心の安らぎ


 あわただしい暮らしの中・・・、

 めまぐるしく時間は過ぎ去って行きます・・・・。

 多くの人にとって、

 ストレスのまったくない、

 心の安らぎという状態は、

 心の安らぎに飢え渇いているわりには、

 まったく別の世界のものと言っていいでしょう。

 キリスト教が言うところの、

 心の安らぎ、

 心の平安というものは、

 その人の人生が、

 健康であっても、経済であっても、人間関係であっても、

 問題など何一つとしてなく、

 ストレスなど何一つとして感じない、

 常に満たされ、

 喜びに満ちあふれているというものではありません。

 クリスチャンであっても、

 一般社会の中に存在している以上、

 社会に属する一市民として、

 あわただしい人生を送っているわけです。

 その中にあって、混乱や混沌の中にあっても、

 ハイリスクやハード・ワークの中にあっても、

 常に心の喜びに触れることができるという意味なのです。

 多くの人は、

 心の平安など、どこか遠く離れたもので、

 常に、怒りや悲しみや苦しみや疲れや痛みの中にあり・・・、

 過去にこだわり、未来に不安を覚え・・・、

 ときとして、絶望感にさいなまれ、

 みじめな思いもすることでしょう。

 聖書・バイブルは語ります。

 天地万物の創造の始め、

 最初の人間をも創造された始め、

 エデンの園の中央には、

 命の木と、善悪の知識の木と、二本の木が立っていたのです。

 命の木と、善悪の知識、すなわち、

 創造と知識というバランスの中に人間は、

 統一された存在として存在していたのです。

 しかし、神に背き、禁断の果実・善悪の知識の木の実を取って食べたことにより、

 神の怒りを招き、

 楽園から追放され、

 地上を労苦してさ迷い歩かなければならなくなったのです。

 それ以来、

 私たち人間はバランスを欠いた存在となったのです。

 からだは、ここにあっても、

 心は、どこか遠く、

 他のところにあるという状態におちいってしまったのです。

 では、

 心の安らぎを手に入れるにはどうすればいいのでしょうか。

 神に背き楽園から追放されたのですから、

 神と和解し、神への罪を赦されれば、

 心の安らぎを得られることになるわけです。

 神との和解の出来事こそ、

 ひとりの人がすべての人のために死んだという出来事を、

 神のひとり子イエス・キリストの十字架の死による贖いのわざ(あがないのわざ)という出来事を、

 その内容と意味とを、

 受け入れ、承認することによって、

 神との和解が成立することになります。


 「 口でイエスは主であると公に言い表し、

 心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、

 あなたは救われるからです。」

 (新約聖書・ローマの信徒への手紙・10章9節・新共同訳聖書)


 創造主なる神に背き、

 善悪の知識の木の実を取って食べて以来、

 私たち人間の意識は、

 常に、別の思考に心が向いているため、

 神との関係であるところの、

 自分がより大きな構造のごく一部分だということを思い出すことに大きな障害を抱えることになったのです。

 神を中心とした同心円上に私たち人間は存在しているということを、

 決して神と自分とを切り離すことのできない状態であったことを、

 思い出すことができなくなっているのです。

 ひとりの人がすべての人のために死んだという出来事を、

 イエス・キリストの十字架の出来事の内容と意味とを聞き、

 神との和解の出来事を受け入れ承認することによって、

 心に欠けていた、

 命の状態に、

 創造の状態に、

 再び立ち戻ることができるのです。

 創造と知識という自分のすべてが、

 ストレスからも解放され、

 ひとつの心を持った、統一された存在として、

 回復するのです。


 「 肉に従って歩む者は、肉に属することを考え、

 霊に従って歩む者は、霊に属することを考えます。

 肉の思いは死であり、

 霊の思いは命と平和であります。

 なぜなら、肉の思いに従う者は、神に敵対しており、

 神の律法に従っていないからです。従いえないのです。

 肉の支配下にある者は、神に喜ばれるはずがありません。

 神の霊があなたがたの内に宿っているかぎり、

 あなたがたは、肉ではなく霊の支配下にいます。

 キリストの霊を持たない者は、キリストに属していません。」

 (新約聖書・ローマの信徒への手紙・8章5〜9節・新共同訳聖書)


北白川 スー

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Wrote up on 14 June, 2012.