The Officuial Report of Project-Giga 10th

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大変ながらくお待たせいたしました。

全ＮＴＲＣ会員待望(?)の、「北海道ツーリングレポート」をお届けいたします。

ＮＴＲＣのハイテク化が進み、インターネットで本レポートが公表されるという

現状に鑑み、内容は可能な限りマイルドにし、私が現地で撮影した

「親にも見せられない写真」も載せておりませんが、ご了承下さい。

では、俄の旅人・ヤラセロウ大元帥の行状記、とくとお楽しみ下さい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2000･1･10　AM 1:27 姫路の実家にて

　　　　　　　　　　　　　　　　特撮軍団長・ヤラセロウ大元帥こと吉川敏彦

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NTRC-SFX-FORCE

序
大教授ビアス率いる武装頭脳軍ボルトが実施した「ギガ計画」の名を冠した私の北海道ツーリングだが、前回（98年）より、長期滞在型（というより出稼ぎ型）の様相を呈するようになった。以来、私は世間様から羨望の眼差しを受け、同時に顰蹙を買うことになるのだが、今回は10回目の節目ということもあり、久々にツーリングレポートを発表することにする。

Norio Tsuboi Riders Club
特撮軍団長・ヤラセロウ大元帥こと吉川敏彦

目次

旅立ち

Piller of Veam 1

Piller of Veam 2

北の国から '９９　畑仕事

Piller of Veam 3

Piller of Veam 4

Piller of Veam 5

北の国から '99　工場勤務

Piller of Veam 6

あと書き

旅立ち
例年になく資金繰りが難航し、半ば見切り発車で実施した今次ギガ計画。
1999年６月28日、わずかな資金を懐に、私は舞鶴発小樽行のフェリーに乗船した。本格シーズンの前と会って、船内のライダーは私を含めてほんの数名、あとは小金を持っていそうなジジババばかりである。
６月30日、定刻通りフェリーは到着、私は一路富良野へ向かい、ライダーハウス「メロンの宿」に宿をとる。ここは、メロン農場主がオーナーをしており、メロンのシーズン中に宿泊すれば食べ放題のメロンにありつける所である。また、ここではメロンの取り入れのバイトもできるのだが、すでに定員はいっぱいだった。内地から早々と手をまわした奴がいるらしい。さて、そうこうするうち天気はどんどん悪くなり、台風さながらの大風が吹き荒れる。しかも翌日から編めも降り出し上陸早々から連泊することになる。
７月２日、多少天気が良くなったので、「メロンの宿」を脱出した私は富良野市内へ移動し、バイト探しのためＲ38沿いのライダーハウス「宝来」に投宿する。ここには既に数名のライダーが来ていたが、その顔ぶれは、昨年から北海道に居残ってバイト生活をしている者や、年休を前倒しした公務員、会社中を敵に回したサラリーマン、あるいはかっての私のような、会社を辞めて上陸してきたプーの人である。いろいろ話をするうち、「居残り君」から、昨年シャケバイ先で一緒だったJ･S君の消息を聞いた。キャンパーの世界は狭いようだ。彼は富良野にベースキャンプを設営し、ヒッチハイクもしているらしい。さて、私のバイト先であるが、「宝来」のご主人の尽力により、７月10日から畑仕事のバイトができることになり、一週間の自由時間ができた。さらに、天気も回復に向かい、ようやく「第十次ギガ計画」はツーリングらしくなった。
Piller of Veam 1
７月３日、Ｒ38を東へ走り、「鉄道員」のオープンセットを見物し、Ｒ237を北上、幌加温泉へ行く。他に客はおらず、聞こえるのは川のせせらぎばかり。ついでに糖平温泉湯元館の混浴露天風呂にも行く。
が、ここは期待はずれ、金返せー!!!
上士幌のホクレン（ＪＡ北海道が経営するＧＳ）で、99年度版ZIG･ZAG道南編を入手。今回は「地図」に徹した内容になっている。このZIG･ZAGは毎年奪い合いになっているので、とにかく先手必勝でＧＥＴするに限る。
今夜は足寄の大阪屋食堂に一泊。10ヶ月ぶりに鹿焼肉定食(\1300)を食べる。ところが、残念なことに足寄町当局がバカな公共事業を思いつき、大阪屋食堂周辺が区画整理に引っかかってしまったとのこと。足寄町から大阪屋食堂が無くなれば、どこに金が落ちるのか？頭を冷やしてよく考え直してもらいたい。
翌日は「ゴジラ2000」の撮影協力に赴く陸上自衛隊と共に東へ向かい、http://www.iibeyahokkaido.co.jp/kawayuonsen1.htm川湯温泉のライダーハウス「蜂の家」に投宿する。ここからさらに多和平---からまつの湯---羅臼に至るのだが、どこへ行っても人影は少なく、雄大で美しい景色を独占することになる。
Piller of Veam 2
７月６日、相泊温泉と熊の湯をハシゴして知床峠へ向かう。羅臼方面を振り返れば一面の雲海。しかも厚さ１ｍはありそうな残雪もあった。知床五湖（熊出没中のため公開は一・二湖のみ）を見て、オホーツク海に沿って北上、Ｒ238沿いの「旅人の宿」に落ち着く。部屋でゴロゴロしていると、町内の駐在さんが身元確認と称してやって来る。現在逃亡中の「オウム犯」捜査のためらしい。なお、この宿には、カギ付きの女性専用室もあるのだが、よほどの悪天候でもない限り、建物の外観を見て敬遠する女性ライダーは多かろう。しかも、部屋からは「使用済」のエロ本が発見されている。女性専用室は実際のところ、暇と性欲はあっても金の無いライダーのためのオナニー部屋といえるかもしれない。
翌日は、中頓別町の善意ある人々が運営する「北緯45度みつばち村」に宿をとる。ここは、電気・ガス・水道・ＴＶ・洗濯機・冷蔵庫・マンガ・エロ本完備の無料宿だが、何故か突然、苦情のコーナー。

こらー!! 中頓別町の「焼き肉ジャ○ボ」!!　私はお前に文句があるんだ!
まあ皆さん聞いて下さい。私は何の気なしに入ったこの店で、海鮮セットに大ライスを注文したんだが、果たして私の目の前に出て来たのは、中身のほぼ3/4がイカで、エビ・貝柱・ブツ貝がほんの申し訳程度に並んだ代物だったんだ。でも、そこまではまだいいんだ。安い物でカサ上げをするのは、喰い物屋に限らずよくある話だからまだ許そう。ところが、お前はいざ支払いという段になって何と言った!?
「すみません、そのメニュー値段が違うんです。」とか言いながら、わざとらしく真新しいメニューを出しただろう!!　そのメニューを見ると、海鮮セットは４０円も値上がりしとるやないか?!　人を旅行者だと思って、ペテンにかけるような商売するな!　このバカモンが!　おーい、カータンも何か言ってやれ!!
「ひどいやひどいや、プンプンプンプンプンプンプ～～ン!!」
このことをあらゆる通信メディアを通じて、つボイノリオとその一味に全国津々浦々に言いふらされたくなかったら、今度は無料で女体盛りを喰わせるんだ!　わかったな!
「キキー、ポッポー、はにゃ～ん」（いっぺんにやらすないっぺんに!! 　by つボイノリオ)

７月８日、和寒町の塩狩峠記念館に立ち寄る。（三浦綾子氏の死去はその後まもなくであった。）今日の宿は、某ＣＭで有名な比布町の「比布町地域ふれあいセンターブンブンハウス」である。何故かこの日は、悲惨な目にあった（罰金６万円取られた・ダートでこけた・高級カメラを落とした）ライダーが多く、夜はヤケ酒の会となる。
翌日は、旭川市内を散策し富良野へ帰着、来る７月11日より、バイト開始となる。
北の国から '９９　畑仕事
７月11日、スイカ畑でのバイトが始まる。
私が世話になったのは、鳥沼キャンプ場に近い梅下農園である。ここを取り仕切るのはやたら元気のいい老婆で、私は少なくとも１日１回は息子夫婦の悪口を聞かされることになる。この老婆は近所でも評判のハッスル婆さんで、この界隈での女性ドライバーの草分けでもあるという。口八丁手八丁、名曲「バケない音頭」を地でいく生活ぶりは、早川先生も真っ青であろう。
私が宿を取った「宝来」は、アルバイターの拠点としてもつとに名高く、ここから大勢バイトに出ているが、７月28･29日は富良野名物「北海道のへそ祭り」の当日とあって上を下への大騒ぎとなった。私はその間もバイトに励んでおり、「私が出ない祭りなど、雨でもヤリでも降ればよいわ」と思ったところ、本当に雨が降った。めでたしめでたし。
私のバイト先、梅下農園は、周囲を美しい山々にかこまれ、すぐ近所には、美瑛の丘も顔負けのポプラ(？)の木まである。こんなロケーションの農場を見れば、バカな都会の住民が脱サラして北海道で農業でも･･･、と考えるのも無理はない。しかし、世の中そんなに甘くはない。梅下農園でも、昨年・一昨年と合計一千万近く貯金を持ち出しているという。また、今年は生理、もとい、天候不順で、スイカの成育状況田収穫日程がまるで折り合わず、私は当初の予定を３日早めて、富良野を離れることになった。このバイト期間中、日がな１日、軽トラでスイカ畑をかけめぐり、スイカをけとばし、投げとばす毎日だった。スイカ畑の真ん中でたたき割り、手でほじくって食べたスイカの美味しさを、私は忘れない。
「宝来」にもユニークな客人が大勢やって来た。クワトリ・バジーナ大尉（Ｚガンダム）のコスプレをしたライダー、アイドルおたくの高校生チャリダー、昨年会っていながら私はすっかり忘れていたのに、私のことを覚えていてくれたＨ・Ｔ君とＨ・Ｋ君、私の勤務先だったＤＳＫパーソナルスクールで勉強していたＲ・Ａ君、etc.その他大勢の諸君に幸多からんことを･･･。
Piller of Veam 3
８月11日、開拓の歴史村で日射病になりながら札幌に入り、道立近代美術館で「ルノワール展」を見学し、北大農学部付属植物園をまわって、札幌駅に着く。南口は地下街のリニューアル工事の真っ最中、北口は既にきれいさっぱり整備されていたが、実に「駅寝」がしにくくなっていた。それでも、夕方頃には。チャリダー・トホダーが集まってくる。ひょんなことから、私はあるジュアラー君の筆おろしに協力することになり、行きつけのソープランド「11PM」に足を運ぶ。今回の私のお相手は、27歳の「真智子」さんである。夕食後、ファッションヘルス「マーガレット」のおためしコース(3500円)でスッキリして寝る。翌日は１日中、札幌市内を散策する。
Piller of Veam 4
８月13日、天気が下り坂になったので、早めにライダーハウス「ムーミンひだか」に逃げ込む。荷物を下ろし終えるなり、一気に雨が降り始め、予約の電話は鳴り放題、気がつけば私はオーナー業務を代行していた。そうこうするうち、プータロー・高校教師・カリスマならぬスケコマ美容師等、ユニークな顔ぶれがそろう。
８月15日、54回目の終戦記念日は快晴。Ｒ241を屈斜路湖へ向かう。湖畔の名物露天風呂・コタン温泉は、お盆休みのただ中の日曜日とあって、大勢の親子連れが足も洗わず、それも水着姿で押し寄せてくる。その上、いい大人が「熱い、熱い」と大騒ぎ、実にみっともない。マナーを守って裸で入浴しているのは、ライダーだけである。今日はとっとと「蜂の家」に宿を取り、明日からはここを拠点に温泉三昧である。
８月16日、「おじゃ丸」を見終わった後、コタン温泉で朝風呂。のんびり・まったり・ぐったりと過ごす。その後、摩周湖畔の第一展望台へ向かう。ここの駐車場は有料で、バイクは片隅に追いやられたあげく、100円もの大金を巻き上げられる。硫黄山駐車場と共通とはいえ、実にイイ商売である。ともあれ、今日の摩周湖に霧はかかっておらず、それだけでもよしとすべきか。硫黄山温泉で時間をつぶし、再びコタン温泉に戻り、夕日に染まる屈斜路湖の警官を楽しむ。今日は川湯温泉街で定食を喰ったのだが、ここで教訓。
「魚料理は内陸部で喰うべからず」
Piller of Veam 5
富良野滞在中、標津の神内商店に手を回し、来る８月22日からシャケバイに入れるよう段取りをつけておいたのだが、8/17～19の３日間、私は時間つぶしに苦慮することになる。
ライダーハウスの朝の風物詩、記念撮影会の後、「おじゃ丸」を見て発進、朝風呂三昧の後、網走市の北方民族博物館で「神の魚・サケ－北方民族と日本－」展を見学する。北海道にはユニークな博物館が多く、それぞれ地道によく頑張っている。コンサドーレサッポロにくれてやる金があったら、こんな所にこそ回して欲しい。
17日の宿は、斜里町の「かぼちゃ苑」。ここは道内でも有数の「濃い」顔ぶれが集まるライダーハウスである。内装は、「頭脳警察サイバーコップ」の主人公たちが暮らしていたロフトを汚くしたような感じだろうか。常連客が多数連泊し、成る程一種独特なムードである。私のようなあつかましい人間ならともかく、引っ込み思案な普通人にはちとつらかろうが、ここのオーナーは、率先して宿泊客とのコミュニケーションを楽しんでいる。妙な壁は作らぬことだ。
８月18日、一ヶ月ぶりに知床へ入る。岩尾別温泉は静かでぬるく、知床五湖の見物規制も変わらない。吹き付ける風には、秋の気配が感じられた。カメラのシャッターをきりまくりつつ（私はたまちゃんの父親か！）知床峠を越え、熊の湯へ行く。今夜の宿は、ライダーハウス「白樺」。最後の晩餐は、ここの名物「ちゃんちゃｎ焼き」にしたかった。２時間ぶっ通しで、鉄板の上に次から次へと魚や野菜が並べられ、参加者は皆、必死で喰い続ける。何せ参加費2500円（記念品付）である。元は取らねば!!
翌日、セセキ・相泊温泉をハシゴする。このセセキ温泉は、オホーツク海の波打ち際で、道路から丸見えである。ちょうど水着姿のアベックが入浴中であったが、女はビキニで、マ○毛がはみ出していた。「熊の入った家」で昼食後、神内商店で手続きを済ませ、寮へ行く。寮ではロン毛で茶髪の美少年がグースカ昼寝していたが、果たしてそれはあのＪ・Ｓ君だった･･･。
北の国から '99　工場勤務
「行きまーす!!」約10ヶ月ぶりに、私の声が響きわたる。ここは神内商店内の通称「御立ち台」。初めて私がここに立ったのは昨年のシャケバイの半ば頃だったが、以来私の定位置となっている。また、ここは全ての業務のスタート地点、ここがコケたら皆コケるのである。
今回は、バイト期間が長いので、いろいろと芸を覚えたのだが、自他共に認める「やんごとなき雅なおじ様」であるこの私が、包丁片手に血で染まっている姿など皆様の想像に･･･つくであろうなあ。ある時はシャケのヒレをそぎ落とし、またある時はシャケの頭をはね、エラをほじくり、腹を裂き･･･、といった日々の連続で、私の白魚のような指は見るも無惨な荒れ模様となる。（実際、私の指は、その美しさ故パートのおばちゃん連中に妬まれている。ホントですよ!）
また、このバイト中、ＳＴＶが取材にやって来た。私は立っている場所が場所なので、いろいろなアングルで撮影されたのだが、残念なことにオンエアを見損なった。バカバカバカ!!
因みに、99年は天候不順で、９月・10月もバカ陽気が続いた。シャケがニシンの如く「幻の魚」になる日が、遠からず来るかもしれない。また、工場裏の浜辺には不粋な防波堤が建設中だった。来年からは、国後島が見えにくくなってしまうのも、寂しいことである。なお、私が工場で使っていた手袋は、なんと私の実家のすぐ近くで作られたものだった。不思議な縁である。
Piller of Veam 6
10月16日、工場のおばちゃん達と名残を惜しみつつシャケバイが終了、翌日小樽へ向け発進する。
これまで、全道あげてのバカ陽気続きだったのだが、一転して昨年より早い初冠雪。こともあろうに、札幌市郊外の中山峠にチェーン規制が発せられた。ただでさえ恐がりの私は愕然となった。それでもなんとか天候は持ち直してくれたのだが、寒さは残り、ふるえながらの西行と相成った。
出発初日は足寄の大阪屋食堂（またか）に泊まったが、その向かいにある銀河タワーが朝８時の時報がわりに「雪やこんこん」のメロディを奏でたのだ。ついでにトイレを借りたらその中で流れていたのがモーツァルトの「レクイエム」だった。シャレにもならん!!
ナイタイ高原を経て、狩勝峠を越えて富良野に入る。本格的な冬の到来を前に、道路工事の花盛りである。
お宿はまたしても「宝来」である。富良野で安く「布団」を使えるのはここだけである。夏場ほどではないにせよ、人参掘りのアルバイターと時期はずれの観光客がいた。
札幌へ向かうにつれて気温も上昇、それでも野宿をするには寒い。北海道最後の夜は小樽運河のほとりの「ホテルソニア」に素泊まりする。豪華な客室でワイン片手に「学校へ行こう!」を見つつ、夜はふけていく。
10月20日、舞鶴行のフェリーに乗ったライダーは私を含めてほんの数名、圧倒的多数は、陸上自衛隊である。しかし、若い隊員達は、修学旅行の団体と変わらない。なお、その夜のトップニュースは、「強姦発言」で物議を醸した西村眞悟防衛政務次官更迭であったが、真剣に見ているのは年配の隊員ばかりだった。若手の騒ぎぶりは相変わらず。だが、騒げるうちに騒ぐがいい、一朝有事の際は、君たちから死ぬことになるんだから･･･。

（編者註）＊北の道ナビでは、北海道のくわしい地図を見ることが出来ます。

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アドルフ・ヒトラーは、その著書「我が闘争」に於いて、『人を説得しうるのは、書かれた言葉によるよりも、話された言葉による。』と述べているが、それは私も同感である。このレポートとて、どこまで読者を感動させることができるのか、甚だ疑問である。しかし、人間の言葉には、「実際の見聞」による裏付けがなければならないとも、私は考える。このレポートにも、私の独断と偏見、さらに「楽屋ネタ」という隠し味がたっぷりと施してあるのだが、私が見たことのないことについては、一行たりとも書いていない。
熟熟惟子に、私は12年前の北海道初上陸の際、目に付く限りのガイドブックを買いこんだものである。しかし、今では「アウトライダー」と「モーターサイクリスト」の北海道特集号のみであるが、それとても夏を迎えるための儀式と化している。
この北海道ツーリングも、一つ間違えればマンネリに陥りかねない。ところがよくできたもので、毎年必ず何か新しい発見があり、それが継続課題となる。現在それは駅逓制度制度と鰊番屋を中心に近現代の北海道開発史全体に及んでいる。いつの話になるかわからないが、いずれ何らかの形で発表できればと考えている。
これから北海道を目指す人に私は言いたい。内地から持参する情報源は「ツーリングマップル北海道」ぐらいにして、後は現地での口コミに頼るべきである。そして、自分が見聞きしたことは、１人でも多くの人に話すべきである、と。

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