赤門射撃会のページ
赤門射撃会は、平成2年度よりクラブ対抗戦に、塚田三麿先生を中心として出場を
続けています。今年(平成8年)で7回目です。成績は芳しくありませんが、卒業後も射撃を続
けている者の交流の場として貴重です。大学関係では、名古屋大学(名大射友会)、
千葉大学(アフターファイブ)がクラブ対抗戦に継続して出場しています。
平成8年の閉会式では、クラブ対抗戦創始者であり(委員長はエニス前社長の故糸川氏、
今の全鎮洙委員長となっています)、ロスアンジェルスオリンピック(戦後2回あっ
たうちの1回目)の時のライフル射撃コーチであった、赤門射撃会の塚田三麿氏
(71才)より、全鎮洙大会委員長から「クラブ対抗戦の開催主旨について話して
欲しい」という要請により、講話があったので、要旨をご紹介申し上げます。
1.クラブ対抗戦は、射手の自主管理、自主開催を旨として発足したものである。
「撃たざる者、裁くべからず」が、私(塚田氏)の信念である。
例え、昔、大射手であったとしても、また、例え数カ月前に撃ったとしても、今現在
撃っていない者は、射手の心を忘れる。そのような人が審判や運営に当たっても、
実状に疎くなる。それでは、いけない。
(注:地方の国体では、試験だけ通って審判の資格だけある人が審判になり、四国
のある国体では、射手のコートを切りまくったことがある、との某氏のボヤキを
聞いたことがある)
クラブ対抗戦は、20年前、試合が少なく、腕を磨けないので、射手が自主的に集
まって国際ルールに則って(注:当時は、国内ルールの試合しかなく、UITルー
ルの試合は国内ではなかった)、行ったのが始まりである。それから、歳月を経る
うちに(参加人数や参加クラブが全国規模であることに)着目して日ラの公認試合
となったものである。従って、服装検査は射手自身が服装チェックして、射場長が
回りながら確認するだけである。
2.自主管理して、射手が撃つ姿は美しい。楽しそうではないか。
このクラブ対抗戦は、自主管理が原則である。従って、日ラはその主旨に乗っ取り
公認はしても、審判団の派遣をしてこなかった。また、射手のモラルや自主的な問
題摘発により、違反なども排除してきた。
したがって、皆さん、伸び伸びとして楽しそうではないか。射座の後ろでは、全国
の射手が挨拶をして会話を楽しんだり、情報交換している。国体やその他の厳格な
大会では、こんな光景が見られるか?
3.このクラブ対抗戦からアトランタに行くような射手が出て欲しい。出るはずだ。
皆さんは、射撃だけではなく、仕事があって射撃をしている。だけど、今、アトラ
ンタに行っている射手との差はホンの少しだ。フロッグのMさんは、私(塚田氏)
が東京都にいた頃は、段級申請をしては落ちていた。しかし、今日は、見事、精進
なってARS60全国1位だ。
親子2代という射手も見られるようになった。参加資格に制限なしというクラブ対
抗戦の底辺の広がりが、必ず、普及と強さに結びつくはずだ。必ず、オリンピック
に行く選手がこの中から出て欲しい。できるはずだ。
4.おわりに
私は、最後の鉄砲と思いハートのステンレスバレルに銃身交換をしたが、鉄砲より
先に人間の寿命が来て眼が悪くなってきたので、64才を限りに当たらない(国体
に出ていないと言うこと)。でも、今年の秋田のマスターズを始め最後まで撃ち続
ける覚悟である。私は若い人と話をするのが好きで、今日はある娘さんに腰に載っ
て揉んでもらって気持ちよかった〜。
また、来年会いましょう。
(注:)の部分は、榊原が追加しました。
文責:赤門射撃会、ブルズアイ 榊原嘉仁
こんな話をする塚田さんって、怖そうだなぁと思う人もいるかもしれません。私の
文章力のなさで伝わりませんが、当日は爆笑の渦でした。実際は若い女性大好きの
猥談大好き人間です。
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第12回全国クラブ対抗戦 赤門射撃会 若手メンバー
第12回全国クラブ対抗戦 赤門射撃会 古手メンバー