2009年6月20日作成

「kansai子役・美少女名鑑」今後のイベント方針について

 当HPでは、1997年に開設以来、様々な形で在阪アイドルというジャンルを定着させるべく実験的な試みをおこなってきました。そしてその中で1992年からは、自主制作イベントという形で新人アイドルを中心にイベントもおこなってきました。昨年11月からは今年の3月まで実験的に5連続イベントも行い、その結果を踏まえて今後のイベントに関しての方針を協力事務所の方々のご意見もききながら検討いたしました。

 ここでまず皆様にご理解いただかなければいかないのは、当HP主催イベントの元々の主旨です。イベントを立ち上げた当時は、毎年その年のイベント方針について記述していましたので、大体の方はそれをご理解いただけていたと思うのですが、ここ数年そのような記述を行っていなかったこともあり、最近時々イベントの主旨をご理解いただいていないと思われるご意見をいただくことがあります。ですので、今回確認のためにここで改めて記述させていただこうと思います。

 当HP主催のイベントが立ち上がった頃は、在阪美少女達の写真集やDVDが出始めの頃で、イベントといえばDVD発売記念イベントと少しの撮影会イベントがあるくらいでした。そしてその中で、当HPで取り扱っている美少女達がDVDや写真集を発売してもイベントが行われない、あっても東京のみで地元大阪のファンの方がサイン入りの商品を入手することができない、というのがあまりにもったいないということで、そういう美少女達を中心にイベントをおこなうことを考えたわけです。撮影スタジオやライブスペースでもイベントは行いましたが一番多いのは販売店さんのイベントスペースをお借りして行ったイベントでした。販売店さんには無償でスペースを提供していただく代わりに、そこでDVDなどの商品を販売していただきました。
 ところが、その後DVD発売が少なくなり、この体制が取りにくくなりました。ただ、それでも参加していただいている各事務所が協力体制だったことと、当HPとしても新人アイドル育成にやりがいを感じていたこと、またファンの方のご協力もあり、さまざまな方法で何とか存続させてまいりました。

 さて、ここ数年で在阪のアイドル状況、またイベントを取り巻く状況は変化し、大手事務所がトータル的に展開している場合も除いて、例えば放送中の「アイドルスナイパー」をご覧の方などはよくご存じの通り、いわゆるライブ系のアイドルと、セクシーグラビア系のアイドルがほとんどになってきています。イベントに関してはライブ系のイベントや撮影会の数が増えてきている一方、新人のイメージDVDが過激なものしか売れなくなってきているため、結局当HP掲載の女の子達がイベント出演できる機会が減ってきています。
 実際当HPで取り上げている女の子はどちらかというと、ドラマ系を目指している子が多く、ライブ系や撮影会系のイベントの流れには当てはまらない子が多いのですが、今まで行ってきたイベント自体には協力的な事務所が多く、今後も新人にイベント経験させるということに対しては当HPでイベントを行う意味はあるように思います。
 ただ、最近「関西を盛り上げる気があるなら何でもっと集客力のあるアイドルを呼んだり、大手事務所に出演交渉しないのか?」というご意見を聞くことがありますが、そのようなイベントにはお願いする事務所様に対してメリットがありません。これらの事務所様は事務所様としてイベント制作が成立しており、多分一番いい形で出演させておられるはずです。集客目当てで、当HPとの交流のない事務所様に出演をこちらからお願いすることは、よほど大きなイベントを企画するときでない限り考えられません。多くの方がイベントに出られるようにすることによって関西を盛り上げる、という意味では大きなイベントはイベント会社や大手事務所に開催していただき関西を盛り上げていただく。当HPでは新人の注目株を育てることを主眼におき、無理のないやり方でやっていくのがよいだろうということになりました。

 ですので、今後のイベントについては
・お客さんを増やす事を第一目標とするのではなく、タレントさんを育てていくことと、他のイベントではできないこと(他イベントには出演しない出演者を出演させるということも含む)をする、ということを前提におこなう。
・内容的には出演者にとってプラスになる物、お客さんの望む物、事務所が望む物をできるだけ聞き入れ、トークイベント、ライブイベント、撮影会系イベントなど事務所と相談の上、臨機応変に企画し、きていただいた方にも楽しんでいただけるよう努力する
・基本的にはハイリスクなものは行わないが、上記の主旨に合うような内容を特別に企画する場合は事務所と相談の上、赤字を辞さない形で行う。
・特に定期開催にはこだわらず、上記の条件にあった時に開催を検討し、条件にあったイベントが開催できない場合は無理をしない。 

 このような形でやっていきたいと思っています。在阪でのアイドルイベントが今後どうなるかは不透明で、場合よっては集客の問題から当HPイベントは終了する可能性も十分考えられます。ですが、注目株が今もたくさんいる在阪美少女達を少しでも育てていきたいと思っていますので、ファンの皆様も今後も是非ご協力お願いします。