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握手会直前、なぜか腕相撲大会が… |
2月11日、公演まで2週間となったこの日、日本橋にある「ライブカフェ1番星」で記者発表と発売記念イベントが行われました。21名の女性キャストと演出の伊藤えん魔さんが記者の方やファンの方の前に一堂に会する本番前唯一の機会となりました。
まずは16時からは記者発表が行われました。
スポーツ新聞の取材の方も来られ、多くの記者の方がお越しになりました。制作から今回の公演の概要説明があった後、各キャストが登場。一人ずつ一言挨拶をしたのち、最後に演出の伊藤えん魔さんも登場されました。ただ残念ながら今回登場予定だったおぎのかなちゃんは急病ということで欠席となってしまいました。
質疑応答のあと集合写真撮影が行われ記者発表は30分強で終了。スポーツ新聞の方達はそのあと今回ゲストとして出演されるもとNMB48の松田栞さんに個別インタビューをされていました。その模様はいくつかのメディアに掲載されたのでご覧になった方もおられるかもしれません。
それでは、主に当サイトで行った当日の質疑応答の内容をお送りします。
(演出の伊藤えん魔さんへ)
−−今回は東京(のアイドル達)で何度か上演された演目の大阪版ということですが、どんな芝居になりそうでしょうか?
(えん魔) 作品自身は女子高校の屋上での一幕物になりまして、世界観的にはゾンビに囲まれて希望も生きる術も持たない彼女たちが、どのようなエンディングを迎えるのかという、この物語の根幹は変わりません。ただこのカンパニーが始まった時に僕が彼女たちに最初に問うたのは、「今まで2度上演された演目なので、どうしても過去の物と比べられてしまうと思います。みなさんは勝ちたいですか?」ということだったのですが、彼女たちは「勝ちたいです」と言ってくれました。僕はその意気込みを買いまして、「それに応えなければ演出家ではない」と思っていまして…。もちろん僕も名前が出るわけですから、「えん魔流の演出の世界だったね」と言われるところがないと…。前作を踏襲した作品にする気はありませんので、今は彼女たちの下地(人間力)の底上げをしながら、この公演が終わった時点で、「3作の『アリスインデッドリースクール』の中で、今回の公演が一番よかったね」と言われるようにする事が使命だと感じています。
−−全く芝居の経験がない方もおられるので、かなり苦労されることも多いかと思いますが、稽古場で一番大事にされている、力を入れられていることは何でしょうか?
(えん魔) 僕のこの怖い顔です(笑)。 昔から私は悪役をやってきてまして、喜怒哀楽の「怒」の部分を得意とする役者なんですけど、「喜」や「楽」や「哀」の部分は苦手なんですね。でも彼女たちにはむしろ「喜」や「楽」、「哀」を演じてほしいので、僕の得意なことを彼女たちに伝える事ができないのがもどかしいですね。
あと稽古場では淡々と演出を進めるわけなんですが、この黒い大男が可憐な彼女たちに(低い声で)「そこ違うよ」とか毎日言ってる訳です。彼女達もこれが穏和な演出家だったらさらっと「ごめんなさい」となるのでしょうが、私が「違うよ、それ」と言ったら彼女たちはビクッとするんで、そこの温度を下げるのが難しいですね。だから彼女たちには必要以上にプレッシャーがあると思います。
でも「これは副作用としてはいいことなんだよ」と彼女たちには話しています。どういうことかというと、多分お客さんは柔らかくも暖かいファンの方が来られると思うんですが、もともとエンターテイメントというもののお客さんは厳しいもんですから、無言で「ほんとに自分たちを楽しませてくれるんだろうね」という疑問を投げかけてこられるのです。そういうお客さんを喜ばせるためには「まず僕みたいなムスッとした怖いオジサンを喜ばせることができる演技をしないととてもじゃないがお客さんには伝わらないよ」ということを話しています。
−−今回のお客さんにはおそらく二通りの方がいて、一つは出演者の(特にライブの)ファンの方、そしてもう一つはファンというわけではなく今回のお芝居に興味を持っていただいた方、このそれぞれのタイプのお客さんに対して「ここを見てほしい」というのが有れば教えていただきたいのですが…
(えん魔) そこは一つのポイントになります。今回は舞台初めてという方が多いです。そこでできるエンターテイメントというのは、今回の物語に対して紋切り型のステレオタイプの僕の演出をつけてもお客さんには伝わらないと思っています。でも彼女たちがこの一ヶ月、人間的に「私こんなに頑張ったことはない、私こんなに一生懸命やってる」っていう自分との対話をふくめた上で舞台に望んだ時に、お客様は必ず「この物語、演劇として面白いんだけども、何か訳のわかんないグッと来るものがある」と感じてくれるはずです。これは演劇のマジックだと思うのですが、このマジックを出すのはベテランになればなるほど難しくなります。経験がない子の緊張ほど純粋にその(マジックを出す)パワーが高いので、確かに技術的にはつたない面もあるものの、この一ヶ月で彼女たちが「成長したな」という部分を垣間見えるようにすることができれば、はじめて彼女たちの演劇を見るファンの方にも、僕の抱えている演劇ファンの方にも納得してもらえるのではないかと思います。「この世代の子達をこのクオリティーにすることができるのか!」という部分を見せられれば、そして物語の演出の部分と彼女達の成長物語を見せられれば、勝てるんじゃないかと思っています。
実際今、毎日どこ向いてもわかんない事だらけのはずの彼女達が必死に食らいついてくるのを見るにつけ、「これは十分勝ち目はあるな」と思っているので…。玄人目で見る人だろうが、ファンの目でみる人だろうが、頑張っている人達の姿を見ることに感化されない人はいないと思います。上演3回目となるこの作品が「今回が一番頑張ったチームだったね」と言われるようにできれば、いい作品になるのではないかと思っています。
(キャストの皆さんへ)
稽古で一番苦労しているところ、ここを見てほしいというところを教えてください
(黒原優梨) 私の役は科学部の役なんですけど、冷静でクールで、周りにいる友達とかに興味がないような役で、普段結構おしゃべりで明るいタイプの私とは全然違うので、そこが最初ちょっと戸惑ったのですが、今は黒原なりの氷鏡を作れてきたので段々楽しくなってきました。
(八木沙季) 私は生徒会長の役なんですけど、私、人をまとめたりするのは凄く苦手で、稽古の時にも「威厳がない」って言われて…。でもテレビでいろんな生徒会長を見て今は「自分なりの生徒会長になれたらいいな」と思っているので、観に来てくださる方には是非普段とのギャップに注目してもらえたらな、と思います。
(宮崎梨緒) 私の役も私とはちょっと違った感じで、漫才コンビのツッコミ役なんですけれども、普段はどちらかというと二人とも(入矢麻衣ちゃんと)逆だねと言っています。突っ込み方もいろんな漫才の方を見て勉強してるんですけれども、優のことがノブは大好きなので、そんな愛のある突っ込みが伝わるような演技をしたいと思っています。是非そこを見てほしいです。
(入矢麻衣) 今回ダブル主演と言うことなんですが、初めてのキャストの方が多いので(経験者の私としては)「引っ張っていかなければならない」とか「まとめなければならない」というプレッシャーや責任感も感じていて、先輩の梅田悠さんとかにも助けていただきながらそういうことにも悩みながら稽古をしています。優の役は明るいんですけど、根にはいろんな事を考えている子なので…。あとお笑いコンビなので漫才のシーンが多くて台詞を覚えるのも大変だったんですけど、漫才のシーンで緊迫した空気とかを緩められるような存在になれたらいいなと思っています。
(深田聖奈) 水貴は長台詞があって、かまないでうまく言えるのかが心配です。舞台は初めてに近いので皆さんの足を引っ張らないように頑張らないと、と思っています。あと水貴の役は氷鏡とはまたちがう意味で周りから浮いてる感じがあるので、どれだけ嫌われるような雰囲気を出せるのかを頑張りたいと思います。
(福井柑奈) 橙沼霧子の役は結構テンションが高めの役で、先輩に「…ですねえ」って丁稚風にしゃべったりするんですけど、実は普段の私も同じような性格なんですよ。なので、普段の私と一緒にならないように違いを見つけて演技をする事に苦労しています。あと映画研究部なのでビデオカメラをずっと回しているんですけど、最初はカメラが重すぎて肩がつることがあったんですが、本番までには慣れると思うので大丈夫です(笑)。稽古はなかなか楽しいとは言えない厳しい部分もあるんですが最後の日にはみんなで涙流せるように頑張りたいと思います。
(梅田悠) 特に苦労するというよりは何ごとも楽しみながらチャレンジしていきたいなと思っています。私は稽古にはみんなより遅れて参加してまだ一週間も経ってないんですけど、私たちにえん魔さん怖いんですよ。みんなもえん魔さんに「俺怖いか?」って訊かれて「怖いです!」って言っちゃうくらいなんですけど、そんなえん魔さんからの愛もみんな純粋に受け取って楽しんで芝居ができるように、みんなが舞台の上で生き生きと芝居ができればいいなと思っています。
(松田栞) 今回はゲスト出演なんですけど、お芝居も初めてで…。私は普段は「ふわふわ」っとしていると言われることが多いんですが今回の役は結構キリッとした感じの年上キャラなので、もっと練習して本番ではキリッと感を出せるように頑張りたいと思います。
(主役の二人に)
−−漫才のシーンという話がありましたが、今回漫才のシーンを演じるにあたって、特にだれかの漫才をみて勉強されたりということはあったのでしょうか?
(宮崎)優がまっすぐに突き進むタイプで、優を突っ込むノブの役も優の事が大好きで突っ込んでる感じなので、実はオードリーさんとかを見て勉強させていただきました
(入矢)誰を参考にしようかという話から始まって…、稽古の時間も短いので二人で話せる時間もあんまり無いのでLINEとかで「どうしよう?」とか言いながらいろんな候補があったんですけど、優のキャラとノブのキャラで「オードリーさんかな」という事になりまして…。マイペースに優がぼけて、それにノブが突っ込んでくれるという…。それで二人でオードリーさんを参考にしようと決めました。
記者会見の後は18時からチケット発売記念の握手会が行われました。当日チケット1枚お買い上げごとに当日出席のキャスト全員と握手できるという結構おいしいイベントです。18時から20時までのいつ来てもよいというイベントなので、例えば当日日本橋の別場所で行われているライブに行かれている方が、お目当ての出演者の出番ではない時間帯に抜けて来ていただくこともできるようになっていました。
スタートともに多くのお客さんがお越しになり、中には東京からわざわざ来られた方も…。システム上2枚購入された方は2周することができるので、2周も3周もする方もおられました。ただ思ったほど一人一人とゆっくり話される方が少なかったため、思ったほどの時間はかからず、ゆっくりお話しされたいファンの方は思う存分お話しすることができたようです。もちろん公演終了後の物販の時間というのはあるのですがこれほど多くの出演者とゆっくりお話しできる機会はそうそう無いと思いますのでかなりお得なイベントであったように思います。
さてチケットの方ですが日曜日はすでに完売。土曜日もほとんど無くなっているようです。平日はまだ大丈夫と聞いています。特に金曜日の昼の部はさすがにお仕事の方が多いのだと思いますがまだ余裕があるようです。
このタイプのお芝居は複数回観た方が絶対に楽しめます。ライブと違って次はありません。アリスインプロジェクトの次回大阪公演があったとしても、この座組で同じ演目をやることは絶対にないわけです。えん魔さんのお話にもありましたように、一ヶ月頑張った彼女たちの集大成の時間となります。そして出演者にとって一期一会の大切な想い出にもなります。ファンの方も是非そんな宝石のような時間を出演者とともに一回でも多く一緒に過ごしていただければと思います。
また特定の出演者のファンの方でなくても、一生懸命に演じる将来のスター達の勇姿を是非まぶたに焼き付けに来ていただきたいと思います。そしてこういう若い女の子達が活躍できるコンテンツが関西で定着していけるように是非ご協力よろしくお願いします。
公演は大阪市立芸術創造館にて、2015年2月25日〜3月1日の全8公演
詳細情報はこちらとなります
役名 | よみがな | ステージ数 | 役者名 |
百村信子 | ももむらのぶこ | シングル | 宮崎梨緒 |
墨尾優 | すみおゆう | シングル | 入矢麻衣 |
青池和磨 | あおいけかずま | シングル | 八木沙季 |
辻井水貴 | つじいみずき | シングル | 深田聖奈 |
界原依鳴 | かいはらいなり | シングル | おぎのかな |
氷鏡庵 | ひかみいおり | シングル | 黒原優梨 |
橙沼霧子 | だいぬまきりこ | シングル | 福井柑奈 |
堂本千十合 | どうもとちずえ | シングル | 吉仲葵 |
緑浜党欄 | みどりはまとら | シングル | 池田胡桃 |
柏村香 | かしむらかおり | シングル | 小松みなみ |
高森朝代 | たかもりあさよ | シングル | 田守悠花 |
紅島弓矢 | べにしまゆみや | シングル | 梅田悠 |
村崎靜香 | むらさきしずか | シングル | 大上陽奈子 |
宍戸舞 | ししどまい | 光組 | 吉田亜未 |
風組 | 山本愛莉 | ||
黄市恵美 | きいちめぐみ | 光組 | 笠松実夕 |
風組 | 古妻朋瑛 | ||
巣宮春菜 | すのみやはるな | 光組 | 池内美有 |
風組 | 河村杏樺 | ||
猪狩薫 | いかりかおる | 光組 | 中野陽日 |
風組 | 谷口莉音穏 | ||
志倉夏樹 | しくらなつき | 光組 | 矢野愛 |
風組 | MAO | ||
竹内珠子 | たけうちたまこ | 25日26日 | 山本太陽 |
27日 | 高橋明日香 | ||
28日1日 | 松田栞 |
日程 | 2/25(水) | 2/26(木) | 2/27(金) | 2/28(土) | 3/1(日) |
昼 | 14:00(光) | 13:00(風) | 12:00(光) | ||
夜 | 19:00(光) | 19:00(風) | 19:00(風) | 18:00(光) | 17:00(風) |