タイキ新聞 第8号(1999.9)
Chiko
ヘアースタイル
大樹の髪の毛は、まだハサミを入れていないナチュラルヘアーです。
産まれたての時は、髪の毛が薄くてちょっと心配したけれども、今はちゃんとあります。すると今度は頭のまん中らへんが何故かいつも立っています。くせ毛なのか、それともまだ短いからなのか、いつも立っています。だから私は少しでもねかせようと、いつも大樹の頭をなでてました。でも「頭の先から元気みたい」と言われて、少しホッとしました。
そんな大樹の髪の毛を、私は「ウルトラマンヘアー」と呼んでます。だけど、お父さんは「大樹のとさか」と呼びます。
初体験
9ヵ月を過ぎると、大樹の食生活もだいぶ変わりました。歯もはえてきて、ちょっとかじったり出来るのですよ。
初めてのものは、まだびっくりという感じですが、少しずつ色んなものを食べています。
うまれたての大樹の日常には、初体験がいっぱいあるのでしょうね。私も一緒にいて、私も初体験を体験している気持ちです。
満足?
夏の暑い夜、我家は除湿をした上、扇風機をつけています。
朝方、さむいと重い除湿を切ると、大樹がまるでこの世の終わりみたいに泣きます。私がやさしさでかけてあげるタオルもはねのけます。そして扇風機の風を求めてコロコロころがってます。泣く我が子には勝てず、親はさむさにふるえる部屋に、大樹は一人幸せそうにねています。
大樹だって一人前
大樹と私は一心同体。というより、なんか「巨人の星」のマンガに出てくる養成ギブスみたいです。約10Kgの大樹をかかえ、歩き回り、階段を昇り降りすれば、ジムに行く必要ないなと思います。そんな大樹を、足手まといと思わないけれど、なんか私の肉体の一部に思います。
それでも、スーパーなどに行った時に「お一人様一転限り」の特売品の時は、きちんと一人の人間に思える私なのでした。