2015年11月15日作成

「魔銃ドナーKIX」
レポート #2

11月7日に「魔銃ドナーKIX 記者発表&チケット発売記念イベント」
に集まった出演者の皆様と脚本・演出の細川さん、殺陣指導の小川大悟さん

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 「アリスインプロジェクト」大阪、和歌山公演「魔銃ドナーKIX」の第2回レポートをお送りします。
 11月7日に記者発表と、チケット発売イベントが行われました。見ての通りキャスト全員とは行かないまでも、今回のイベントには非常に多くのキャストが集まりました。記者発表の方は、各キャスト全員の紹介、一言コメント、写真撮影が行われた後、作・細川さん、殺陣指導の小川さんからもご挨拶があり、更に記者からの質問という形になりましたが、今回は当サイトが中心となり、キャストや作・演出の細川さんにお話を伺いました。
 記者発表に続いて行われたチケット発売記念イベントでは非常に多くのお客様が来られました。2月公演の時と同じく、この日にチケットを買っていただいたお客さんはイベント出演者全員と握手ができるというファンの方にとっては非常においしいイベントなのですが、2時間中お客さんの列が途切れることは無く、大変盛況な握手会となりました。
 全員との握手会というのはこのチケット発売イベントでのみ行われる事なので、お客さん側だけでなく出演者側も普段のファンの方とは違うお客さんと向き合い、顔を見てもらって覚えてもらえるチャンスとなります。また、お客さんにお芝居を観る前に多くのキャストさんと直接ふれあってもらえる事で、よりこのお芝居に愛着を持っていただけるというメリットもあります。
 そしてこの日は出演が決定したばかりの最後のゲスト、金城真央さんも参加できることになり、お客さんにそれをご報告することもできました。
 記者発表にチケット発売イベント、あっという間の一日でした。
 それでは記者発表時のインタビューをお送りします。 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲスト&変則出演の皆様 
 
 風組ダブルキャストの皆様
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シングルキャストの皆様 
 
光組ダブルキャストの皆様 
 
 
 
 

(作・演出の細川さんへ)

−−今回の脚本は結構複雑な部分もあると思うので、少し世界観などをご説明いただけますか?


(細川)設定は現代の日本なんですが、この作品の世界にはバイツという人間そっくりの吸血鬼が数万年前からいるという設定になっています。そのバイツにとって毒にある血液型があり、たまに女性にだけその血液型になる人が出てくる。その血液型を持つ少女達が自分の血液を魔銃という武器に込めて、吸血鬼達をハントする。という関係があります。
 ただ、その吸血鬼とハントする側の二つの勢力の戦いだけなら簡単なんですけど、それぞれの人達の主義主張とか自分の理想とか目的だとかがいろいろあるため、その二つの勢力が4つや5つに分裂したり、と話がややこしくなっていきます。
 気を遣ったのは、善と悪にならないようにしたことです。悪党がいるわけではなく、自分の与えられた仕事を全うするんだ、という人達や、自分の夢や理想を実現するのに邁進している人達しかいないんだけど、争いが起こってしまうというところを描こうとしています。

−−今年6月には東京公演も行われて、その時は演出は別の方だったそうですが、今回演出もご自分でされる事になり、特にこういうところを見てほしいというのはありますか?

(細川)自分で書いた作品なんで、細かい感情のやりとりや台詞の意味合いとかをより丁寧に描けたらな、と思います。

−−今回「アリスインプロジェクト」さんの演出は2回目ということで、全く演技経験のない方も含めて演出しないといけないわけですが、特に今回苦労されていることはなんですか?

(細川)人がなかなか揃わなくて困っている部分はありますけど…(笑)、商業演劇ではよくあることなんで、それはそこも含めて何とかしなきゃとは思っています。ただみんな意識が高く一生懸命やっていただいていますので、ありがたいなと思っています。

−−出演者はアイドルの方が多いので、ライブしか見たことがないファンのお客さんもおられると思うのですが、そういう方に対してこういうところを見てほしいというのがありましたら…


(細川)僕は演劇とかライブには決定的な共通点があると思っていて、それは脚本とか演出とかというよりは、(最終的には)そこに立ってる人一人一人の良さが見える、というのが一番すばらしい形だと思っていますので、歌ったり踊ったりではないところで、キャストの皆さんが輝いてくれればと思っているし、是非そこを楽しみにしてくれればと思います。

−−ファンの方がたくさん来られて、何回も見られる方も多いと思うので、よかったら複数回見られる方にちょっとマニアックな楽しみ方を教えていただければと思うのですが…

(細川)私の場合、普段の作品では男性キャストが多いので、ハリウッド映画的な脚本を書くことが多いのですが、アリスインプロジェクトの作品を書く場合は、アニメーション的な話を書いてます。特に僕はガンダムの富野由悠季監督とが好きなので、だいぶん影響を受けていると思います。いろんな勢力が入り乱れて戦っていたり、いろんな思惑が重なっていたりというところは、ガンダムとか好きな人には結構思うところがあるのではないかと思いますので、そういうところにも注目していただければと思います。

−−ガンダムファンは必見と言うことですね

(細川)必見ですね(笑)


(キャストの方へ)

−−一番見てほしいところ、今一番苦労しているところを教えてください

(前田みさき)みんな殺陣とか頑張ってるんで、稽古場でも迫力がすごいで、もっとブラッシュアップしていったら絶対かっこよくなるはずなので、そこを注目してほしいです。個人的には、役が人間じゃないんでいろいろ血迷ってるんですけど、本番までには固めるんで是非楽しみにしていただきたいと思います。

(MISAKI)殺陣のシーンはもちろん見てほしいんですけど、その他にもシリアスなシーンとか、さっきまで面白いことやってたのに急にシリアスになったりするので、その切り替えも面白いと思うし、今回風組と光組に分かれているので、組によってカラーも全然違うと思うので是非複数回に来てほしいと思います。

(竹下絵莉)複数回みる人も多いと思うんですけど、私的にはキャストの皆さんの特徴を掴んでものまねができるようになってほしいと思います(笑)。稽古場では田口彩花さん演じる雪村りおのものまねが大流行しています(笑)

(福井柑奈)殺陣ももちろんなんですけど、銃を持ってる組は決めポーズや決め台詞があるんですよ。プリキュアみたいな感じで…。最初は恥ずかしかったんですけど、役に慣れるにつれてかっこよくやらなきゃと思うようになってきて…。なのでそこを個人的には注目していただければと思います。

(黒原優梨)アイドルの皆さんがたくさん出るんでオープニングでみんなでダンスを踊るんですけど、迫力があって、フォーメーションも入れ替わり入れ替わりになっているので是非注目してほしいです。あとセットの作り方で(セットチェンジがないのに)時には病院であったり、時には学校とか、演じるシーンによってステージの見え方とかが全然違ってくるので、物語が進むにつれての流れとかも是非注目してほしいと思います。

(笠松実夕)苦労しているところは、お姉ちゃんのMISAKAIちゃんと抱きつくシーンがあるんですが、その後の放すシーンでおなか押さえたら「こしょばい」って言ってずっと笑うんですよ。なのでいつもそこで稽古が中断します(笑)

(細川)そういうの僕に言うてな…。初耳…(笑)

(笠松実夕)だから腰を押さえてやることになりました(笑)

(古妻朋瑛)ドナーのみんなが魔銃を持ってるんですけど、今練習してる銃が音鳴るんですよ。それで無差別にばんばん打って遊んでるのが楽しいです

(一同爆笑)

(池田胡桃)見てほしいところはアクションシーンなんですけど、それぞれ持ってる武器も違うし、銃持ってたり刀持ってたり…。そういう違う武器同士で戦ったりするのもすごいかっこいいから見てほしいなって思います。


−−最後にお客様にアピールをお願いします 

(MISAKI)今回「魔銃ドナーKIX」は東京公演があっての大阪公演(和歌山公演)ということなんで、大阪らしい(和歌山らしい)公演ができたらと思っています。キャスト一同ほんとに気合い入れて毎日稽古頑張っているので是非皆さん、観に来てください

(前田みさき)稽古が始まって今まで頑張ってきてるんですけど、こんなにみんなと仲良くなれると思ってなくて…。あと本番までちょっとの時間と和歌山公演までの時間があるので、みんなで切磋琢磨して本番に向けて頑張っていこうと思いますので、皆さん是非楽しみにしていただけたらと思います。
 頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

(細川)みんな、人前で何かパフォーマンスをして生きていくんだという道を選んだ女の子達と「魔銃ドナー」の中の登場人物の「必死で自分の人生を全うするんだ」という姿がリンクして化学反応してパワフルな舞台になったらいいな、と思ってますので、皆様本番を是非楽しみにしていてください。よろしくお願いします。

−−ありがとうございました


 敢えてカットしましたが、インタビュー中のトーク展開も結構脱線するなど、キャストの和気あいあいさが非常に伝わってくる終始和やかムードの記者発表となりました。
 細川さんの話にもあったように、まだまだ全員が集まっての稽古ができていない状態で、そういう意味ではここからが勝負という感じです。でも必ずすてきな芝居に仕上げてくれるはずです。
 そして今回は間違いなく複数回見るのが面白い公演だと思います。少し複雑な世界観を複数回見て理解するのも楽しいし、何と言ってもキャストの組み合わせパターンが大変多い。全く同じキャストの公演があるのかどうかも怪しいくらいです。組み合わせが違うと芝居も違う色になります。是非一回だけではなく複数回、大阪公演を見てよかったら和歌山にも足を運んでみてください。
 
 1ヶ月という短い時間とは言え、キャスト達が一生懸命頑張って育ててきた魔銃ドナーの登場人物達を、一日でも多くキャスト達と時間を共有することで心の中に刻み込んでいただければと思います。

 役名 属性など ステージ数  役者名 
御船彼岸子 バイツ シングル 前田みさき
浅倉神酒 ドナー シングル  Misaki
吾妻レイカ ドナー  シングル 福井柑奈 
ハイネ・アドラー  バイツ  シングル  松尾琴菜 
坂上桜子 女優  シングル  小寺真理 
浅倉玉串 神酒の妹  シングル  笠松実夕
坂上向日葵 桜子の姉 シングル 新井ゆうこ 
雪村りお ドナー  シングル  田口彩花 
秋津ゆらら ドナー  シングル  池田胡桃 
遠野ゆうき バイツ  シングル  竹下絵莉
エリー バイツ  シングル  木村玲子 
コートニー  エージェント  変則出演※1  黒原優梨 
冨田亜紗子 
イリア  バイツ   変則出演※2 山縣ともか 
川上星羅 
セイラ  バイツ   日替わりゲスト
※3
児島真理菜 
八木沙季 
バトラエル  バイツ   日替わりゲスト
※4 
三ノ宮ちか 
金城真央
香住更紗  異端審問課   光組 和田明日香 
風組  山口瑞姫 
深瀬やよい ドナー 光組  中野陽日 
風組  松下りおん 
君島えり  ドナー   光組  古妻朋瑛 
風組  溝邉未来 
ミュート  エージェント   光組  佐藤玲奈
風組  マイア
ラムエル/
バイツA
バイツ    光組  星あやめ 
風組  城戸さくら 
ヘメラ/
バイツB
  
バイツ   光組  藤田さくら 
風組  岬優里 
アイテイル/
バイツC
ドナー  光組  藤井愛美 
風組  安井京香 

大阪日程  11/18(水) 11/19(木) 11/20(金) 11/21(土) 11/22(日)
昼      14:00(光)  13:00(風)  12:00(光) 
夜  19:00(光)  19:00(風)  19:00(風)  18:00(光)  17:00(風) 
和歌山日程  11/28(土)  11/29(日) 
昼  12:00(光)  12:00(風) 
夜  18:00(風)  17:00(光) 

※1 黒原優梨   18日 20日 21日13:00 22日17:00 28日 29日
   冨田亜紗子  19日 21日18:00 22日12:00

※2 山縣ともか 18日 19日 20日 28日 29日
   川上星羅  21日 22日


※3 児島真理奈 18日 21日 28日18:00 29日
   八木沙季  19日 20日 22日 28日12:00

※4 三ノ宮ちか 18日 19日 20日
   金城真央  21日 22日 28日 29日 

大阪公演  11月18日(水)〜22日(日)インディペンデントシアター2nd
和歌山公演 11月28日(土)〜29日(日)和歌山マリーナシティ ポルトヨーロッパ内 Fun×Fam劇場

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