
旋盤のルーツは、石器時代にさかのぼってもいいでしょう。
火を起こす時、弓のツルに木を巻き付けてクルクルと回し火を起こしましたね。あれが旋盤のルーツと言っても過言ではないでしょう。
旋盤と云う機械は見たことは無くても陶芸用のロクロは、多くの方がご存知と思います。
茶碗などをクルクル回し造るところをテレビ等で見たりまたは経験された方もあると思います。
陶芸用ロクロは、水平面で回っていますが、旋盤は90度傾けた位置で工作物が回転しています。
こけし人形等も木工用ロクロで作られています。
つまりロクロと旋盤は基本的には同じものなんですね。
でも大きく違うのは点は、
ロクロは、陶芸 木工など工作物を加工するとき、人の手先だけで加工が行われるのです。
陶芸では、工作物(茶碗など)に指や手のひらで形を造っていきますね。
木工では、工作物(こけし人形など)に手に握られた刃物を当てて形を造るのです。
旋盤は、金属加工工作機械の代名詞と言ってもいいでしょう。
大きく分けて 回転部分 と回転部の中心軸と平行にベットと呼ばれる水平の台 それに
ベットの上に乗る刃物台から構成されています。
刃物台を前後左右に移動することで 工作物を加工するのです。
旋盤では、円筒状 円盤状などの工作物を加工できます。
他にねじを造る事も旋盤ならではの加工方法です。
その昔まだモーターが普及する前は、ブリ廻しと呼ばれる人が人の背丈ほどの大きな車輪
を廻しモーターの代わりに活躍した時代があったのです。
モーターが普及すると一台のモーターで何台もの旋盤を駆動するために長い軸をツナギ
その軸の途中に旋盤の数だけプーリーと呼ばれる車輪を着けて平ベルトで旋盤側のプーリー
に掛けて駆動していたのです。
現在では、NC(数値制御)と呼ばれるコンピューターでプログラムすれば機械が全部やってくれます。
しかし 単品物などは、汎用の旋盤に依存しています。
他の工作機械と大きく違うところは、旋盤は、工作物が回転して刃物は回転しません。
眼の前で金属の工作物が高速で回転しているのです、それに刃物を当てて加工するわけですから、
決して安全 楽な作業ではありません。
ですから汎用旋盤を使う人技術者(職人)が少なくなっています。
質問 ご意見 お受けいたします