まだ まにあうのなら

生活再考

こんな本があります。
生活と生き方を再考するために、ご一読をお勧めいたします。


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●バクテリアを呼ぶ男
奇跡の生ゴミ革命
葉坂勝【著】

地湧社 (1998/01/10 出版)
175p / 19cm / B6 ISBN: 9784885031366 NDC分類: 518.52
価格: ¥1,575 (税込)

《詳細》

 25日で豚の頭も土になる有機性排出物の完全リサイクルを可能にしたのは、人間の選択したバクテリアでなく、自然に集まってくる夥しい種類と数のバクテリア。この営みを可能にした一清掃業者の実践記録。このリサイクルプラントは、おそるべき能力をそなえ、行政や市民を動かし、社会システムをも変えはじめた。究極の生ゴミ革命。

【目次】

第1章 バクテリアと生きる…一清掃業者の発見
(こと始め…バキューム屋の運転手;バクテリア発見!;糞はなぜ汚いって言うんですか?… ほか)
第2章 有機物は廃棄物ではない…生ゴミは資源だ
(堆肥発見!;ハザカプラント…生みの闘い;最初の高速発酵堆肥化処理の開始 ほか)
第3章 道具の威力…これぞ人間の智恵
(私の人生を決めた二つの出来事;替え玉入学事件;これ以上辛い仕事はない ほか)
第4章 二一世紀の窓口…地域資源循環型社会を目ざして
(これは“命ある土”だ;二一世紀への窓口が見つかった!;新しい出発=埼玉のモデルプラント)

著者紹介
葉坂勝[はざか まさる] 1947年、宮城県生まれ。1969年より浄化槽管理を中心とする清掃業に携わり、1976年に浄化槽維持管理会社として(株)県南衛生工業を創立。1984年に各種有機性排出物の高速発酵堆肥化施設ハザカプラントを完成。


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●発酵道
酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方
寺田啓佐【著】

スタジオK 河出書房新社〔発売〕 (2007/08/30 出版)
255p / 19cm / B6判 ISBN: 9784309907451 NDC分類: 588.52
価格: ¥1,575 (税込)

《詳細》

 『発酵道』は、微生物の生き方を通して人間の本当の生き方はどうあるべきかを説いた、とてもおもしろく、ためになる本です。ぜひお読み下さい。(斎藤一人さんの推薦文)

【目次】

はじめに 微生物から、生き方を学ぶ
第1話:蔵元に婿入りしたものの
第2話:何をやってもうまくいかない
第3話:どん底で見えてきたこと
第4話:本物の酒を造ろう
第5話:微生物って、スゴイ!
第6話:微生物が持ち味を発揮するのは?
第7話:生命ある食べ物をいただく
第8話:微生物をお手本にして
第9話:発酵場は、癒しの場
第10話:自分をなくす心のあり方
第11話:古き叡智との運命的な出会い
第12話:微生物が快い方向を示してくれる
第13話:微生物が「清潔の弊害」を教えてくれた
第14話:発芽玄米酒が大反響を呼ぶ
第15話:自然に還ることが、社会の腐敗を止める
第16話:社会も家庭も、腸内環境と同じ
第17話:みんなが豊かになる
第18話:発酵していくと幸せになる
第19話:これからは、いきいきわくわく
おわりに 「だまされろ」にだまされて

著者紹介
寺田啓佐[テラダケイスケ] 1948年、千葉県生まれ。自然酒蔵元『寺田本家』23代目当主。1974年、300年続く老舗の造り酒屋『寺田本家』に婿入りする。1985年、経営の破綻と病気を機に、自然酒造りに転向。自然に学び、原点に帰った酒造りによる「五人娘」を製造販売する。その後、発芽玄米酒「むすひ」や、どぶろくの元祖「醍醐のしずく」など、健康に配慮したユニークな酒を、次々と商品化し、話題を呼んでいる。酒造業のかたわら、教育や食、環境といった生命にかかわる問題をテーマに、地域貢献に努め、地元の教育委員長や学校給食運営の会長などを歴任する。


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●牛が拓く牧場
自然と人の共存・斎藤式蹄耕法
斎藤晶【著】

地湧社 (1989/09/20 出版)
189p / 19cm / B6判 ISBN: 9784885030758 NDC分類: 641.7
価格: ¥1,680 (税込)

《詳細》

 蹄耕法とは、ブルドーザーなどの機械力を使わず、家畜を利用した牧畜における草地造成技術のこと。牛が歩くと雑草や笹が退化し、牧草地が広がる。仕事は半分、あとは牛まかせ。近代化に背を向け、厳しい環境を逆手にとった工夫の数々が、北海道の山奥に美しい牧場を生んだ。自然こそが財産。未来の農業がここにある。

【目次】

序章:山の牧場
第一章:山で気付く
(開拓地に入る;発想の逆転;蹄の跡から牧草が生まれる;牛は開墾の道具;異端への賛同)
第二章:牧場を拓く
(牛は山で遊ぶ;牛が牧草地を作る;草地の生態観察;人間が手をつけない)
第三章:施設を作る
(ビニールハウスの牛舎;牧場のサイロは手づくり;冬の飼料作り;無駄なものはない)
第四章:技術とは何か
(自然に順応する技術;蹄耕法の思想;生産は牛まかせ;自然に学んだ牧場経営)
第五章:山を見直す
(牧畜という農業;山で牧畜を営む;牧場を開放する;自然と人間の営み)
終章:自然の中の人生

著者紹介
斎藤晶[サイトウアキラ] 1928年、山形県生まれ。’47年、開拓農民として単身、北海道旭川市神居町に入植。笹と石だらけの山で開拓農業にいきづまり、自然に対する発想を転換して酪農に転向。牛と牧草と雑草の生態を生かした蹄耕法による自然流酪農を確立。現在、130ヘクタールの土地に130頭の牛を飼う。’99年度山崎記念農業賞受賞。


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●奇跡のリンゴ
「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
石川拓治【著】NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班【監修】

幻冬舎 (2008/07/25 出版)
207p / 19cm / B6判 ISBN: 9784344015449 NDC分類: 625.21
価格: ¥1,365 (税込)

《詳細》

 ニュートンよりも、ライト兄弟よりも、偉大な奇跡を成し遂げた男の物語。絶望と孤立を乗り越えて、辿り着いた答えとは?「死ぬくらいなら、その前に一回はバカになってみたらいい」。希望のない時代の道標・・・ニュートンよりライト兄弟より、偉大な発見!
「木村秋則さんのリンゴは、来るべき未来への叡智を与えてくれる『智恵の果実』だ。」茂木健一郎(脳科学者)
 ひとつのものに狂えば、いつか必ず答えに巡り会う。人が生きていくために、経験や知識は欠かせない。何かをなすためには、経験や知識を積み重ねる必要がある。だから経験や知識のない人を、世の中ではバカと言う。けれど人が真に新しい何かに挑むとき、最大の壁になるのはしばしばその経験や知識なのだ。木村はひとつ失敗するたびに、ひとつの常識を捨てた。そうして無垢の心でリンゴの木を眺めることができるようになったのだ。(帯より)

著者紹介
石川拓治[イシカワタクジ] 1961年茨城県水戸市生まれ。ノンフィクションライター。
木村秋則[キムラアキノリ] 1949年、青森県弘前市生まれ。高校卒業後、神奈川県川崎市のメーカーに就職するが、1年半で退職。故郷に戻り結婚、農家の婿養子となる。妻が農薬に弱かったことをきっかけに、1978年から無農薬のリンゴ栽培を試みる。苦難の日々を超えて11年目に完全無農薬・無肥料での栽培に成功。奇跡の栽培法「自然栽培」を確立した。2006年、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演、大反響を呼ぶ。現在はリンゴ栽培のかたわら、国内外を講演や農業指導に飛び回る日々。


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●究極の田んぼ
耕さず肥料も農薬も使わない農業
岩澤信夫【著】

日本経済新聞出版社 (2010/04/01 出版)
209p / 19cm / B6判 ISBN: 9784532490881 NDC分類: 616.2
価格: ¥1,575 (税込)

《詳細》

 怠け者、変わり者と笑われながら、長年の試行錯誤と工夫の積み重ねによって、田んぼを耕さず、農薬も肥料も使わずに多収穫のイネを作ることに成功した男の物語。地球と人と生きものに優しい市民農園・村おこし構想を提言! 不耕起移植栽培の普及と環境再生農業の提唱で2008年度吉川英治文化賞に輝いた著者が、市民と農家が共に楽しめる、地球と人と生きものに本当に優しい市民農園・村おこし構想を提言する。

【目次】

第1章 思い違いの農業
第2章 大冷害の教訓
第3章 生きものの偉大な力
第4章 田んぼの驚くべき浄水能力
第5章 コメつくりの技術開発物語
第6章 自然と折り合う農業
第7章 田んぼの市民農園制度を

著者紹介
岩澤信夫[イワサワノブオ] 1932年、千葉県成田市生まれ。旧制成田中学(現・県立成田高校)卒業後、家業の農業に従事。70年代末からコメ作りの研究に没頭。冷害に強いイネ作り、不耕起栽培、成苗の手植えなどについて、試行錯誤しながら工夫と実験を積み重ねる。85年頃から不耕起移植栽培を全国の農家に提唱、農機具メーカーと専用田植機の開発も始める。93年、「日本不耕起栽培普及会」を設立、会長に。2002年、「自然耕塾」を開校。


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●それでも、世界一うまい米を作る
危機に備える「俺たちの食糧安保」
奥野修司【著】

講談社 (2009/03/31 出版) 333p / 19cm / B6判 ISBN: 9784062149648 NDC分類: 616.2 価格: ¥1,890 (税込)

《詳細》

 こんなに楽しい農業・農法があったのか! 福島県にある農業集団は、減農薬・コンピュータ管理など試行錯誤の末、皇太子も愛好する美味しい米を作り出した。中国も教えを乞う農法が日本の食糧事情を救う。世界を食べ尽くす中国の脅威、日本が安全な食糧を買えなくなる日、そのとき、あなたはどうします? 皇太子が感激した稲田米とは。

【目次】

第1章 「世界一うまい米」を作る男たち
第2章 脱農協の人生
第3章 ベンツに乗って田んぼに行こう!
第4章 無農薬幻想
第5章 中国が世界の食糧を食い尽くす
第6章 俺たちの食糧安保
第7章 後継者なんていらない!

著者紹介
奥野修司[オクノシュウジ] 1948年大阪府生まれ。立命館大学卒業。78年から南米で日系移民調査。帰国後、フリージャーナリストとして活躍。2005年『ナツコ沖縄密貿易の女王』(文春文庫)で、講談社ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞。また、30年前の「酒鬼薔薇事件」を描いた『心にナイフをしのばせて』(06年、文藝春秋)がベストセラーとなる。


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●野菜の裏側
本当に安全でおいしい野菜の選び方
河名秀郎【著】

東洋経済新報社 (2010/09/30 出版)
235p / 19cm / B6判 ISBN: 9784492223048 NDC分類: 626
価格: ¥1,470 (税込)

《詳細》

 日本は世界第2位の農薬大国、肥料は完全に盲点。農薬、肥料の毒におかされた「不自然な」状態で栽培された「不自然な野菜」を食べて健康を維持できるのか?

【目次】

はじめに 野菜にまつわる10の誤解
第1章 20歳の姉の死と「自然栽培」との出会い
第2章 日本の野菜がダメになった理由…「農薬」と「肥料」の使用実態
第3章 野菜を食べるとガンになる?…「硝酸性窒素」は大問題
第4章 「腐敗実験」からわかる生命力のある野菜、ない野菜
第5章 土には本来、「すごい力」がある
第6章 「頭で考える食べ方」から「五感で選ぶ食べ方」へ
第7章 医者にもクスリにも頼らない!自然と調和する生き方
おわりに 野菜を通して伝えたいこと

著者紹介
河名秀郎[カワナヒデオ] ナチュラル・ハーモニー代表。1958年、東京生まれ。國學院大學卒業後、ハーブティの販売会社に就職するが、「もっと自然に近づきたい」と脱サラ。千葉県の自然栽培農家での1年間の研修、3年間の野菜の引き売りを経て、1986年に東京都世田谷区下馬に3坪ほどの八百屋を開店し、ナチュラル・ハーモニーを設立。現在は、業務用卸売り事業、自然食品店、自然食レストランなどの衣食住全般を統合した「ナチュラル&ハーモニック」や、自然栽培・天然菌発酵食品に特化した個人宅配「ハーモニック・トラスト」などを展開している。


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●伐って燃やせば「森は守れる」
田中淳夫【著】

洋泉社 (1999/02/26 出版)
237p / 19cm / B6判 ISBN: 9784896913651 NDC分類: 654
価格: ¥1,680 (税込)

《詳細》

 森林と人間の関係について最新トピックスを紹介し、森林に最も近い人間社会として山村の将来的な可能性、緑をつくるための努力、森林を維持させるためのシステム等について考え、人間と自然の関係を問い直す。日本の森を救う35の処方箋。

【目次】

1 森林の“本当の姿”を知る
(雑木林を伐り続ければ「自然が守れる」;生物の多様性を奪う竹林は即刻伐採せよ;「人のため」より「森のため」に人工林を伐る ほか)
2 山村・森林・木材の活用が“自然環境”を救う
(人が安らぎを感じる森は人の手が入った森林;通り抜けるだけの大規模林道は林道にあらず;山村の過疎は人口より年齢構成を問題にすべきだ ほか)
3 緑化と森林の「持続的維持」が可能な方法
(アマゾンの森をガーデニングした先住民たち;“完全な沙漠”に緑は絶対に甦らない;水なしで育つ人工植物の誕生 ほか)

著者紹介
田中淳夫[タナカアツオ] 1959年大阪生まれ。静岡大学農学部林学科卒業後、出版社・新聞社を経て、現在フリーの森林ジャーナリスト。


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●愉しい非電化
エコライフ&スローライフのための
藤村靖之【著】

洋泉社 (2006/06/07 出版)
222p / 19cm / B6判 ISBN: 9784862480354 NDC分類: 590
価格: ¥1,680 (税込)

《詳細》

 冷蔵庫、掃除機、洗濯機、冷暖房、除湿機、消臭器、換気装置、照明…「貧しい昔」に戻るのではなく、「新しい豊かさ」を愉しむための非電化製品を大公開。

【目次】

第1章 電気文明の歴史
(電気文明の世紀はエジソンから;文明開化 ほか)
第2章 電化製品の不思議なチグハグ
(効率は2000万分の1!?電気掃除機;家庭用電力の10%を消費!待機電力 ほか)
第3章 愉しい非電化製品
(日本でもモンゴルでも注目されている 非電化冷蔵庫;半永久的に使うことができる 非電化除湿機 ほか)
第4章 愉しい非電化プロジェクト
(葉山の非電化工房アトリエ;津山の非電化住宅 ほか)
第5章 非電化の意味論
(ホドホド快適・便利;ローカル化 ほか)

著者紹介
藤村靖之[フジムラヤスユキ] 1944年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科物理系専攻博士課程卒業(工学博士)。コマツ熱工学研究室長、カンキョー代表取締役などを経て、非電化工房、発明工房、発明起業塾を主宰。また、科学技術庁長官賞、発明功労賞などを受賞している。


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