2002年・今の目白


私は2年前、目白に引っ越してきた者です。
初めての一人暮らし、そして今年から目白に定住することになりました。

「目白・目白通りの出来事」を読ませていただき、目白にもそんな時代があったのだな、と目白の昔の様子を知ることが出来てなんだかうれしかったので感想を書かせてください。

私が最初に目白に降りたのは、不動産やといっしょにアパートを見に行ったときのことでした。その日は雨でした。傘を差しながら目白通りを山手通り方面へ10分ほど歩きました。その通りを歩く間、なんだかとてもワクワクしていました。今思うと、アパートに着く前に目白に住むことを心では決めていたのですね。

育ちが埼玉ですが生まれたのは東京の下町。1歳で埼玉に越したので何も覚えていないはずなのですが、昔からあるような軒を連ねた商店街や狭い場所に立ち並ぶ家々になぜか惹かれます。そして目白通りは、ごちゃごちゃしているだけではない何かおしゃれなものを感じたのです。教会やパンの焼けるにおい、学生やときどきすれ違う外国人、少し道を入ると広い庭のある大きなお屋敷が多く、それが目白通りになじんでいるな、と思いました。

それが私が感じた目白の印象です。いろいろなホームページなどで目白の情報を読み、今は昔の目白の様子にとても興味があります。今の目白通りもステキだと思いますが、もっと前の時代の目白も知りたいのです。次々と建築される新しい建物より、古くからある商店やそこに住む人たちを失いたくないと思いますし、ずっと残っていてほしい風景ってありますよね。

そういえば日曜日に、目白駅を出てすぐ左の階段を降りたところでロケをやっていました。あの辺はよく何か撮影をしているようですね。しかしあの雰囲気のある階段も、駅前のビル建築に伴い新しくされてしまうというウワサもあります。気に入っていただけにとても残念です。写真にでも撮って残しておこうと思っています。


2002年7月15日  コンノマリコ

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