7月15日の記者発表会に集まったキャストの皆様と演出の扇田賢さん |
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シングルキャストの皆様 |
ダブルキャスト 風組のみなさん |
横野すみれさん |
一ノ瀬あかりさん |
伊藤綾美さん |
ゲストの山岸奈津美さん |
ダブルキャスト 光組のみなさん |
肥川彩愛さん |
星加莉佐さん |
堀内玲さん |
中村舞さん |
−−(演出の扇田さんに)今回「アリスインプロジェクト」の大阪公演4回目にして初めての再演(厳密には少し違いはありますが…)、を扇田さんが出身地である大阪ではじめて演出される事になるわけですが、そういうことも踏まえて見所を教えてもらえますか?
(扇田) 私は「アリスインデッドリースクール」という台本が、特にあまり舞台経験のない女の子たちがやるにはすごくいい演目だと思っていて、東京では何回もこの演目はやっているんですけど、ここまで彼女たちと一緒にやってみて、4〜5年くらい前の東京の感じに近いな、という印象です。つまり、まだ大阪では若い女のたちがそんなに頻繁に舞台に出ている環境ではないんだと思います。東京ではアリスインプロジェクトさんを始め、たくさんのガールズ演劇があるんですけど、そういったところが、言うところの「小劇場」というジャンルの活性化に非常に力を貸してくれているという実情がありまして、大阪でもそうなればいいなと思っています。
デッドリースクールというのは非常につらくて大変な作品なんですが、それを通じてキャストも見に来てくれるお客さんもみんなが、「演劇っておもしろいな」って思ってもらえるような作品になったらなと思ってまして、とりあえず今心がけているのは「怒らない」ということです(笑)。
私は大阪にいた頃はただのサラリーマンだったので、せっかく故郷に帰ってきたので、いい「おみやげ」を残せて帰れればと思っています。
−−今、「この作品が今回のような舞台経験の少ない女の子たちが演じるのにいい演目」とおっしゃいましたが、特にどういう部分においてそのように感じられますか?
(扇田) 身近な環境の中にSFの要素が入っているので、自分たちの感情表現をわかりやすく演じやすいというのがあると思います。あと女の子にした出せない切なさが詰まっている作品だと思うので、そういう意味でもガールズ演劇の導入としてふさわしい作品だと思います。
−−今まで何度もこの作品を演出されているとの事ですが、ここまで稽古をされてきて、大阪のキャストの特徴とか、今回特に苦労されていることとか、ありますか?
(扇田) 特に東京とか大阪とかの特徴は感じませんが、やはり演技経験が浅い子をどのようにこの世界に入り込んでもらえるようにするのかが課題だと思います。実は昨日の稽古ではじめて通してやってみたんですが、そこで初めてみんながこの作品の世界に入るという事を実感したように感じました。面白かったのが、出てる子達がボロボロ泣いてたんですが、見てる子達もボロボロ泣いてたんで…。ようやくみなさん、演劇という物がどういうものか少しわかってきたのかな、という印象でした。みんなの顔つきが変わってきたこれからが楽しみです。
それと一つ言えるのは、演技経験が少ない子が多い分、感情がすごくストレートに伝わってくるという印象があって、うまくはまればもしかすると今まで私が関わってきた中で一番泣けるデッドリーになるかもしれない、という期待感はあります。
−−今回、はじめて演技に挑戦されるアイドルの方もいるということで、そういう方のファンに対してアピールなどあればと思いますが…
(扇田) おそらくそういったファンの方は普段アイドルとしてステージに立つ彼女たちしか見た事がないと思います。そういった彼女たちの普段見られない表情とか、必死さだとか、むき出しの感情といったものが舞台にはたくさん転がってると思うので、自分の推してる子達がどこまで普段と変わった事をするのかを期待していただければと思います。
−−いつも質問させていただいていますが、複数回見られるファンの方に対して、またこの作品は作品自体のファンの方もおられますので、そういった方へのちょっとマニアックな見方のお薦め情報などあれば…
(扇田) 作品としての違いという意味では、漫才のネタの部分などは違ってくるんですが、個人的な注目ポイントとしては劇中のダンスシーンでして…。今までにない感じのエモーショナルな感じのダンスになっていて、「コレたぶん一回見た事のある人はここでメッチャ泣けるんじゃないか」と思うものがすごく散りばめられているので、是非注目してほしいです。おそらくリピーターの人も毎回泣くポイントとかも変わってくる作品になると思います。毎公演ごとに楽しめる作品になると思います。
−−(出演者の方に)自分の役がどんな役かと、特に見てほしいところを教えてください
(肥川) 墨尾優は漫才のボケ担当のキャラなんですけど、私は普段はどっちかというとつっこむ方が多いので…。今回はボケる方なんで、ちょっとタイミングをつかむのが難しく…。すーちゃん(横野すみれちゃん)も、ホワンとしたキャラで、つっこみという感じではないので、二人でずっと漫才の練習をしています。なので他の演技ももちろん見てほしいんですけど特に漫才には注目していただきたいです。
あと私自身、舞台が初出演なので、まだまだ何もわかってないんですけど、今回このメンバーでできてできてすごく良かったなと思っています。
(横野) 私は前回のアリスインさんの「クォンタムドールズ」が初舞台で今回で2回目なんですけど、当たり前ですけど前回とキャラが全然違うわけで、すごく役作りも難しいですし、漫才の息を合わすのがほんとに難しくて…。私お笑い大好きで、結構お笑い番組とか見るんですけど、自分たちがやってみるとこんなに難しいんだな、って思う事がありました。
あと、毎日の稽古がすごくすごくすごく……、楽しいです。これからもっとたくさん刺激を受けて本番まで走っていけたらと思います。
(星加)ちょっとヤンキーっぽい紅島役なんですが、個人的には、ヤンキーとはかけ離れていて、髪の毛も真っ黒だったんですけど、今回髪も染めて、気合いも十分です。どのシーンも見ていただきたいんですけど一番見ていただきたいのはラストのいろんな生徒達が覚悟を決めていくシーンです。
(山岸)竹内珠子はみんなの卒業生で、みんなを助けに行くという頼もしい役なんですが、私は全然頼もしくもないししっかりしていないので、これを機に自分もしっかりしていけるようにできたらと思っています(笑)。
私は、次の稽古からの参加なんですが、人見知りなのでみなさんとも早く仲良くなって、最高のステージにしていければと思っています。
(中村)氷鏡は頭のいい役なんですが、私は今まで頭のいい役、学生の役、そしてアクションのない役をあんまりやっていないので、今回は重要な台詞をいう役回りなので言葉を大事に伝えるという事をテーマに頑張ろうと思っています。
(伊藤) 生徒会長役なので、普段の私よりしっかりした感じにしないといけないと思ってちょっとトーンを落としたりして台詞を言ったりしているんですけど、和磨はちょっと天然なところもあるので、そこをどうやったら引き出せるのかまだつかみ切れていないところがあります。昨日も扇田さんに相談していたのですが、もっとつかめるようになりたいと思っています。ファンの方が見た後に「一回だけじゃ物足りないな」って思ってもらえるような舞台にしたいと思います。
(堀内) 依鳴は過去に友人を失っていて心に闇を抱えているんですが、その抱えている物を話すシーンがすごく難しくて…。私はいつも舞台でははっちゃけたキャピキャピした女の子の役が多くて、今回みたいにシリアスに語ったりする役がはじめてなので…。それで依鳴の感情を勉強するために麻草さん(この作品の脚本家)とかが書いた「デッドリスクール」の事が書かれた小冊子を購入して、読んで勉強しました(笑)。前回公演ではダブルキャストだったのですが今回シングルキャストにしてもらえて非常に嬉しかったです。頑張ります。
(一ノ瀬) 橙沼霧子は簡単言えばぶっとびな役なんですけど、私も普段結構ぶっとんでて…(笑)。お笑いとかも好きで普段漫才とかもやるんですけど、優ちゃんと信ちゃんがやってるところを見て「私もやりたいな」と思いながら見ています。で、その気持ちがどうしても出てしまって、動きつけられてないところに参加しちゃったりとかあるんですけど、そこは温かい目で見ていただいて、「ああ、やりたいんやな」って思っていただければと…(笑)。自分的には霧子もガンガン笑いを取っていきたいと思っています。
(乃緑) 今回ダブルキャストということで、光組と風組があるのですが、キャストによって役の解釈が全然違うところもあり、是非どちらのバージョンも見ていただきたいと思います。シングルキャストの方もそんな違う二人を相手にするのがかなり大変だと思いますがそこも見所だと思います。
−−肥川さんと横野さんにお聞きしますが、演出の扇田さんの印象はいかがですか?
(肥川) 私自身が初舞台という事もあって、他の人と比べる事ができないんですけど、実はこの舞台をする事になった時に「(演出が)扇田さんで良かったね!」って言われたんです。「扇田さんに舞台を演出してもらって舞台が好きになった方が多い」って聞いたので…。だから最初から安心して稽古に参加できたんですけど、稽古が始まってからもその印象が変わる事もなく…。これからも演技の事を相談していければと思っています。
(横野) 印象としては「優しそうだな」って思いました。あと漫才のシーンの演出で「こんな感じやって」という見本を自分でやってくださるのですが、それが面白すぎて全然まだそれを超えられないんですよ。でも本番までには超えられるように頑張りたいと思っています。
−−稽古場で何か発見があった方がいれば教えていただければ…
(堀内) これは私自身の発見なのですが、私めっちゃ人見知りで、前回の舞台では本番に入るまでほとんどのキャストの方と全然しゃべってなかったのですが、今回は初めて参加させていただいた稽古の時から、「私、この座組の人と一ヶ月くらい一緒に過ごしてるんじゃないか」と思うくらいのアットホーム感があって…。これが発見です。
(扇田) そういえば稽古場でハグしているところをよく見かけますよね。やたらいちゃいちゃしてますね。確かに今までこんなにいちゃいちゃしてるのは今まで無かったです。これは発見ですね(笑)
−−最後にお客様にアピールを
(肥川) 私はアイドルの時はぶりっこキャラだったので…。山岸奈津美ちゃんと同じグループだったんですけど、二人で「ぶりっこ姉妹」と呼ばれるくらいぶりっこだったんですけど、今回はホントにぶっ飛んでるんで…。ファンの方は見た事がない私だと思うので、ちょっと戸惑うかもしれないんですが、いつもと違う私を受け入れていただけたらなと…(笑)
あと今回光組と風組で全然キャラが違ったりするので、どっちを見ても新たな発見があると思います。是非両方見てほしいです。
(横野) 見てほしいところはいっぱいあって、漫才のシーンもダンスシーンも見てほしいんですけど、最後の信が優の背中を押してあげるシーンが難しいんですけど、そこを一番見てもらいたいと思っています。今そこの気持ちをつかめるように一生懸命頑張っています。
一回だけじゃなくて何回も見てほしい作品です。是非良かったら全公演遊びに来てくれると嬉しいです。頑張ります!
いよいよ稽古も佳境に入り、これからが正念場です。扇田さんのお話の通り、「アリスインデッドリースクール」は演技経験が少ないアイドルの女の子達の魅力を最大限に引き出してくれる演目といって良いような気がします。そして1公演ごとに更に彼女たちの魅力が深まっていくような気さえします。見所がホントに満載ですので、特にファンの方は複数回見る事をどの作品よりもお薦めする作品です。
公演の詳細はこちらをご覧下さい。
※「kansai美少女アイドルスクエア運営」のツイッター@kansaiidlsquare でも情報をお送りしますのでそちらのチェックもよろしくお願いします。
役名 | よみがな | ステージ数 | 役者名 |
墨尾優 | すみおゆう | シングル | 肥川彩愛 |
百村信子 | ももむらのぶこ | シングル | 横野すみれ |
紅島弓矢 | べにしまゆみや | シングル | 星加莉佐 |
辻井水貴 | つじいみずき | シングル | 長妻美玖 |
橙沼霧子 | だいぬまきりこ | シングル | 一ノ瀬あかり |
界原依鳴 | かいはらいなり | シングル | 堀内玲 |
堂本千十合 | どうもとちずえ | シングル | 田中梨湖 |
青池和磨 | あおいけかずま | シングル | 伊藤綾美 |
氷鏡庵 | ひかみいおり | シングル | 中村舞 |
柏村香 | かしむらかおり | シングル | 美津乃あわ |
黄市恵美 | きいちめぐみ | 光組 | ノゾミザカ・EXV |
風組 | 福井彩夏 | ||
志倉夏樹 | しくらなつき | 光組 | ホリエミナミ |
風組 | 中上恭子 | ||
緑浜党欄 | みどりはまとら | 光組 | 島林折星 |
風組 | 眞広かえ | ||
宍戸舞 | ししどまい | 光組 | 塩野寧々 |
風組 | 朝丘初 | ||
巣宮春菜 | すのみやはるな | 光組 | 永瀬かこ |
風組 | 夢原まひろ | ||
村崎靜香 | むらさきしずか | 光組 | 和ほのか |
風組 | 松本奈々 | ||
猪狩薫 | いかりかおる | 光組 | 伊地智梨愛 |
風組 | 岬優里 | ||
高森朝代 | たかもりあさよ | 光組 | みずき |
風組 | 乃緑 | ||
竹内珠子 | たけうちたまこ | ゲスト | 山岸奈津美 |
日程 | 7/26(水) | 7/27(木) | 7/28(金) | 7/29(土) | 7/30(日) |
昼 | 14:00(光) | 13:00(風) | 12:00(光) | ||
夜 | 19:00(光) | 19:00(風) | 19:00(風) | 18:00(光) | 17:00(風) |