ベトナムの禅僧、ティク・ナット・ハン師は、ある講演会で、手元にあった一枚の紙をかざし、こう語りかけたそうだ。「この紙のなかに雲が見えますか。雲がなければ雨はなく、雨がなければ木は育たず、木が育たなければ紙はできない。これが仏教の縁起です」と。
同じく一枚の紙の話。蓮如上人は、廊下に紙が一枚落ちているのをご覧になって、「仏様のものを、粗末にしてはいけない(仏法領の物をあだにするかや)」と、拾い上げて、両手で押し頂かれたという。
エコロジーとは別の話。 南無阿弥陀仏