
これは草田男ではありません。2/8夜息子とドライブして帰ってきて車を降りると、夜風が少し暖かかったのです。息子は「何かいい匂いしてる」と嗅ぎ回っていました。父には匂わない春を嗅ぎとっていたのかもしれません。で、この句を思い出したのです。
ところで、数日前通勤途中に、俳句な光景を目撃しました。カーブしている道路をトラックが通過したとき、泥を跳ね上げたのですが、その泥がたくさんの塊になって爆発したように上に飛んで電線に張り付きました。よく見るとツグミの群でした。道路脇にいて驚いて電線に飛び上がったのでした。それから何度か同じような光景を見ています。ショットガンフォーメーションからレシーバーが一斉に走り出すように爆発的に飛び上がって一直線に並ぶ様はなかなかのものです。どんな言葉で句にすればよいのか思案中です。
ある解説者によると、妻がいなかった二晩妻を恋いての句、と考えるようであるが、子供ができて以来、妻子が家を空けると私はリラックスしすぎて次の日寝過ごすことが多い。
捨てられてひからびた鰈(かれい)の目が、二つ同じ側で並んでいるのでが、親に反発していた頃の自分の目に似ている、という句。最近息子がウルトラマンティガのもの、靴、シャツなど、を欲しがる。それらは意味もなく高価である。私も小学生、中学生になっても、はやりのものが欲しかった。日本全体がいまよりずっと貧しかった時代のことであり、親は大変だったと思う。安いパートの収入で弟と私にアディダスのジャージやクロコダイルの靴下を買ってくれた母のことを有り難く思い出す。ウルトラマンのパンツを買ってくれとだだをこねる息子を前にして。下から私をにらんだ目は確かに鰈に似ている。