羊肝は羊の肝で唐の時代に9月9日重陽の節句に食された。鎌倉時代に禅宗文化とと もに渡来し日本では獣肉食はいけないので中国にある「羊羮」という料理名を用いました。ただ獣 の名を使うのは不潔としながらも羊の字が変えられていないのは疑問です。江戸時代に一般に普及 するのが、赤小豆粉、山芋、小麦粉、葛粉、砂糖などを用いてこねて蒸した蒸羊羮です。京都でね り羊羮ができたのは1589年頃とされています。
多年草で春に新葉をとって草餅の材料とするのでモチグサと呼ばれます。江州の伊吹 山のよもぎは短小で香り良く最上品とされています。よもぎは吐血下血をとめ婦人の腰痛の薬とさ れ、よもぎ餅は下痢を止め婦人の漏血によいといわれています。