日本映画感想文


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映画「ハウルの動く城」
ビデオ「座頭市」
アニメビデオ「猫の恩返し」
アニメビデオ「攻殻機動隊 goast in the shell」

映画「ハウルの動く城」 ★★★★★


賛否両論あるが、十分楽しめた。魔法使いとおばあさんの不思議なラブストーリー
一部で全然面白くない、話に起伏がない、などと意見が聞かれたが、実際に見てみると最後まではらはらしながら見る事ができた。

荒地の魔女の呪いで老婆にされてしまったソフィアは、魔法使いハウルと奇妙な共同生活を送る事になる。
ソフィアがハウルと気持ちが通じると若返り,心が離れると老いてしまう。その描写が面白い。
また、キムタクが声優をやって、完璧な美貌を持った、という設定になっているハウルが実はナルシストで、臆病者で引きこもりっぽいという一面もあったり、ハウルと喧嘩したソフィアが、年甲斐もなく、大声で号泣するシーンなど、とても人間味があった。

描写が抽象的で子供には絶対に分からない。例えば、ハウルが子供時代に、美しさに惹かれて悪魔に心臓を渡してしまうシーンの描写や、ハウルがソフィアに家をプレゼントした後に戦争に行こうとする時、ソフィアが一気に老けてしまうシーンなど、俺はすごいなぁ〜と思ったが・・・・。

国王が誰と戦争をしていたのか、そして何故ハウルが国王の戦闘機を攻撃していたのか、ソフィアの呪いはどうなったのか、などあまりよくわからない事が多かったが・・・・。

高齢化問題、恋愛、人間の自由など、いろいろなテーマが盛り込まれていてとても深い作品だと思った。(2005年2月)


 ビデオ「座頭市」 ☆☆☆☆☆

近日アップ


 アニメビデオ「猫の恩返し」 ★★★☆☆

ほのぼのとしていた。この映画を見て逆に宮崎駿のすごさを再確認した。
スタジオジブリの森田宏幸監督の映画。主人公ハルが、猫を助けたことから騒動に巻き込まれてしまい、色々経験して少し大人になるというストーリー。
 ストーリー的には面白かったが、映画で1000円以上出して見る価値があるかな?と思った。子供は満足できると思うが、
大人は物足りないのではないだろうか?いや、ギブリーズも同時上映だったから、仕事で疲れたお父さんも楽しめるか?!
 個人的には、関連作品の「耳をすませば」と比べると、登場人物の何気ないしぐさから感じられる心理状態やとか、見る側がついていけないような予想もつかないような展開はなく、ある程度予想ができるものだった。
やっぱり宮崎駿はすごい。天才やなぁ〜とこの映画を見て思ってしまった。(2003年11月)


 アニメビデオ「攻殻機動隊 goast in the shell」 ★★★☆☆+

全くもって意味不明。
 最近話題の「マトリックス」。1作目はまあまあ面白かったし、2作目も見たいと思っている。そういうわけで、「マトリックス」のスタッフが影響を受けたというアニメ「攻殻機動隊」のビデオを借りた。
 このアニメは海外でも評価が高いらしくアカデミー賞にもノミネートされたことがあるらしい。そういえばオーストラリアに住んでいたときも、テレビでやってる映画でこのアニメが放映されていた。
 映像のカッコ良さや、臨場感はかなりいい味出していて、アニメとは思えない。質はかなり高いのがアニメの素人でも分かる。しかしながら、ストーリーは全く意味不明。分からないところを巻き戻して見直したり、ネットでこのアニメのことを解説しているサイトを探したがそれでも理解できない。なんじゃこりゃ〜。(2003年7月)