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T-Bird Diary


1999年9月11日-12日




9月11日

6:00AMに京都南インターで待ち合わせ。10分前に到着した。
昨夜は、道路が川のように見えるほどの集中豪雨と、あたりが真っ白に見えるぐらい雷が爆音とともに鳴るなかをT−Birdで家に帰ったが、今朝は蒸し暑いけれども曇りがちな程度で雨は降らないようだ。  今日から明日にかけて、小豆島で行われるツーリングトライアルに出る仲間を訪ねるのが1つの目的でツーリングが決まった。 もう一つは、キャンプをしたかったから。もともと12日だけの予定を、キャンプしたいがために前日から出かけることにした。

6:00AMきっかりに友人が到着したので、挨拶はヘルメット越しでしてそのまま高速道路に入った。
楽しみにしていたのだけれど、私には不安がいくつかあった。

  • 昨夜の睡眠時間が2時間30分ということ。
  • それとこの蒸し暑さ。
  • 大嫌いな船に乗らなくては行けないこと。
  • それにもっとも重大なことは、フロントブレーキのパッドが残っていないこと。もうガリガリ言っている。これには帰るまでリヤブレーキを使うことにして対応するつもり。

名神から中国自動車道を使って姫路まで行き、飾磨港からフェリーに乗って1時間40分で小豆島に行く。フェリーに乗るのは小学生以来で、ものめずらしさで不安を忘れてちょっとうきうきした。港へは8:00AMに到着して、8:30AMの出航に間に合った。

同じ港から乗る出場メンバーは1つ前の船ですでに島に渡ってしまったようだ。 海は静かで、眠いこと以外は気分が悪くなることもなく1つ心配事をクリアした。
小豆島はオリーブの栽培が盛んで、その理由に気候が温暖。したがって・・・暑い!  島に着いたとたん日よけ用の長袖の上着を着ていられなくなった。 ふるさと村という名の道の駅が今回の大会の拠点となっている。そこまで90kmほどアップダウンの多い島の中のワインディングを走り回り、昼頃到着して出場メンバーと合流して一緒に昼食をとる。

手延べそうめんが名物で、冷やし中華風の味付けの太麺を私は食べた。ものすごくコシが有っておいしい。聞けばエントリーした人は、明日この美味しいそうめんが食べ放題だそうだ。これだけを楽しみに来る人もいるらしい。それもうなずける。

1:00PMからぼちぼち出走となる。71名のエントリーがあり、そこここでウォーミングアップをしている。島のあちこちに設けられているセクションが今日は11箇所ある。最初の半分ほどは見物できたが、あとは山の中を入っていくのでルートを追っていき、移動区間の道路上で待っていて応援する。ギャラリーとしてはどうも私たち二人だけのようなので、手を振って応援すればきっと他の出場者も喜んでくれているだろうと1人合点で満足している。

3:00PM頃、本当に眠くなってきてふるさと村の喫茶店へ戻ってきてコーヒーを注文するやいなやエアコンの心地よさで居眠りしてしまった。3:30PM頃続々とトライアルバイクが戻ってくる。私たちの仲間も戻ってきた。それぞれ結果は納得できなかったようだが、それをダシに今晩わいわいと騒ぐのが1つの楽しみでもあるから、とくにこだわらない。それより、遠い地方の仲間に久しぶりに会えた喜びのほうが大きいよう。 応援組の私たち二人は夕食を、走り終えた仲間ととることにした。といっても、スーパーでお総菜やナッツ類を買って宿で酒盛りのことだけれども。

こんな夏の暑い日は旅先でお風呂に入れることだけでもありがたい。持ってきたテントは結局荷をほどかず、仲間の宿で宴会をしている間に寝てしまった。

9月12日

8:00AMから今日の競技が始まる。 14セクション有るが、島中に点在していて距離は100km程度。応援組はスタートを見送って帰る準備をする。

途中何台かのバイクに手を振りながら、狭くて急なワインディングを走る。そうそう、フロントブレーキは使ってはいけません。 小さい島ながらおもしろい道があり、山の上から見下ろす海は色々に表情を変えていく。

10:30AMにフェリーで小豆島を後にし、後は帰るだけ。いや、待て。私はブレーキパッドを交換しにバイク屋へ行かなければならない。 今日行かないともう一回リヤブレーキだけでツーリングをしてしまう恐れがあるからね、私の場合。
友人と別れてカスノモーターサイクルへ来て2:30PM

ブレーキパッドは前後とも消耗していた。しかも払うお金も無かった。14,490円。明日、これは支払い。




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