2015年3月6日作成

「アリスインデッドリースクール オルタナティブ・OSAKA」
レポート #4

 
 光組ゲネプロ後の集合写真   風組ゲネプロ後の集合写真 

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平日夜の回は中学生が物販不参加のため
皆様にご挨拶 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 「アリスインデッドリースクール オルタナティブOSAKA」は大好評の内に3月1日無事千秋楽を迎えることができました。当サイトでは基本的にはこのイベントを盛り上げるべく、顔合わせの時からカンパニーに密着し、取材などをさせていただきました。
 取材ページの最後の2回は公演の模様などを中心にお伝えさせていただくことにします。公演日以降特に独占インタビューなどはしておりませんので、主にゲネプロで撮影させていただいた舞台写真を中心に見ていただければと思います。公演を何度も見に来られた方はあのときの感動をもう一度、見に来られなかった方にも少しでも舞台の雰囲気が伝わればと思います。


 25日、26日は各組昼に公開ゲネプロ、夜に初日というパターンで公演が行われました。25日は全体の初日ということもあり客席はほぼ満席となりました。
 ゲネプロの方にも当ホームページと縁の深い北川昌弘氏が東京からわざわざかけつけるなど、プレスの方、業界関係の方、そして今回は参加されなかった在阪事務所のマネージャーさんやタレントなどもかけつけ、この公演を見入っておられました。

 アイドル総出演の舞台ということで、どのようなお芝居だと想像してこられたのかわからないのですが、「号泣した」(溝邉未来 談)、「こんな怖い話だとは思わなかった」(國嶋綾香 談)、などこれほどドラマチックなストーリーだとは思わなかった方が多かったのかもしれません。

 ストーリーが平凡な日常から一変して非日常になってからのドラマチックな展開が大半を占めること、決してハッピーエンドとは言えない終わり方をすることなどから、「アイドルちゃんたちが出演する演劇」というイメージとはかなり違った物であったのかもしれません。
 ただ、ストーリーの面白さはもちろん、笑いあり涙あり、それぞれのシーンの中に出演者みんなが輝けるような工夫が施されており、役の大小こそあれ、誰のファンの方が見ても「みどころ」があるというまさにアイドルために練られた脚本であったと思います。

 主役の宮崎さん、入矢さんの頑張り具合は公演を見た人なら誰しも想像がつくと思いますが、それ以外の方も大半がお芝居未経験という中、これほど感動的な舞台を作り上げてくれるとは思わなかった方も多かったのではないでしょうか?更にはゲスト出演の3名の方も稽古時間が少ない中、三者三用の竹内珠子を魅せていただきました。
 また、経験者の方はみなさんをひっぱっていっておられました。特に梅田悠さんは多くの若手女優の心の支えにもなっておられたようで、まさにこのカンパニーの重鎮として活躍されていました。


 各回の公演終了後は大物販大会が行われます。一般の小劇場カンパニーでもそうですが、お芝居という物は手間と時間とお金がかかるため、物販の収益はある意味幕を開けるための命綱となります。今回の大阪公演でも写真やプログラム、台本やTシャツといったグッズが並びました。これらのグッズを2000円分買うとイベント参加券が1枚もらえ、1枚ごとに好きな出演者1名にサインをもらえるという仕組みになっています。
 写真の種類はかなりたくさんあるため、何枚もの参加券を手に持ち何度もサイン会に参加される方も大勢いました。また、この日初めて見た出演者にサインを求めて行かれる方もたくさんいたように思います。
 
 主役の宮崎さん、入矢さんに加え八木さん、黒原さん、おぎのさん、福井さんも初日からファンの方が行列を作ってサインを求められていましたが、梅田さんとゲスト出演者の方へのサインの列は特にすごく、大体どの公演でも最後まで残っておられました。
 
 尚、平日19時の回の物販は21時を越えるということで、中学生の参加は無しとなりました。


 ところで「アリスインプロジェクト」さんのお芝居は基本SFファンタジーなのですが、根本で全て世界観がつながっているという裏設定があるそうです。
 今回も氷鏡庵の台詞でタイムループが起こっているという下りがあったと思いますが、これは前回公演を見た人ならよくわかるのだそうです。

 それと、27日に出演の高橋明日香さん演じる竹内珠子役に限っては、過去2度のこの公演で彼女が演じてきた役の記憶を持っているという設定になっているなど、いろんな仕掛けがちりばめられていました。このあたりの世界観も知っておかれると、次回以降の「アリスインプロジェクト」の演劇を見る機会があれば、新たな楽しみ方になるのではないかと思います

 そして、何回も見た方はお気づきかと思いますが、途中で演出や台詞が変わったり増えたりしているところが何ヶ所かあります。出演者はその変更にもきっちり対応しており、その部分からも彼女達の成長の跡が伺えます。

 演出の伊藤えん魔さんが記者会見の時におっしゃっていた「この世代の子をこのクオリティーにできるのか!」という部分を見せること、彼女達の成長部分を見せること、十分に感じ取ることができる舞台でした。

 


 さて、「アリスインデッドリースクール オルタナティブ OSAKA」のレポも次回が最終回となります。
「アリスロス?」のみなさま、各出演者のブログとともにそちらの方も見ていただけると癒されるかと思います。是非お楽しみに。

 役名  よみがな ステージ数  役者名 
百村信子 ももむらのぶこ シングル 宮崎梨緒
墨尾優 すみおゆう シングル  入矢麻衣
青池和磨 あおいけかずま  シングル 八木沙季 
辻井水貴  つじいみずき  シングル  深田聖奈 
界原依鳴 かいはらいなり  シングル  おぎのかな 
氷鏡庵 ひかみいおり  シングル 黒原優梨 
橙沼霧子 だいぬまきりこ  シングル  福井柑奈 
堂本千十合 どうもとちずえ  シングル  吉仲葵 
緑浜党欄 みどりはまとら  シングル  池田胡桃
柏村香 かしむらかおり  シングル  小松みなみ 
高森朝代 たかもりあさよ  シングル   田守悠花 
紅島弓矢 べにしまゆみや  シングル  梅田悠
村崎靜香  むらさきしずか   シングル 大上陽奈子 
宍戸舞  ししどまい   光組  吉田亜未 
風組  山本愛莉 
黄市恵美  きいちめぐみ   光組 笠松実夕 
風組  古妻朋瑛 
巣宮春菜  すのみやはるな   光組 池内美有 
風組  河村杏樺 
猪狩薫  いかりかおる   光組  中野陽日 
風組  谷口莉音穏 
志倉夏樹  しくらなつき   光組  矢野愛 
風組  MAO 
竹内珠子  たけうちたまこ   25日26日  山本太陽 
27日  高橋明日香 
28日1日  松田栞 
日程  2/25(水)  2/26(木)  2/27(金)  2/28(土)  3/1(日) 
昼      14:00(光)  13:00(風)  12:00(光) 
夜  19:00(光)  19:00(風)  19:00(風)  18:00(光)  17:00(風)