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T-Bird Diary


1998年9月23日


床瀬そば玄関の暖簾

 兵庫県にある床瀬村というところは、今日で2度目の訪問になる。

ここで食べる床瀬そばと、その他とりどりに出てくる田舎風の料理は、私たちが一番欲しがっているのに家庭ではあまり食べなくなってしまっている献立だと思う。
 炭火で焼いた、アマメという淡水魚や椎茸、地鶏はいい香りで自然の恵みの有難さを感じる。また、山菜を味噌で和えたものや、おひたし(茹でてダシで和えたもの)などと次々に出てくる料理は、季節を感じさせてくれる。
 料理はシンプルであればあるほど、素材の生命力をダイレクトにもらうことが出来るように感じる。日々、この感謝の気持ちを忘れがちなのを恥ずかしく思う。

 この辺りには、茅葺き屋根の古い民家をそのまま使って、田舎料理を出している店が3件ほど在る。
 有名なのか、いつ訪れてもお客さんで一杯のことが多い。
 ここへ訪れるときは、あまり寄り道をせず、店でゆっくりと食事をして帰るというのが良い。

アマメを炭火で焼く




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