タイキ新聞 第5号(1999.6)

Chiko

大樹も、もう6ヵ月です。

 大樹が生まれて半年がすぎました。もう半年というより、まだ半年という感じがします。今は下の歯が2本ちょこっと頭を出していて、それが気になるのかよく舌をだし「あっかんべー」しています。そんなちょっと生意気な感じの大樹も、生まれたときは「はかない」という言葉があてはまりました。生まれる前に用意していた服のそでが15センチしかなくて、なんて短いんだろうと思いました。なのに生まれてきた大樹はその半分しか手の長さがなくて、この服が小さくなる時ってあるのだろうかと思ったものです。今ではあまり大きくなりすぎないでねと思う私です。
 その短い手を耳の横にピタッとくっつけて寝ていた大樹が、今では小っちゃな身体を少しでも大きく見せるかの様な大の字で一人前にいびきをかいてみたり、寝返りをしてみたり。すっかり我が家の一員です。

親孝行

 大樹は平成10年12月6日生まれ。だから大樹は今何ヶ月かなと思うときは、今は何月かなと考えればいいのです。なんてわかりやすいのでしょう。大樹の身体をはった親孝行です。

只今交信中

 大樹がふとんの上で何やらたのしそうにしゃべっています。私には相手が見えないので、一体誰と話しているのかと考えました。おばけにしてはこわがっていないし、ということできっと宇宙人としゃべっていたんだと思いました。大樹のしゃべる言葉も宇宙語だと思えば納得するというものです。
 それにしてもなんて楽しそうにお話をしているのでしょう。そんな時、私も「宇宙人さんによろしく伝えてね」と言ってみるのですが、ちゃんと伝わっているのでしょうか。
 大樹、早く人間ともお話してネ。

やきもち

 大樹はお父さんが大好き。お父さんが何か言うとすぐに笑っています。それも一日ずっと一緒にいる私に見せない極上の笑顔で!ちょっとやきもちをやいた私は、こう思うことで納得しています。
「大樹にとって、お父さんの顔よっぽどおもしろいんだ。」


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