Welcome to OLD-Macintosh
カタログに見る80年代のマッキントッシュ
☆名前の部分をクリックするとカタログのイメージが表示されます。カタログに書いてある文字が読めるような解像度でスキャンしたのでやや大きめのファイルであることをお許し下さい。
1983
Lisa(リサ)-第二世代パーソナルコンピュータの原点
Locally Integrated Software Architectureの頭文字から名付けられたというのが公式発表らしいですが、ジョブズの娘の名前だという話しもありますね。
MPU:68000,ROM16KB,RAM最大1MB,HDD5MB
1984
Macintosh(128k)-パーソナルコンピュータの革命児
やっぱり、これがマックの原点。OSも付属のアプリケーションも現在のGUI環境のソフトに影響を与えているのは違いないでしょう。Windows95が出る11年前にこれだけのものを出しているのですからたいしたものです。
でも、アランケイにも「1リッターのガソリンタンクしか持たないホンダ」と指摘されました・・・メモリーも少なく、拡張性もなかったのです。それに日本では高価すぎました。(Lisaよりましですが)イメージライター付きで512KB仕様だと約100万円!
MPU:68000-8MHz,RAM128KB,ROM64K
Macは素晴しい機種でしたが、日本語はカナ以外は使えない状況でした。そこで、512KB仕様のマックにキヤノン販売が無理やり漢字ROMを載せました。さらに、米国製ソフトを日本語化するEgBridgeというツールが付いていてMultiplanやMacPaintで日本語を使えるようしていました。しかしながら、マックプラスが登場し自然と消えていきました。
1986
今までの難点だったメモリー搭載量を標準で1MB(後に2MB)、最大4MBと大幅に改善しました。SCSIインターフェイス内蔵でハードディスクなども増設しやすくなり、FDDも今までの400KBから800KBとずっと余裕ができました。また、日本語についても漢字TALK1.0が搭載されどうにか日本語対応と言える水準になりました。(日本仕様のマックはROMに漢字フォントを積んでいました。そのため、英語仕様のROMが128KBだったのに対し日本仕様は256KBでした。)
1987
MPUとして68020を積み、メモリーも最大8MBとなり当時のワークステーション並みの性能を誇りました。NuBusを搭載し拡張性も非常に高くなりましたが、反面大きく四角張ったケースやプラチナホワイトの外観はマックらしくないという評も聞かれました。
Plusの後継機種的存在です。MPUはPlusと同じものですし、外観もPlusに似たものでしたが、ハードディスクが内蔵可能になり、拡張バスを搭載していました。速度的にもPLUSよりは20%ほど速くなっています。また、Macintosh IIやApple IIGSもそうですが、ADBが採用されキーボードやマウスはADBに接続されるようになりました。これは、現在のPowerMacにも受け継がれています。
1988
Macintosh IIx
外観はほとんどIIと変わりませんが、MPUが68030(16Mhz)になり、FDDが1.4MBでMSDOSのディスクを読み書きできるスーパードライブを搭載しました。
残念ながら私はこの機種のカタログを持っていません。誰か頂けると幸いなのですが・・・
1989
IIxの性能をSEのボディーに詰め込みました。今でも結構人気がありますよ!僕も実機を持っています。
これもIIxの性能をコンパクトにまとめた機種です。IIxの2/3程の大きさになりましたが、NubusはIIxの6から3に減りました。でも大半の人はこれで十分ですよね。
IIcxとほぼ同じ外観ですが、MPU68030のクロックがIIx/SE/30/IIcxの16MHzから25MHzへ高速化されました。また、ビデオ回路が内蔵になっておりNubusが3機フル活用ができました。
MPUに16MHzのCMOS68000を搭載、LCDも高速のアクティブマトリックス液晶を採用し高品質な表示でした。重さは約7.2Kgとかなり重めですが、バッテリーで6〜12時間の長時間の駆動可能というのは素晴しいのでは・・・
アイコンデータはGraham Allsopp氏?のMachineIcons1.1を流用させて頂きました。s-oga.1997/8/16