SAZANAMI's EYE           

2005年8月12日更新


 このページでは小波がメディアを見たりして感じた事を気ままに書いていくコーナーです。気軽に読んでいただければ幸いです。よかったらご意見、ご感想など、メールいただければ幸いです。
 何の反応もないと誰も読んでないのではと不安になりますので(笑)、よろしくお願いします。

 

2005年8月12日

 8月26日にカムイ(エッジ)から中村阿紗子ちゃんのファーストDVD「ふわふわ。」が発売されます。
今回「ニューブレインピクチャーズ」さんからサンプル盤を託されてしまいましたのでご紹介させていただきます。
「ニューブレインピクチャーズ」さんの作品と言えば関西の制作会社ということもあり当HP掲載美少女出演の作品を数多く制作していただいています。しかも低予算ながら「採算度外視じゃないの?」とも思えるほど映像作品としてのこだわりのあるソフトが制作されているので、在阪美少女達の活躍の場を増やしたい当HPとしては大変頼もしい存在といえます。今回の中村阿紗子ちゃんは特に大きな仕事歴はないにも関わらずDVDデビューを果たしました。DVDが以前ほど売れなくなっている昨今、この形のデビューの場合は高校生であってもかなり大胆な露出シーンがないと発売できないものなのですが、この作品はあくまで内容にこだわって作られています。
 さて、中村阿紗子ちゃんとは昨年の「kansai美少女アイドルLIVE PARTY」出演の少し前に初めて会ったのですが一緒に出演してもらった大倉梓ちゃんよりはるかに背が小さく「ちっちゃくて可愛い」っていう印象の女の子でした。U-15じゃないけれどもU-15ファン層も取り込めるタイプという感じでした。あと当時の印象としては「声優の飯塚雅弓の若いときに似ている」と感じました。雅弓ちゃんは声優になる前の子役として活躍中の頃にかなりのアイドル性を感じていましたので、そういう意味では阿紗子ちゃんもファンの心をつかめるタイプのアイドルになれると思います。
 今回のこの「ふわふわ。」ですが、彼女のジュニアアイドルチックなところと、いわゆるアキバ系美少女的な雰囲気が出ていれば…、と思って見ていたのですが、それだけではありませんでした。シーンによってはかなりセクシーなのです。表情もそうだし、胸も結構あるのが驚きでした。普通にしゃべっている感じもどちらかといえば幼いイメージの阿紗子ちゃんなので、このギャップはかなり面白かったです。あと見所は阿紗子ちゃん自身の楽器演奏。フルートもピアノもかなりの腕前ですが、ピアノ演奏は演奏シーンを使うのではなくて一番いいイメージシーンのBGMとして本人の演奏が使われています。素の関西弁の女の子の阿紗子ちゃんとアイドルチックな阿紗子ちゃん、そして思わずどっきりのセクシーな阿紗子ちゃんに生演奏とホントに盛りだくさんの内容でした。
 大手制作会社が海外でのロケを多用して制作するモノとは違い、透き通る青い海は映っていませんが、本人の魅力をいっぱい詰めてくれた阿紗子ちゃんの作品は一見の価値はあると思います。当HPをいつも見てくださってる方はもちろん購入されるとは思うのですが、多数のイベントに行かれている方の中には購入したDVDをちゃんと見てない方もいるのではないでしょうか?阿紗子ちゃんのこの作品は是非ちゃんと見てあげてください。メイキング映像にはあのトサカ頭の巨匠カメラマンも登場していますヨ(笑)。
 イベントは大阪が8月28日15:00信長書店、東京が9月11日16:00アソビットシティーです。私は本当に残念ながら行くことができないのですが、当HPご覧の皆さんは是非応援に行ってあげてください。そしてよかったら様子を教えてください。

 

2004年6月6日

 折角私の考えてる事などを自由に書けるコーナーを作ったのに、本年度に入って異常な忙しさに見舞われ、予想以上にHPにかけられる時間が減ってしまいました。このコーナーも月に2度くらいは書いていくつもりだったのですが、この分だとどうなることやら。書きたいことはかなりあるのですけど…。
 
 さて、最初にお断りしておきますが、このコーナーは私の知ってる中途半端な知識の中でのコラムです。ですからそのジャンルについての専門のサイトなどでもっと深いところまで知っておられたり、関係者の方にとっては「そんなことは誰でも知ってる」とか「それは全然違う」とかいうこともあるかもしれません。もちろんいい加減な事や誹謗中傷は一切書くつもりはありませんが、私のポジションに置ける感じたことということでご理解ください。当HPは業界関係の方もかなり見ていただいているのでヘタなことは書けないと言うプレッシャーもありますが、できるだけ感じたことをありのまま書いていければと思っています。ご意見ご感想などメールでいただければと思います。特に「共感できる」という方のメールは嬉しいですので是非お送りください。反対意見も嬉しいですが、基本的には議論をする気はありませんのでご理解の程よろしくお願いいたします。

 第1回目は『てるてる家族』の事を書くつもりでしたが終わってから2ヶ月も経ってしまいました。でもやっぱりこの作品については書かないわけにはいきませんので思い出すことにしましょう。
 この作品ほど私にとって「良かった」部分と「気になった」部分が両方あるテレビ小説は今まで無かったように思います。
 良かったこと、これはまず何と言っても石原さとみさんの演技です。BK制作でヒロインが東京の子の場合、まず大阪弁の壁が引っかかるのですが、これがほとんど気にならない自然な演技でした。うちの母などは「ちょっと京都弁っぽい」と言ってましたが、さすがに私の世代ではそれは気になりません。私のイメージ的にはこれは岩崎ひろみさん以来の快挙(もっとも岩崎ひろみさんは子役時代の「ちりめんじゃこの詩」の時から関西弁を完璧にこなしていたので別格なのですが…)で、あと「ふ〜ん」って笑う芝居が何とも言えない不思議な雰囲気があり、ある意味アイドルっぽく、それでいてまた違う味がありました。現役高校生ヒロインで最後まで老け役がなかったのも彼女的にはよかったのかもしれません。今回のテレビ小説はあまり類を見ない美少女ソフトとして貴重な物になったと思います。そして賛否両論あるもののミュージカル仕立てのシーンは「ドラマ愛の詩」で行われたスペシャルバージョン(「浪花少年探偵団」「料理少年Kタロー」)を思い出せてくれ私にとっては嬉しかったです。
 気になった点は特にストーリーの関係です。ひとつは主人公が大した変化のある人生を送っていないこと。この作品はヒロイン冬子のの目から見た家族の話なのである意味それは仕方ないのかもしれませんが、ヒロイン自身が最後まで結婚することもなく終わってしまうのは「え、これで終わり?」って感じがしました。最初から最後まであまりワクワクしないストーリー展開だったという印象です。そしてもう一つ、いしだあゆみさんの家族の話と言うことだったけど、どこまでが事実でどれは事実と違うのかが訳わからないと言う点です。春子、夏子の部分は大体わかるのですが、特にヒロイン冬子に関してはどこまで事実かさっぱりわかりません。「大体、なかにし礼の奥さんになる人なのに、なかにし礼らしき人物が最後まで登場しないのはどういう事?」って感じです。だから春子がスケートでオリンピックに行ったり夏子の「ブルーライトヨコハマ」がヒットした話はよかったけどその後が大した話が無く、冬子がヒロインらしくなかったということです。でも宝塚音楽学院の発表会の劇中劇はかなり感動しました。
 あと当HP的に言えば子役時代を関西の子で固められなかったのが残念でした。特にヒロインの少女時代まで東京の子役だったのにはがっくり。主役ができる美少女を関西は頑張って育てる必要があると言うことを実感しました。
 結果的に「てるてる家族」は平均視聴率も最高視聴率も史上最低という記録を作ってしまったのですが、実は私的には「そんなに悪い作品だったっけ?」ていう印象なのです。確かに問題点もあったと思いますがそんなに面白くない作品ではなかったし、脚本的にも演出的にも細かいところに工夫が見られる暖かいいい作品だったとは思っています。ただ鳴り物入りで始まった「天花」の視聴率も軒並み伸びてないところを見ると、やはり「テレビ小説」というものを見る層自身が減ってきているのだと思います。テレビ小説にはテレビ小説にしか描くことが出来ない物があるはずですから、今後は是非目先の視聴率に心を奪われずその枠でしかできない良質のドラマを作り続けてほしいと思います。