去年のツーリングの写真を受け取る。 店のスタッフがとったものである。 ライダーは寒いのが苦手だがBMWは冬は特にエンジンが快調である。
宇治側沿いに走って、宇治田原に入り、307号線から422号線を通って、阿山町からは壬生野へ抜け細い道を走り続け大山田村役場で163号線に合流する。 ここで雨に降られながら1回目の休憩を取る。 信楽の山中は冷たかった。 指先が冷たい雨に痺れてしまい感覚が無くなりそうである。 糟野社長の、関にあるうまい鰻屋に目標を変えようか、との提案は全員すぐ受け入れた。とても、当初の目的地伊勢のおかげ横町まで体力・気力とも持ちそうにない。 早く、屋根の有る所に着きたいと願うのみである。 163号線を美里村で左折して伊勢別街道から関市へ向かった。 途中の道路に退避車線に木が覆い被さっているところで休憩。 木の間から雨が落ちては来るが少しはましと云うことで、トイレ休憩となる。 グラブをぬいでしぼってみると、たっぷり水を含んだ雑巾みたいにザーッと流れてくる。それぞれの雨対策、バイクからの影響などしゃべりあってほっとする一時だが、言うなればここまで濡れてしまったのでみんな開き直ってしまったというところか。
関市に入って1号線沿いに「初音」があった。 有名な店らしくこの雨とは云え、駐車場は車で一杯である。 時計を見ると12時10分になっていた。 横の通路にヘルメットとカッパを置かしてもらい席について熱いお茶を持ってようやく生き返った。 茶碗の熱さで指が痛い。 完全に冷え切っているのである。 まとめて頼んだうな丼の松(1600円)を半分ほど食べたところで写真を取るのを忘れていた事に気がついた。 雨に濡れたバイクなんかでも取ろうと思って持ってきたんだが、あまりの強い雨にカメラが出せない。 せめて、料理でもと入った時に考えたが冷え切って空腹の僕には写真を先ず取ろうという余裕は無かったのである。 食べ散らかしたのを写してもしかたがないのでおいしく食べっきてしまった。 おちゃの熱さがありがたいが、お客さんがどんどん入ってきて長居も出来ず、1時前に店を出た。
後は、1号線から帰るだけである。 鈴鹿峠を抜けて走り続けるが、大野西で左の旧道に入り、水口から307号線に入る。 このまま帰るのかと思いきや、右折して大津信楽線を走り、瀬田の手前で左折してまだまだ山中を走って、422号線に出、右折して立木観音の橋を渡り、左折して宇治側沿いに帰るワインディングの連続した道を走ったのであった。 晴れているととても楽しい道だがこの雨では苦しいものがある。 しかし、抑えた速度で走り続けていると、僕にはハンドルをこじって曲がる癖が付いていると分かった。 カーブを抜ける時のアクセルの開け始めの瞬間、フロントの接地感が無くなる時がある。腕に力が入っているためだと気が付いた。 方の力を抜いて、ニーグリップして視線を奥にして進入するように走り方を修正する。 タイヤのグリップまかせの乱暴な走り方を改める。
自宅が宇治なので店まで戻らず、途中で失礼することを先頭の社長に連絡し、別れるところまでは社長のすぐ後を走った。 「雨の」糟野雅治の走りを至近距離で勉強する。 最後尾にFLHが付いているのためものすごく抑えた速度で走られるのでじっくりと離される事なく見ることが出来たのである。 ペースは遅いが常に道幅を十分に生かしたアウト・イン・アウトなのである。 「アレッ、アウトに行かないぞ」とこちらが思った時は、次の次のカーブへの進入のためラインを調整していたためだった。先の先のカーブへの進入のラインを常にキチンと走っておられる。 ペースの遅い早いは関係なく体に染み込んでいるのだろう。 ブラインドを抜けた時はブレーキを引きずって進入してベストラインにのせてしまう。 同じラインで走る。 楽である。 しかし、今日の社長のビューエルと全く同じラインでは走れない。 こちらが少し遅れるし、少し大回りになる。 乗っているバイクの違いもあろうと思い、ワンテンポ早めに向きを変えるようにしながらと走っていると、もう別れ道まで来てしまった。 白川で手を振ってみんなと別れ帰宅すると2時だった。 すぐに、風呂に入ったのは言うまでもない。
帰りは、他のグループとは店に帰るまで遭遇することはなかった。我がグループは和田山から9号線に入り、丹波から京都縦貫道を走って店に戻った。大体同じ時間に全員が戻ったんだが、他のグループは丹南から舞鶴自動車道に乗った人と372号線で帰った人に別れていたようだった。7時過ぎに帰宅する。約340kmのツーリングだった。
ステアリングのガタつきは全く無い。しかし、少し締めすぎの感じもする。このところ、スクーターに乗っているので急にR100Rに乗り換えると走れなくなってしまった。行きは大型バイクの走りかたのリハビリでもあったので、あまりハンドリングについては語れない。そういえば、スクーターで止まる寸前に、右足を踏み込む時がある。習慣とはすごいものだ。
天気は上々である。
青空の下、北山を目指した。
まず北山通りを北に入った所にある、友人が先月開いた交庸堂書店を訪問し本を注文する。
交庸堂書店を出発して、京産大の横を走って鞍馬から花瀬へ抜ける。
普段、通勤で街の中を走り続けているとどうしても走行中の視点が低くなる。
スピードも遅いしコーナーを駆け抜けると言うより車を避けながらという走りだからしょうがないと思っていた。
そのため、ワインディングの走り始めは視点を高く、遠くを見るように矯正するというのがいつもの儀式となる。
しかし、今日は確かに少し低くなってはいたが、花瀬峠を走る時にはもう大丈夫だった。
花瀬を走るのは1年振り、いや2年振りかもしれない。
どんなカーブが続くか忘れていたがそこそこのスピードで走り続ける。
カーブの間の直線であまり加速せずに、つまりちょっと早いツーリングペースで走った。
どちらかといえば、あのカスノツーリングで大将の後ろに続いて走る時より、8割方遅いというところか。
花瀬峠を降りて右折し佐々里から美山へ行く事にする。
佐々里の登りは調子よくリズミカルに走れた。
時々岩が落ちている事があるので、ブラインドコーナーは気を付けたが今日の道路上はきれいで自分で不安になるぐらいペースが上がってしまった。
頂上で一服する。
タイヤを見ると限界まで使っている。
R100Rのタイヤの限界とはメインスタンドをするところまでバンクしていると云うことで大体端から2cmぐらいまで使ったということだ。(高いタイヤであるがトレッドを絶対に使い切ることが出来ないので、いつも損をした気分になる。)
今日はなぜか、リーン・インまたはリーン・ウィズで走れた。
今回は無かったが、タイミングを狂わせてあわてるとリーン・アウトで曲がってしまう時があり、この時は絶対スタンドを擦ってしまう。
下手なりの限界で走っていたのであり、知らないでそこまでペースを上げていたので自己保存本能が不安を訴えていたのだろう。
R100Rのコーナリングは定常円旋回といおうかバンクしてアクセルを開け始めると頑固にラインをトレースするだけである。
安心感はあるがブラインドコーナーでは無理は出来ない。
まあ、バンク角が絶対的に少ないし絶対速度も遅いので安全なのだが。
美山から周山を目指す。
午後4時、カモノセキャビンでコーヒーをいただいて、真っ直ぐ帰る事にする。
周山街道は空いていたので楽しく走れた。
6月16日 2ヶ月ぶりの団体ツーリングである。
予定をやりくりして参加することが出来たが、前日も遅くなり結局2時間半しか寝られなかった。
今日は無理はしないでおこうと考えながら5時過ぎにバイクのエンジンをかける。
回りが静かなためとどまっての暖気が出来ないので、高速につながる府道までが下り坂なのを利用して2,000回転以下でトロトロと走り続ける。名神高速に乗って軽快に走り続けなんとか集合時間の6時ちょうどに多賀SAに到着した。
総勢19台と思っていたよりそうとう多い。
帰りは夜中だと、覚悟した。
しかし、体力が落ちている。
睡眠不足で眠くてしょうがない。
幸い、瞬間の小雨には遭遇したが結局カッパを着ることはなかった。
乗鞍のてっぺんは完全に雲の中で見晴らしというものは無かったが一応山に登る。
昼食は頂上の駐車場のレストランで食べ、出発は3時となってしまった。
高山を回って帰ったが多賀SAについたら午後8時。
みんなでレストランで食べ、散会となる。
予定?通り午後10時に帰宅する。約600kmかな。
このツーリングには一昨年は参加出来たのだが、去年は参加できなかった。
今年はやっと走ることが出来た。
来年も是非、参加したいものだ。
終始後方をゆっくり走っていたのだが、暗くなりかけの「道の駅明宝」で休憩したときにエンジン下を見るとヘッドバルブへのシャフトの付け根から相当オイル漏れしていた。
先月走ったときからのような気がする。
全開にするといろいろとオイルが漏れてくる。
なんとかしたいものだ。
6月18日 Addressのオイル警告燈が昨日から点きっぱなしである。
バイク屋に寄ったら偶然にも2ストのオイルセールをやっていた。
1L缶を買って入れると約4/3は入ったようだ。
走行距離が2700kmなので、リッター3600kmというところか。
とはいえ、警告灯が点いたらオイルを入れるという事である。
ガソリンの方は約25km/lと考えている。
通勤の帰りはほぼ全開だが信号ストップが少なく、行きは信号ダッシュが多いのでこんなもんだろう。
このごろは70km/hぐらいに落として走っているのでもう少し燃費がいいように思う。
7月6日 Addressにガソリンを入れるついでにタイヤの空気圧を測る。
リアはほぼ規定の2.3だったがフロントも同じ2.3入っていた。
シートの裏に貼ってある表を見るとフロントは一人乗車、二人乗車に関わりなく1.7となっている。
1.8に落としてみた。
何となくだがしっとりした走り心地になった。
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