んでください。なおdosutils/にはdd98.doc という説明ファイルもあります。 もちろん、FreeBSD などで dd を使用して書き込むことなどもできます。 MS-DOSのCOPYコマンドなどは使用できません。
急いで作ったので、バグが有るかも知れません。なお、1.25MB をデフォルトにしました。
例1 : 1.25MB の format 済みディスクの入ったドライブ1 に書き込む。 dd98 filename 1 例2 : 1.44MB のディスクをフォーマットしながらドライブ2 に書き込む。 dd98 filename 2 1440 1 例3 : 1.25MB の format 済みディスクのドライブ 3 に書き込む。 dd98 filename 3 1232
実際のイメージ(一例)を以下に示します。
使用マシン
PC-9821V200/SZ
メモリ : 48M
HD : 3G の場合。
(元々、スリープしてた空き領域 1G有り)
1. Win95上で適当なディレクトリにCD-ROM中の"dd98.exe"と
ブート&root imageをcopy。
A:\work\Linux98>dir
ドライブ A: のボリュームラベルは WINDOWS 95
ボリュームシリアル番号は 3501-07FF
ディレクトリは A:\work\Linux98
. <DIR> 98-03-06 11:26 .
.. <DIR> 98-03-06 11:26 ..
SCSI55 IMG 1,261,568 98-03-06 11:29 scsi55.img
DD98 EXE 11,124 98-01-28 15:38 DD98.EXE
2 個 1,272,692 バイトのファイルがあります.
2 ディレクトリ 850,264,064 バイトの空きがあります.
2. DOS窓でdd98を使ってブート&root imageをfloppyに書き込み。
A:\work\Linux98>dd98 <- これはhelp。
usage : dd98 file drive [ media_type [ format ] ]
1-4 1440/1232/1200/720 1:do format
default media_type : 1232
A:\work\Linux98>dd98 scsi55.img 1 1232 1 <- 実際の書き込み作業
Track = 153 : Writing
complete.
1.25MBでフォーマットしながらドライブ1のFDにscsi55.imgをWrite。
* floppyによって失敗する場合があるのでその時は別のでチャレンジ。
メモリが乏しい(3.6Mバイト〜5Mバイトが目安)機種ではラムディスクが使用できないかもしれません。その場合は、さらに2枚の2HDフロッピィを用意して、 512b/s (1200k)で(NEC の DOS コマンドなら format/5 で) フォーマットして、root98-1 と root98-2 を同様にdd98で書き込んでください。 単にdd98を実行するとヘルプが出ますので、それを参考にして書き込んでください。
なお、この場合、フロッピィドライブへのアクセスが多発し、 インストール作業は大変時間がかかります。 それがお嫌ならば、一度システムを起動して、 ハードディスク上に小さな臨時の / と /usr 用の領域を作成され、 そこにフロッピィの内容をコピーしてインストールされるとよろしいでしょう (この方法は便利ですが、 システムに関して深い知識をお持ちの方にしかお勧めできません)。 インストール後に余分になる臨時の領域はスワップパーティションとして利用できます (この巧妙なアイデアはアルファテスターの飯塚様の発案です)。
なお、飯塚様のお手許では2枚目のディスクのマウントに失敗することが多いそうです。 これが一般的な現象かどうかはわかりません。bugs ML 497:
あと、今まで書き忘れていたのですが、scsi55.img を書き込んだ 5"fd で boot し、root98-1 root98-2 を書き込んだ 5"fd x 2 を mount しようとする と、よく mount に失敗します。失敗の再現性はないのですが、経験的に、以 下のようにすると私の環境では失敗しませんでした。1. 電源を切って入れ直す。 2. drive 2 には何も入れないで、drive 1 に 5"fd を入れ boot。 3. insert root floppy を言われたら、drive 1 に root98-1 を書き込んだ fd を入れて return を押す。 4. fd を読み始めたら root98-2 を書き込んだ fd を drive 2 に入れる。また、DOS 6.2 上で dd98.exe を使用して 5"fd に image を書き込む際にも、 ディスクが入っているのに、ディスクが入っていない時と同じエラーが出て書 き込めないことがよくありました。このエラーが出ると、reset しない限り、 いくら fd を入れ直しても直りませんでした。不思議なことに、ファイラーで ある fd.com を立ちあげて、その上で「shell command を実行」を選んで dd98.exe を使用すると問題なく書き込めました。
Lavie のようにCD-ROMドライブとフロッピィドライブを同時に使用できない環 境については、FAQのコーナー( FD_xor_CD節)で、Slackware本体をハー ドディスクに事前にコピーせずにすむ、山口さんによるうまい方法を紹介して います。
Linux用のfdisk98というプログラムでLinux用のパーティションを設定できます。 しかし、不安な方は、Linuxのインストールに必要なパーティション(領域)の確保を、 DOSコマンドで作業してもよいでしょう。 ただし、パーティションIDについては、インストール作業開始後、 fdisk98によって変更する必要があります (NetBSD/pc98などで事前に変更しておいても構いません。)。 どの程度の大きさのパーティションが必要なのかは後述してあります。
ここでは、KMCで用意したCD-Rからインストールします。 ハードディスクのMS-DOS領域、あるいは膨大なフロッピィを使って インストールしようとする方は、以下を適当に読み換えてください。
(1)ブートディスクをドライブに挿入し、98 を再起動します。
(2)grub が起動します。 メニューから、最初の「ラムディスクでインストール」を選んでください。 メモリがなくて、別途 2枚の FD を用意された場合は、 ラムディスクでなく、そちらに対応した方を選んでください。
なお、この時点でカーネルに渡すパラメータを変更・追加・削除することができます。 そのためには、「e」キーを押して編集してください。 grub のコマンドモードではTABキーを押すことで、 その時点で入力可能な候補が表示されますので、活用してください。 それでは、カーネルを起動してください。 grub の情報は grub章にあります。
Cバス用SCSIボードは、一部の例外を除き、基本的に55互換モードにボード側を設定する必要があります。 また、IO-DATA SC-IIIやICM IF-2767のような一部のCバス用SCSIボードでは、 wd33c93c=level2:1というオプション、これで不可能なら、 wd33c93=level2:1,nodma:1というオプションを指定する必要があります。 C バスSCSIについて詳しくは cbusscsi章を参照してください。
(3)正常に起動すると、たくさんのメッセージを出力しながらカーネルが立ち 上がるはずです。ちょっとうっとうしいかもしれませんが、デバッグ中という ことでお許し下さい。このメッセージを眺めるときの、ポイントは、 (a)Linuxをインストールするためのパーティションが確認できているか、 (b)インストールに必要な大容量デバイス(つまりCD-ROM ドライブ)が認識できているか、 (c)メモリ量は正常に認識できているか、 (d)その他組み込まれているデバイス(マウスなど)が認識できるか、 などです。
なお、IDEの場合は AT のハードディスクのパーティションを認識しますし、 そこにインストールもできるはずです(しかしこの機能は最近壊れてしまったかもしれません)。 また、カーネルオプションに debug を指定し、プリンタをつなげて電源をオンにしていると、 メッセージ出力が印刷されるかもしれません。
(4)VFS:Insert root floppy disk to be loaded into ramdisk and press RETURN と出たら 第一ドライブのブートディスクを root98-1 に交換して、第二ドライブに root98-2 を入れてリターンキーを押してください。
これは、フロッピーディスクをルートにしてインストールを選択された場合だけです。 なお、ラムディスクを用いずフロッピーディスク二枚でインストールした場合は、 フロッピーディスクへのアクセスが多発し、インストールに時間がかかります。 これを回避する方法として、前述のように、飯塚様により、 一旦、ハードディスクに小さなパーティション(不要になったらスワップに使う) を確保して、そこに / と /usr をコピーすると劇的に 速くする工夫が示されています。
(5)login: が無事表示されましたでしょうか? root リターンでログインします。 まだ setup は実行しないでください。 メモリが足りない場合は、ここでmkswapコマンドとswaponコマンドにより、 手動でスワップを設定する必要があります。 1+2 枚のフロッピーディスクでインストールされる場合は、 mount -t ext2 /dev/fd1 /usr の実行が必要かもしれません (不要かもしれません。誰か確認してください。)。
fdisk98を起動して、Linux をインストールするためのパーティションを用意します。 (DOS で用意してある場合は、ID だけ Linux native に変更します。)
なお、新しいハードディスクを買ってきた場合や、 DOS/Vパソコンで使っていたものを転用する場合などは、 最初にそのディスクを初期化してください(fdisk98でも、できるはずです)。
# /sbin/fdisk98 [デバイス名]
で fdisk98 というパーティションを設定するプログラムが動きます。
(SCSI) ディスクドライブは /dev/sda, /dev/sdb, /dev/sdc, ... という順に
名付けられます。
CD-ROM ドライブは /dev/scd0, /dev/scd1 とか。
(IDE) ディスクだろうがCDだろうが、
プライマリ マスタ /dev/hda, スレーブ /dev/hdb
セカンダリ マスタ /dev/hdc, スレーブ /dev/hdd
ちょっと理解しがたい説明でごめんなさい。詳しくはブート時のメッセージで
推測してください。パーティションの番号は1から振られます。/dev/hda2 な
ら、IDE プライマリマスターディスクの第2パーティションという意味です。
SCSI disk の場合、マイナー番号の制約で認識できるパーティション数が少な
くなってます(98版は(genhdに)リミッタいれてたかも。忘れました。)。
/dev/sda の中の第1パーティションが /dev/sda1,
第2パーティションが /dev/sda2 という風になってます。
98パーテーション 1 2 3 4 5 I プライマリ・マスター /dev/hda1 /dev/hda2 /dev/hda3 /dev/hda4 /dev/hda5 D プライマリ・スレーブ /dev/hdb1 /dev/hdb2 /dev/hdb3 /dev/hdb4 /dev/hdb5 E セカンダリ・マスター /dev/hdc1 /dev/hdc2 /dev/hdc3 /dev/hdc4 /dev/hdc5 セカンダリ・スレーブ /dev/hdd1 /dev/hdd2 /dev/hdd3 /dev/hdd4 /dev/hdd5 S ディスク1台目 /dev/sda1 /dev/sda2 /dev/sda3 /dev/sda4 /dev/sda5 C ディスク2台目 /dev/sdb1 /dev/sdb2 /dev/sdb3 /dev/sdb4 /dev/sdb5 S ディスク3台目 /dev/sdc1 /dev/sdc2 /dev/sdc3 /dev/sdc4 /dev/sdc5 I (ディスクにはMO装置も含まれます)
最低 / (ルート)がいります。 ここでは例として SCSI 2GB のディスクにインストールしようとしています。 swap(メモリが不足した場合の一時退避領域)をファイルではなくて、一つのパーティションとして確保することにします(swapの大きさは塔載メモリと同じから2倍程度が目安ですが、メモリが極端に少ない機種ではメモリ塔載量よりかなり増やさざるをないでしょう。)。 さらに、/usr も別に分け、MS-DOS フォーマットの領域も作ることにしました。 Windows95で区画分けを行いたいならfdiskを使用してパーティションの確保だけ事前に行っておき、ここではfdisk98のtコマンドによってパーティションの種別(タイプ)のみを変更してください。
[例] 第1パーティション / ... 512 MB 第2パーティション swap ... 48 MB 第3パーティション /usr ... 1372 MB 第4パーティション MSDOS ... 127 MB正しいパーティションの切り方が知りたい方は、Kristan Koehntopp さんが書かれ て、田野島 秀俊 さんが日本語に訳された Linux Partition HOWTO や、Stein Gjoen さんが書かれて、中野 武雄 さんが日本語に 訳された Linux Disk HOWTO などを みてください。遊びで使う分にはあまりこだわらなくてよいでしょう。
実行例は以下のようになります。
# fdisk98 /dev/hda
(以下のようなメッセージが出力される)
geometry information:
BIOS geometry (C/H/S,start)=46368,8,7,0
日本語 PC-98x1用 パーティションキラー $Revision: 1.11 $
#1 < Windows95 > 開始シリンダ1,終了シリンダ 30826(2047M)
ここで n コマンド(パーティションの追加)等を使用してパーティションを設
定します。あらかじめDOSなので領域を確保していてパーティションの種別(タ
イプ)のみ変更する場合はtコマンドです。fdisk98 で上手く既存のパーティショ
ンが認識できてないなら、わたしたちに連絡してください。デバッグしますん
で。fdisk98 の使い方がよくわからないなら、わたしたちに連絡してください。
ドキュメント書きますので(マニュアルページは用意してあります)。xコマン
ドを使うと「エキスパートモード」に入ります。これは上級者用にパーティショ
ンテーブルを、ディスクジオメトリの設定も含め、無制約に変更できるように
するためのモードなので、通常は使用しないでください。
fdisk98 パーティションを用意した後には、リブートした方がよいようです。
# reboot
もしくは、CTRL,ATL,DELの三つのキーを同時に押します。
また、fdisk98 でパーティションを用意した後に、 パーティションテーブルの再読み込みに失敗した旨の表示がなされた場合は、 必ずリブートしてください。これは、CD-ROMからインストールされるのではない場合、 比較的よく発生します。というのは、そのディスク(の別のパーティション)を使用中であれば、 動的にはパーティションの再認識ができないからです。
# setup
もし Linux/98 のパーティションがないのに setup を実行するとエラーメッセージが表示されます。
Slackware setup メニュー下部の「OK」「Exit」(だったかな?) のどっちが選択されているのかがわかりにくいですが、コンソールの仕様です。 すいません。「カーソルのある方が選択されている方」です。
適当な TARGET (インストール先)を選択してください。 必要なら SWAP も選択してください。 (ただし、なぜか、メニューからスワップの設定をしようと するとおかしな動作をすることがあります。 手動でmkswap,swaponすればやれば大丈夫なのですが、それだけだと インストール先の/etc/fstabにはスワップの設定が書かれませんのでご注意を。)
適当な SOURCE を選択してください(CD-ROM ドライブや、Slackwareをダウンロードしたパーティションなど)。 Slackwareのあるディレクトリは slakware というのを普通のインストールには使うようです。 次に、DISK SETS に進みます。PROMPTING MENU は NORMAL でもいいですが、 ある程度経験のある方なら MENU とかの方が楽だと思います。 ディスク容量との兼ね合いに注意してください。
なお、ここでのカーネルソースやカーネルバイナリあるいはカーネルモジュールおよび通常のX Serverは98版ではないので、残念ながら入れても無駄です。setup終了後CD-Rから直接コピーしてください(後述)。不細工ですが、一応、KMCで配布しているCD-Rであればfdisk98は自動的にマニュアルやソースも含めてインストールできるようになっているはずです。ftpからLinux98セットをダウンロードされた方は、ディレクトリcomplnt/にfdisk98.tgzというものがありますので、これをLinuxをインストールしたあとで、Linuxのルートディレクトリで展開してください。
以降、適当にインストール作業を継続します。(詳しい説明は他の文書を参照してください。)
(1)INSTALL Linux kernel はスキップします。
(2)Boot Disk は作らないことにします。
(3)モデムの設定は説明が面倒なのでパス。
(4)MOUSE は Yes で Logitech Bus Mouse を選択します。
(5)Screen Font Configuration は No。
(6)LILO INSTALLATION もスキップして飛ばします。
(7)Network Configuration はループバックだけなら簡単でしょうが、 ethernet を使用するなら、きちんと設定してください。 ただしインストールに使用したカーネルバイナリではネットワークはご利用になれません。
(8)GPM Configuration は No にしてみます。Yes でもいいかも。動かないのはなぜ?
(9)SENDMAIL。説明省略。
(10)TIMEZONE。通常はJapanを選びます。 詳しくは、 timezone節を参照してください。 モノクロの場合、どれが選ばれているかわかりにくいですね。
(11)setup から exit して、Slackware setup は終わりです。
(1) setup 終了後、文字が出なくなった場合はログアウト(見えないままでlogoutを入力)すると元に戻ります。
(2) そのままでは、 clock というコマンドがシステム開始時に起動 されてしまいます(/mnt/etc/rc.d/rc.S 参照)。そこで、これを回避 するために
# cd /mnt/sbin
# mv clock clock.AT
なお、β08 より clock の 98 用簡易版である clock98 を提供していますので、
clock(.AT)のかわりにこちらをご利用下さい。
また、β09 よりリアルタイムクロックドライバが移植されています。
この機構を使えば、clockのかわりにhwclockを使うことで、
AT互換機と同じバイナリを使用できます。
(3)カーネルをハードディスクに書き込む
現在 /var/adm/mount にCD-Rが、/mnt にインストール先のルートファイルシステムがマウントされているはずです(mountコマンドを実行すると確認できます)。
# cp -p /var/adm/mount/zimage/xxxx.zImage /mnt/vmlinuz
xxxx はあなたの SCSI にあったカーネルイメージです。
ftpからダウンロードしたLinux 98 セットよりインストールする場合は、 あらかじめカーネルバイナリを用意してあるFATパーティションを手動でマウントし(/var/adm/mount を umount して mount し直して)、そこからコピーしてください。
これでSlackware(改変版)のインストールは終了しました。 以後フロッピーディスクからのみLinuxを起動する場合は、 これでシステムのインストールは一応終了したことになります。
フロッピーディスクからのみLinuxを起動する方式でよい場合は、 ここで、フロッピィディスクからシステムを再起動しましょう。 フロッピーディスクは入れたままです。 再起動するために、むやみにリセットを押したり、電源を遮断しないでください。 ハードディスクから直接 Linux を起動したい方はこの項は飛ばして進んでください。
# sync
# reboot (あるいは [ctrl]+[grph]+[delete]を同時に押す)
どうも正常にリセットされない場合は、システムがLinuxによりリセットされたあと、
(リセットボタンがあれば、ですが)、ちゃんとリセットボタンを押した方
がよいようです。
フロッピーディスクからのみLinuxを起動する場合のインストールは以上で終了です。お疲れさま。
起動したシステムを遮断するには、電源を突然切るのではなくて shutdown -h コマンドを実行してからにしてください。
この場合、次回以降もブートディスクで grub を起動して、c でコマンドにして 起動してください。grub の説明は、 grub節にあります。 なお、このままではハードディスクにはgrubが入っていないので、 Linuxシステムを起動するためにはインストールに使用した起動ディスクからgrubをたちあげ、「c」でコマンドモードに入って、
command> kernel=(hd0,0)/vmlinuz root=/dev/hda1 ide0=serialize
command> boot
などとする必要があり面倒です。(hd0,0)というのはあなたがインストールした、
「/」に相当するパーティション(つまり、この場合 /dev/hda1 に相当するもの)を指定します。
なお、この段階までで、インストール作業を終了した場合でも、
次節以降の内容を後から実行することにより、
ハードディスクからLinuxを起動できるようになります。
さて、フロッピィからでなく、ハードディスクから直接 Linux を起動したい場合は、 続いて grub/98もインストールする必要があります。 grub/98はフロッピーディスクまたはハードディスククの先頭の IPLと呼ばれる部分、 もしくは各パーティションの先頭 (この場合はLinux で「/」 にしたところがふつうでしょう) にインストールできます。
昔は、grub/98をインストールするには、「手動」しかありませんでした。 これは、なかなか複雑だったので、Linuxはインストールできても、 ここでつまづく方が続出しました。 本節の以降の内容はその時代の名残です。 今は、「grubinst」というコマンドが移植されたことにより、 ずっと簡単にgrub/98をインストールできるようになりました。 でも、まだgrubinstの説明は書けていません。。。
本節の以降の内容は、今となっては不要です。
(1)stage1,2とmenu.lstをハードディスクに転送
ここでは ext2 に書きますが、FAT や ffs でもいいです。多分。
/var/adm/mountに CD-R あるいはLinux98セットを展開したパーティションがマウントされていて(されてなければ手でマウントして)、 /mntがインストール先になっていれば(たんに mount を実行すれば確認できます)、
# mkdir -p /mnt/boot/grub
# cp /var/adm/mount/grub/* /mnt/boot/grub/
ブートフロッピィディスクを入れてリブートしてください。 そのままリセットボタンを押したり、電源を遮断しないでください
[例]
# sync
# shutdown -r now
(これで上手くいくはずですが、なにか変な場合はリセットボタンを押してください)
(2)stage1 を書いてインストール
grub が起動したら c でコマンドラインモードに入ります。
[例]
プライマリIDE(第1ハードディスク)の第2パーティションの先頭にstage1とstage2をインストールする場合:
command > install=(hd0,1)/boot/grub/stage1 d (hd0,1)
(hd0,1)/boot/grub/stage2 0x8000 p /boot/grub/menu.lst
Block list:4635500+0x3000 4635526+0x5200
dest_drive=128,dest_sector=4389128,segment=0x1fc0
第1ハードディスクの第1パーティションが Linux の / で、そこに grub も
入れたい場合:
install=(hd0,0)/boot/grub/stage1 d (hd0,0) (hd0,0)/boot/grub/stage2 0x8000 p /boot/grub/menu.lst
第1ハードディスクの第1パーティションが Linux の / で、grub はそのディスク
の先頭に入れて固定ディスク起動メニューのかわりにしたい場合:
install=(hd0,0)/boot/grub/stage1 d (hd0) (hd0,0)/boot/grub/stage2 0x8000 p /boot/grub/menu.lst
このあと、一体どうすればいいのかはまだ書けてません。
とりあえず grub コマンドモードから起動はできるはずです。
command> kernel=(hd0,0)/vmlinuz root=/dev/hda1 ide0=serialzlize
^^^^^^^^^^^^^^
などとして、オプションをカーネルに渡さないとだめです。
起動するには、kernel=を実行した後、
command> boot
を実行します。
/boot/grub/menu.lst をエディタで編集してメニューに登録すれば便利です。 メニューを変更してもgrubの再インストールは不要です。
この節の内容は初心者には今まで以上に非常に不親切になっています。ごめんなさい。 良い入門書をご覧になったうえで作業を進めてください。
そのあと、カーネルバージョンにあわせてmodutilsのコンパイル&インストールが必要です。 Linux98セットのcomplnt/などにあります。
また、カーネルの再コンパイルもできるはずです。 Linuxのパワーを引出すためには必須です。 ソースツリーはLinux98セット標準版に含まれます。 カーネル再構築の手引は reconfig章にあります。
日本語環境PJEもインストールできるはずです。
インストール前にPJE-HOWTOを読まれるとよいでしょう。
まず、jeinst.sh を実行します(PJE-xxx/tgz/install で# sh jeinst.sh)が、
その前にVF1キーを押してコンソールを EUC に切り替えてください。
konを使用する必要はありませんし、使用しないでください。
それから、/sbin/ezinstを実行します。ひょっとして漢字が化けましたか?
おかしいな VF1 を押すと EUC モードになっているはずなのに。
あと、Linux には JF (日本語文書) とか jman (日本語マニュアル)があります。
XFree86では 3.3.2からLinux/98 が正式にサポートされており、 Linux/98用のサーバも含まれています。 基本的にはサーバ(とXF86Setup)以外は(例外あり)、 普通のi386(IBM PC/AT互換機)Linuxのプログラム、ライブラリがそのまま使用できます。 なお、KMCで配布しているCD-Rにはサーバのバイナリ等必要なファイルが入っています。 設定は XF98Setup コマンドで行えます。 ただし、グラフィックスの解像度として PC-9821 タイプの 640x480 モード をサポートしていない PC-9801/EPSON 98互換機、及び、一部の B MATE では XF98setup -egc として、-egc オプションを与えてやる必要があります。
なお、XFree86 3.3.2はPERMEDIA2を塔載したカードに対応していません。 この場合、IBM PC互換機のLinux用のXサーバ XSuSE_Elsa_GLoria が利用できるかもしれません。 中塚さんがIOデータのGA-PII8/PCIというビデオカードでLinux/98での動作を確認しています。 この場合、CD-RやLinux98セットに附属の chd.tar.gz が必要になります。 詳しくは、 XSuSEをご覧ください。
以下は、XFree86 3.3.2についてXF98 Core Teamにも参加されている野村さんからのおしらせです。
(1)インストール前には RELNOTES, README, README98 をまずよく読んで下さい。
(2)動作報告は、Linux98 ML(bugs@seraphim.icw.co.jp)にして下さい。
(3) XFree86関係の作業を手伝ってもよいとお考えの方は、X98 Core Team (x98@mech.titech.ac.jp)に連絡して下さい。こちらには動作報告をしないで下さい。