2003年3月9日作成

「kansai美少女アイドルfestival」
ライナーノーツ

出演者の集合写真

 早い物で「kansai美少女アイドルfestival」終了後もう1ヶ月が過ぎてしまいました。本来ならば当HPでは大々的にレポートページを作るべきなのですが、なんせ今回私自身が全く余裕が無くほとんど写真を撮影しておりませんので写真中心のレポートページは作ることができません。内容のレポートなどはファンの方がかなり詳しく書いておられるので、ここは見に来ていただいた方へのお礼の意味も込めまして、出演者のお話をライナーノーツとしてレポートさせていただきます。 


大久保麻梨子… 
 アシスタント初という麻梨子ちゃん。もちろん年上と言うこともあったのですが、結構向いているのでは…というプロデューサー的視点もあっての起用。結果はみなさん見てのとおり、見事でした。お姉さん的役割も果たしてたし、司会者への突っ込みもやってくれてたし…。問題点があるとすれば、うまくはまりすぎてて、初めて見た人に司会のお姉さんが本業だと思われるのでは、と言うことくらい…。SIDEBの朗読もよく頑張ってくれました。会場で急遽販売することになったプロモーションビデオを見た人は、そのギャップにびっくりしたのではないでしょうか?
赤井沙希…
 「ガーリースタイル」での雰囲気、存在感と天然とのギャップをうまく引き出せたらと言う思いで、トークコーナーとSIDEBの前説に起用。期待通りの味を見せてくれました。今回のイベントはちょっとトークの時間が短かったというのがあるので、そういう意味ではもっと個性を引き出せる時間が有れば良かったのですが、やはりあの存在感は短い時間でもかなりイベントの雰囲気を作ってくれていたのではないかと思います。トークコーナーでのモデル歩きもイベント的にうまくはまり、歌や朗読はないもののかなり重要な役割を果たしてくれました。

 

戸田恵梨香…
 SIDEAトップバッターだったのがある意味申し訳なかったのですが、やはり実績を持っている子にトップバッターをしてほしかったので恵梨香ちゃんにお願いしました。そのおかげで最初のトークでかなり会場の雰囲気が和んだような気がしています。歌はSIDEBの方では完璧だったのでとりあえず良かったかな、と。この日の恵梨香ちゃんは結構ハイで、舞台袖でも「○○ちゃんめっちゃかわいい」って感じでかなり他の出演者を見ていたのが印象に残りました。
 ちなみにSIDEBの前説で歌を歌う女の子の中で一人だけ登場したのはもちろん意図的な物です。他の人は一人2曲なのに恵梨香ちゃんは1曲と3人で1曲。出番が少ないのでは、ということで出てもらいました。では未来ちゃんと知紗ちゃんは?って思った方、未来ちゃんは恵梨香ちゃんのコーラスとエンディングのソロ、知紗ちゃんは朗読、がそれぞれあったわけです。
井山未来…
 大人っぽくて落ち着いているっていう印象の未来ちゃん、スタイルも良くてファッションセンスもあるので凄いクールな子だと思っていませんか?でも未来ちゃんはすっごい頑張り屋さんなんですよ。だから恵梨香ちゃんのコーラスだってあんなに頑張ってやってくれているし、エンディングのソロだって…。袖にいたアシスタントの大久保麻梨子ちゃんなんか「あ〜あよかった」のコーラスを聞いて「すごいすごい」ってマジで目を丸くしてましたからね。個人的には未来ちゃんの歌声は凄く好きです。ソロライブ企画したいくらい…。もっと自分に自信を持っていろんな事にチャレンジしてほしい逸材です。
丸山知紗…
 昨年末から急に頭角を現してきた知紗ちゃん。イベント3回目となって今回はかなり落ち着いてアイドル性も倍増。正統派美少女としての貫禄も付いてきた感じ。知紗ちゃんを見ていると「やっぱりイベントはやった方がいいなあ〜」って思いました。東京からもわざわざ取材に来てくれた方もいて、知紗ちゃんの注目度が上がっているのがよくわかりました。今回私は本番中はずっと舞台袖にいたのでステージを客観的に見ることが全く出来なかったのですが、記録ビデオを見て一番の驚きは知紗ちゃんの成長だったような気がします。とりあえず、グラビアか写真集の仕事が継続的に入ってほしいと願っています。

桐村萌絵…
 歌はないけどある意味一番見所が多かった萌絵ちゃん。「イベントでフルート演奏をして、拍手が多かったら特技 フルート(予定)のカッコをはずしましょう」という提案をしたのは実は昨年夏のイベント直後、もちろんその時はファンの方がオリジナルの曲を書いてくださるなんて思いもしませんでしたけど…。そしてお芝居の方も出演してもらうことに…。主役ではないとはいえ、全く芝居経験のない萌絵ちゃんがどれだけ出来るのかが今回の一つの大きなポイントだったのですが、稽古の度に進歩する萌絵ちゃんに私もかなり驚きました。でも、ファンの人ってあんまり驚いてないんですよね。これが結構私には驚き。だって芝居の経験も稽古の経験もないんですよ。それが4日程度の稽古であれだけ出来るって凄いと思うんですけど…。でもファンの人ってそういう才能も何となく感じ取ってファンになってるのかな、っていう気もしました。そう言う意味では私よりもファンの人の方が萌絵ちゃんの事をよく知っているのかも…。
 そうそう、ところでこのお芝居出演でお芝居の面白さを知った萌絵ちゃんは最近演技の勉強も始めたそうです。その事だけでもこのドラマに萌絵ちゃんが出演していただいたことの意味があったのではないかと思っています。
山内明日…
 とりあえず初イベント。「歌唄っていただけますか?」という交渉でしたが、蓋を開けてみればBOAの熱唱。しかもダンサー従えての本格ライブって感じで、もちろんこれは隠し玉的存在の明日ちゃんでした。これで中3なんだから凄いですよね。将来歌手志望って訳じゃないんでまさに隠し芸なんですが、初イベントであんなに頑張ってくれちゃうとは…って感じです。CMとドラマで活躍であの大人っぽさだから何か近寄りがたい雰囲気を感じてた人もいるかもしれませんが、イベント慣れしてないこともあって実は一番新鮮な感じがした人もいるかも…。あの雰囲気はさっさと東京進出した子では出せないような気もするのですが、みなさんはどう感じられましたか?
大蔵淳子…
イベント掛け持ちになってしまった淳子ちゃん。ちなみにSIDEA出番直前の舞台袖での私との会話
大蔵 「真ん中にいったらいいんですか?」
小波 「そう、真ん中でいいよ」
 大蔵ちゃんはいきなりMCの二人の後ろをすり抜けて舞台の真ん中へ…(爆)。
 もちろん私が「真ん中」と言ったのは杉野さんと大久保ちゃんの間という意味…。さすが大蔵ちゃんって感じでした。でも大蔵ちゃんが一番大変だったのはSIDEBでのエンディングしきり。なんせ全員の名前を覚えなきゃならないのが大変、ホントにご苦労様でした。歌も初めての経験だったけど曲間のMCもばっちりでいい雰囲気。全体的にグッドでした。マンスリーライブも楽しみですね。

スコール…
「bestfriend」っていう曲をミュージカルのエンディングみたいな使い方をするお芝居を作れないか?
これが今回のイベントを実現化するための一番の原動力になっています。今回のイベントで一番力が入ったところです。だからスコールには1番最初に出演交渉に行きました。
ところでファンのみなさん最初の「神さまお願い」はアレンジが変わったのをご存じですか?カラオケだけ聴いたときは「前の方が良かったかな」って思ったのですが歌が乗ると「こっちもいいな」、と思うようになりました。みなさんはどちらが好みでしょうか?
 ・堀井見緒…
 当日の早朝ダウンでどうなるかと冷や冷やモンでしたが、何とか復活。でも体調がベストの状態じゃなかったのがさぞかし悔しかったことでしょう。歌ももちろんだけどやっぱり見緒ちゃんはお芝居が大好きな人で今回のドラマも一生懸命稽古してましたからね。ドラマは経験はあるけど舞台は初めての見緒ちゃん。演出に声が小さいって言われてたけど、かなり出るようになってました。お芝居の経験とテクニックは持っている子なので経験のない他の二人に比べるともちろん安心感はあったのですが…。役柄のイメージもあってたし、ホントによくやってくれたと思います。
 ・辻内南季…
 お世辞ではなく南季ちゃんのヴォーカルはかなり好きです。テクニックだけではなくてちゃんと音圧が有るって感じの歌声は気持ちが伝わってくるから基本的に好きです。今回もエンディングの「晴れ時々晴れ」は南季ちゃんは大丈夫だろうって感じで楽しみにしてました。個人的にはもっと歌い上げる曲とかを入れて10曲くらいのライブをしてほしいのですが…。もちろん新曲も期待したいですね。
東久保薫…
 終わってから感極まって涙ぐんでた東久保ちゃんですが、それはそれなりに理由があるんです。実はようこ役は東久保ちゃんに決まる前に2回変わってるんです。事情があって出られなくなったんですが、その二人は全国ネットのドラマにも出たことのある経験者。稽古日もあまりないので、ようこ役、るりか役は経験者想定で台本が書かれています。萌絵ちゃんのやったみゆ役は萌絵ちゃん想定なので台詞も少ないのですが…(とは言っても結構ありましたけど…)。実は稽古1週間前にようこ役が白紙になってしまい、急遽オーディション。そこで選ばれたのが東久保ちゃんです。オーディションでは演技力と言うより声の雰囲気と表情の感じがようこ役に合ってるだろうということで選ばれました。でも芝居初めてであの役ですからプレッシャーは大変。稽古初日の前日は一睡もできなかったとか…。演出に厳しいことも言われながらも何とかようこ役をつかめるようになってきたのですが、またもハプニングが…。何と稽古最終日にインフルエンザにかかってしまい参加できず。最終稽古は当日の1部と2部の合間の時間になってしまいました。そんな苦労した上での成功ですからよほど嬉しかったんでしょう。もちろんこういう経験をさせてあげられたことだけでもこのイベントは成功だったと思っています。 

 もちろん今回もっとも苦労したのはSIDEBのミニドラマ。でもこれが一番やりたかったことでもあります。ただドラマに限らす今回のイベントはみんな何かにチャレンジしたという面があって、そういう部分を見てもらってまた新たに彼女たちのファンになってもらえれば嬉しいなと思っています。

 今回のイベントはもちろん完成形ではありません。まあ言ってみれば「こんな感じのイベントってどうよ?」っていう提案とも言えるものだったわけです。アンケートの中にもこちらが気になっていることを指摘していただいてるものもあり、次回開催できたときは改善したいという思いはありますが、はっきり言って今回の体制ではあれが精一杯だったというのが正直なところです。
 タレントさんも含めて多くの方に半ばボランティア的な協力をしていただいています。定着させようとするならば資金面も含めて考えなければならないことはかなりあります。
ミニドラマ出演の3人

関西において若手の女の子達に活躍の場を与えていくのはそう容易いことではありません。今回こういう形でやらせていただいて、多くの方に来ていただきましたことを本当に感謝しております。同じ規模の物を定期的に開催していくのは今の体勢ではなかなか難しいとは思いますが、今後もいろんな方の協力を得ながら関西を盛り上げていければと思っています。
 もし、こういうイベントに興味を持っていただける方などおられましたらメールなどいただけたら幸いです。

来ていただいたみなさん。本当にありがとうございました。