歎異抄に聞く会(第12回)
平成31年6月29日(土)開催

(参加者9名+坊守+住職)

こんなプランでお話いたしました

● 念仏、『正信偈』(同朋奉讃式) 唱和

● 音読: 序文 〜 第10章 (毎回ご一緒に音読します)
                音読は、ゆっくりと散歩する気分で

● 第7章  (善導大師の「二河白道」のたとえ、を見ながら。)

 第7章は、「念仏は、無碍の一道なり」という、強い響きの言葉で始まります。親鸞聖人の御信心は、この一言にこめられている、そんな言葉です。

 仏教は、「此岸」(迷いの世界)から「彼岸」(悟りの世界)への「道」を説く教えです。ですが、自力では「此岸」から「彼岸」へと渡れない。そのことに気づいて、阿弥陀如来の本願他力による道、「念仏の道」しかない、と頂かれたのが、親鸞聖人です。

 『歎異抄』の第1章に、「本願を信ぜんには、他の善も要にあらず、念仏にまさるべき善なきゆえに。悪をもおそるべからず、弥陀の本願をさまたぐるほどの悪なきゆえに」とあります。

 「念仏の道」は、人間の相対善ではなくて、阿弥陀如来の絶対善です。ですから、なにものにもさまたげられることがない、「無碍の一道」なのです。

● 座談会: (お気楽に、なんでもお話しください)

● 次回のご案内: 第13回 7月27日(土)午後2時〜4時
         (第14回は、8月31日に予定しております。)

● 念仏 唱和