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T-Bird Diary


1999年11月21日



樹氷の大台ヶ原

<樹氷の大台ヶ原>


3:15AMに大和郡山のI・C付近で集合。

行き先は大台ヶ原ということだけで、あとは何も知らずに参加したツーリング。 あまりに時間が早いことと、行き先が路面凍結は必至ということで最後まで参加を迷っていた。 結局今回は50ccのスクーターで行くことにする。

自宅から大和郡山までは、約60kmの距離で、2:30AM頃出発する。 到着したのは3:25AM頃だが、誰が参加するのかわからないし曖昧な説明で集合場所がよくわからない。 これではもう出発したかどうかわからないなと思って不安になったとき、この寒い中自販機前にオートバイを停める人影が1人あったので、近寄ってみる。 すると先方から声がかかった。よかった、まだ全員来ていないらしい。 参加者がそろったのは3:45AMで、私を含めて5人で出発する。 スクーターは私だけで、速度が60km/h程度しか出ないので他の人には少しゆっくりと走ってもらうことになって申し訳なかった。

問題は一回の給油でどのくらい走れるのかということで、街中とは違い山道なので心配だった。 集合場所を過ぎると山道にさしかかるのと、早朝なのでガソリンスタンドが開いていないこともあり、6Lのガソリンタンクに満タンにし、非常用に750ml入りのシグボトルにガソリンを入れた。 途中、道に迷いながら空を見上げると澄んだ空気で星がまたたいて見える。 次第に標高があがってくるにつれ気温が下がり、顔がひりひりしてくる。 気がつくと路面が真っ白だ。 乗り物が上がれる道路の有るところまで行く途中に朝日が山にあたって赤く見えた。 道路の終点は広い駐車場になっていて、ここにオートバイを停めハイキング道を徒歩で行く。 30〜40分ほど良く晴れた雪道を登る。 雪混じりの風は強く、冷たい。 山頂では飛ばされそうなほどさらに強くなって、それがこの美しい樹氷を形成している。

360°のパノラマ風景が全てこの樹氷に彩られ、朝日があたるたびに輝いてとても綺麗で幻想的だ。 これは、今年一番感動した風景だった。

駐車場に戻って茶店でうどんを食べる。 何年か前に訪れたときから、色々施設が増えてこの茶店もほんの少し綺麗になった。 いつもうどんと奈良県名物の柿の葉寿司(紅鮭、または鯖とすし飯を柿の葉でくるんだもの)を食べるのが習慣なのに、寿司は今は売ってなくて残念だった。

全行程350km。 心配のガソリンは、集合場所から無給油で250以上走り、もう少し余裕が有るほどだった。 エンジンはノイズが大きくなり、排ガスが変なにおいだった。 スクータにはこのツーリングはあまり良くないようだ。




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