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吉田恵利子のスイス訪問 吉田恵利子
娘のお産
スイスに嫁いで暮らしている娘の摂理が2年前の4月に現地で第一子を出産しました。その時はコロナ禍
が始まって間も無くで、病院は厳しく制限を課し、病院にはお見舞いなどの訪問が禁じられている状況でし
た。しかも1か月ほどの早産で、赤ちゃんは小さかったのです。そういうわけで、とりわけ出産とその後に
困難な時期を過ごしましたので、第二子を出産する今回は助けに来て欲しいと言われていました。
けれども昨年末から今年にかけてオミクロン株の広がりがあり、スイスまで行くのは困難かと思われまし
た。3月には主人と私がコロナに感染しました。しかし、こうしたことがすべて益となり、4月下旬にスイ
スへの道が開かれました。
今回、スイスに到着して、2年前コロナ禍の中で生まれた2才になったばかりの孫に、実際に会うことが
できました。娘の入院・出産の留守にママが恋しい2才の孫を守ることが大きな課題でした。
スイスに到着直後から、娘の家のことに加え、教会の集会、行事、愛餐会のための料理やデザート作り、
食品などの買物で目が回るほど忙しい日々を過ごしていました。
娘は数日前から、軽い陣痛の始まりはあったものの、本格的な陣痛は収まっていました。5月9日の
朝、娘には痛みがありましたが、それが陣痛だと気づいていませんでした。娘に呼ばれて行ってみると、そ
れは本格的な陣痛です。痛みの間隔が短く定期的! 急いで電話をすると、娘の
夫が帰宅。娘の夫が病院に電話をして、私が「もう2分間隔」と叫びました。
娘は、夫に連れられて病院に向かいました。アパートから病院まで車で5分。大急ぎで到着し、分娩室に
直行。4分で赤ちゃんが誕生。主の守りを感謝します。
今回は、コロナの制限が緩和され、出産後の病院には面会も許されていましたから、教会の方々が多く訪
問してくださいました。
異国の地、異文化の中、病院の様子やシステムの異なる中で、みなさまのお祈りに守られていることを本
当に感謝致します。
ニュースレター「グレイト・コミッション・第94号」 2022年7月24日・発行
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