最近の日記

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2008/04/15 ワンコ
最近、成犬とふれあう?ことが多い日々です。中型犬の成犬は7歳になるとアダルトからシニアになるらしく、人間に換算すると、なんと私とほぼ同い年。私もシニアなのかなと少しシヨックでしたが、、、。この季節、成犬の抜け毛が多いようで、飼い主さんはお部屋のお掃除や服についた毛をコロコロローラーで取るのに大変な様子。本当にすごくて、成犬が身体をかいていると、落ち葉(針葉樹ですが)のごとく抜け毛が舞っています。でも、それだけ抜けても毛は少しも少なくなりません。うらやましい限りです。私は、幼少のころのトラウマから犬が苦手だったのですが、最近はそのトラウマも無くなりつつあります。朝から何を書いているんだか、、、天気が良いもので、、、
2008/03/20 少ししっかりしないと
最近、ほんとうに「少し、しっかりしないといけないな」と自分自身に言い聞かせています。普段、すごくしっかりしている(自分で言うのもなんですが) その反面、仕事のスイッチがOFFになった時の反動が大きく、「すごく」しっかりしていません。いい年してますが、ものすごい寂しがりやで、人相手の仕事しているのもたぶん、そのせいです。そこで、30年ぶりに新田次郎の八甲田山(雪中行軍)を読みました。※正式な本のタイトルとは違います当時、司馬竜馬を読んでガンガン行っていた際に、この本を読んで、ものすごく心がイタクなったことを思い出したためです。やはり、今読んでも心がイタクなる本でした。我慢というか、耐えるというか、自分を律するというか、それでも貫き通すところは貫き通すというか、たまに「ふにゃふにゃ(酔っ払っている様子ではありません)」になってしまう私にとって、この心がイタクなる本は、ほんとに良い薬です。私だけが「ふにゃふにゃ」になるのならいいのですが、それで人に心配や迷惑をかけているということが確信できますから。八甲田山は高倉健さんで映画にもなりました。映画の健さんみたいに一筋でふらふらしない男にならないといけないと、イタイ心で思いました。
2008/03/14 友人?親友?恋人?
昨日は、久しぶりに大学時代のつれと会いました。つれは大阪でスナックのママさんをやってます。実は私、最近、すこし悩むことがあって、夜中の1時半に電話して「会えるか?」と聞いたのですが、心地よく「会ったるで」とのこと。こいつは、私が27年前にスナックでバイトしている時のつれですが、昔は一緒にすごく無茶をした仲間です。夜中の2時過ぎに待ち合わせ。誰もが「うわ〜」というぐらい綺麗ないでたちです。かわいいから、いつもすごく口説かれるみたいです。やっぱ、綺麗ですし。でも、男性なんだなあ。知らなかったらわかりません。私は仕事上、いつも相談される立場なのですが、こいつは私の相談を聞いてくれます。本当に久しぶりに、私は愚痴を言い、それに対して真摯に応対してくれる「友」といっしょに飲むことが出来ました。心機一転、さて、あしたも頑張るでという気持ちになりました。約3年ぶりに会いましたが、こいつとの付き合いはずっと続けたいです。こいつは、私の悩みに対して「がんがんいけや!」とはっぱをかけてくれました。そうやなあ。がんがん行くのがあっしのいいとこやなあ。自分を取り戻せました。さて、ガンガンいくぜ!
2008/03/09 にがて
この仕事についてから、随分の年月が過ぎました。職業病?というか、この仕事についてからは、どんな人とでもお相手できるようになりました。昔、嫌な人とは目も合わせないという自分を思い出すと、今の私は信じられないくらいに変わったかな。現実として、誰が好きで誰が嫌いなんてことは言っていられませんし。自分自身も、今は人の好き嫌いは無いと思っていました。たぶん、自分はストレスを感じない性格のため、「もしかすると苦手なのかな?」という人のお相手でも、何も思わなかったのでしょう。でも、やはり毎日、何人もの方とお相手するとそうも言っていられないようで、、、最近、苦手だな(お話を続けるのがつらいなあ)あという方に久しぶりにお会いしました。お話している際には何も思わなかったのですが、終わってからドッと疲れてしまった。そういえば先週の土曜日に熱っぽく喉が痛く、日曜日には喉が見てもわかるくらいに腫れて寝込んでしまった。これって、ストレスなのかなあ。何年かに一度、熱が出るのですが、これがなぜか休日。私の身体も平日は仕事せいや!と我慢しているのかもしれません。健康チェックのために人間ドッグには年に2回行っています。普段は健康のことなどまったくお構い無しの生活ですが、、。ああ、しかし、3月の人間ドッグは仕事が入り予定日変更しなければ。しかし、私がつらいなあと思う方がいるのならば、私と話してお相手してくださる方の中にも「松森と話するのはしんどいな」という方がいるのでしょうね。ここは気をつけないと。話し変わって、今日はウィルスセキュリティZEROを購入しました。今まではノートンだったのですが、3台までOKで、更新はWinXPの公式サポート終了まで(2014年)といううたい文句に惹かれました。人間の身体も、ウィルスチェックソフトのようなものがあれば楽なのに。何もせずに楽して健康なんてのは無理でしょうね。近況ですが、最近、私にとってゼナF−2のような方にお逢いしました。この方とお逢いしていると、心と身体が癒されます。この方との出会いを大切にしたいと考えています。やっぱ、人との出会いって大切ですし、いいものですね。
2008/02/03 食の安全
また、食品で問題が起こりました。今度は重体患者が出るという、ほとんど考えられない「事件」です。人災の予感がしますが、慎重に調査及び捜査結果を待ちたいと考えています。我が家にも共同購入先から葉書が来ました。餃子と違ってレトルトカレーなのですが、カレーに使われているお肉が事件の発端となった工場で加工されているらしいです。さて、事件や事故は、現状の生産農家、加工工場、仕入先、小売店などでの検査を含む品質保証体制、品質管理に不備なところがあるため発生します。ただ、体制をやみくもに強化すれば良いかといえば、コスト面を考えるとそうとも言い切れません。私自身が今すべきは、マスコミやにわか評論家にかき回されたり、異常に産地や加工地に過敏になったり、便乗クレーマーになったりしないようにすること。昨年の話ですが、賞味期限の改ざんが多発した際に、何人かの評論家が、「昔は臭いをかいでみたり、少し食べてみて判断した。そういった感覚が、今の日本人には欠けている。賞味期限に頼りすぎている。」とテレビで話していました。それを聞いた時、量り売りで賞味期限の表示が無い時代のことをなぜ話すのかわかりませんでしたし、改ざんした業者の「認識」以外での私が知りたいことをコメントする評論家は皆無でしたので、あまり評論家は信用していません。また、お餅の時には冷凍が悪いような印象を与えていた評論家も多かったです。今回も、中国(国と人)の食品に関する認識の違いを大きな声で喋る評論家がいました。どんなことに対しても評論されるので、ある意味すごいですが(^^;;;ただ、今回の農薬混入では、農薬の専門家、中国事情に詳しい方、加工品等の輸入の実際に詳しい方の話が多く、少し安心しています。なお、今回は最初の記者会見でのJT担当者の説明がわかりやすかったので、好感を持ちました。ただただ、頭を下げて調査中ですと繰り返すのではなく、今、何をしているのか、今後、何をするのかを説明されました。原因と再発防止策をどのようにされるのか、期待しています。
2008/01/01 今年の抱負
世の中では、実に様々な事がらが起こっています。2007年を漢字で表すと「偽」でした。組織による考えられないような事件や事故が多発し、業界の常識が実は非常識であったことが露呈し、過去の教訓がまったく活かされていない。また、一見、どこにでもいる普通の人が手を抜いたり、人のものが欲しくなったり、少しの我慢が出来なくなったり、簡単に人に手をあげたり、、、。報道においても、これでもかと組織や人を叩き潰すような内容も多々、見受けられました。偽証、偽物、偽りの仮面、偽りの正義惑わされまいとしても、惑わされ同じ方向に流されてしまう、そういう世の中。そういう時代だからこそ、基本に忠実に、「動機善なりや、私心なかりしか」を考えて行動することを忘れずにいたい。最近は、「筋を通した人」や「義の人」を描いた歴史小説をよく読み、感銘し、基本を忘れないようにしております。心がけているのは、風評に惑わされず、己の頭と心で感じること。なかなか、この年になると堅い頭にこびり付いたものがあったり、過去のいろいろな体験に結び付けてしまったりするので難しいのですが、先入観なしで小説を読むとおもしろい。特に、双方の立場になってみると、史実として学んできたこと以外に、自分なりの真実が見えてきたりします。これは、映像では得られないものかもしれません。例えば関が原における西軍と東軍の両方の立場になってみる。例えば、明治維新の佐幕派と討幕派。このような現実以外のところで感じ入ると、案外と現実で見過ごしているところが見えてきたりします。最近、思い出したことですが、同じ時間に同じ職場に行き、同じ時間に帰ってくる。嫌なこともあるが家族のために自分を押さえて我慢する。同じ仕事に不平も言わず取り組み、小さくとも家を建て、子供を学校に通わせ卒業させ、そして定年を迎える。華々しくはないが、この凄さを久しく忘れていました。ここには偽は、ありません。今年もよろしくお願いします。
2007/11/01 ものすごく難しい(批判するのは簡単ですが、、)
今年は、食品業界に関するニュースがいやに多い年です。そうでは無いのに、牛肉です、地鶏です、オーガニックですと偽ったのは、これは犯罪、詐欺行為ですから問題外。また、賞味期限、消費期限を偽るのも、認識が甘かったとか、業界の常識、慣習でしたは言い訳に過ぎません。でも、非常に構造的な問題があるため、その中から自然発生的に生まれてきた業界の常識、慣習は「やっかいで根深い」です。例えば、小売業者からは遠慮なく、商品が返品されてきます。私も小売業で仕事をした経験があるのですが、長期保存できる商品など、パッケージが見るからに古くなった(汚れた)ものも、返品していました。ですから、小売業者には売れなかったら返品すれば良いという甘えが生まれる要素があり、とりあえず品数を豊富に、欠品が出ないようにと、「売れるかどうか、売ることができるかどうか」をあまり考えず、品数豊富、欠品なし=顧客満足と短絡的に考えて仕入れしてしまう。消費者も、品物があって当たり前、売り切れ(欠品)はお店が悪いと考えてしまうところがありますし。そこで、食品会社側は、売れる分だけ作るというよりも、納品しなければならない分を作る体制に代わりました。すると、買取でない小売業者から、売れなかった分が返品されます。そして返品には賞味期限を過ぎても食べられるからとラベルを張り替えるという組織が多く出てきてしまった。また、食品業者が供給体制として、冷凍できる商品は冷凍し、冷凍品を小売業者に納品して、冷凍品と明示して「2日以内にお食べください」と売る方法を思いついた。しかし、最近の新聞報道では、これが疑わしいとされている。今の現状では、返品を回収できる余力のある大手か、売れるだけしか製造しない個人の食品会社しか生き残れないような気がします。報道も、問題を起こした企業叩いたり、識者もその企業の認識不足をTVや新聞で論ずるだけでなく、この業界の現状も含めて「どうすりゃあいいの?」というヒントを我々に示してほしいです。個人で考えても、ものすごく難しいですから。
2007/10/27 司馬遼太郎
最近、また司馬遼太郎にはまっています。今、読んでいるのは、司馬氏が今の私と同じ年齢で書いた「世に棲む日日」 昔に購入したものは処分しましたので、再度、買って読んでいます。やはり、引き込まれるなあ。なにげなしに、これは処分しなかった「竜馬がゆく」を手に取ると、なっなんと!字が小さすぎて読めない(^^;  これも再度、購入かなあ?
2007/01/17 またまた不祥事
必ずといっていいほど、超有名な企業の不祥事が起こります。今回は食品会社でした。
ヒューマンエラー、ミステイクと違い、意図的な行為ですから、これは「違反」となります。
人が規則や手順に「違反」する理由には、
1.ルールを知らない
2.ルールを理解していない
3.ルールに納得していない
4.みんなも守っていない
5.守らなくても注意を受けたり罰せられたりしない
があります。
また、これら行動は(リスク行動とも言います)、
1.リスクに気が付かないか主観的に小さいとき
2.リスクを犯しても得られる目標の価値が大きいとき
3.リスクを避けたときのデメリットが大きいとき
に行われます。この8つの要因のいくつかが重なったところで事故や不安全行動が発生します。
組織内だけの怒られるとかいった自分自身のためだけのリスク(リスクにもならないか?)によって、組織としてのとてつもなく大きなリスクが見えなくなっている。何度、繰り返せばいいのか。過去の事例や教訓をまったく学んでいない。特に今回は、子供に対して大きな悪しき思い出を残す事件です。
年頭ごあいさつ
明けましておめでとうございます。私は、今年の年賀状に、「夢・志・使命感」
夢、志、そして使命感を持って、自分のための仕事から、仲間のための仕事、そして組織のための仕事を経て、ひいては社会のために仕事をする。何事にも特効薬はありません。ゆっくりでも、自ら考えて続けることが大切です。
と記しました。
私は事業所の代表のため、超現実的でないとやっていけませんが、それゆえにです。このホームページをご覧いただいている皆様は、何らかの形で品質保証に携わっておられる(又はおられた)と思います。
ISO9001=きちんとした品質保証のできる体制を構築するための規格
という原点に帰り、現場でISO9001をこねくりまわしてみましょう。怒られそうですが、聞こえの良い経営に役立つISOという前の、泥臭くてしんどい部分を強化する必要があると感じるこの頃です。
2006/12/03 藤沢周平と司馬遼太郎
少し遅いかもしれないが、たそがれ清兵衛という本を買いました。
それと、人にあげた国盗り物語と北斗の人。
移動時間などに読んでみます。
2006/10/01 セミナー
セミナーをやっていて、嬉しいのは「楽しかったです」という感想をいただいたとき。品質や環境のセミナーは、特にISO規格の説明を含むときなどは、わかりにくいし、時には苦痛を伴うかもしれない。特に最近は、いやいや来ている方もいないとは言えないし、、、。数年前だが、入門コースで「申し訳ありません。やはり、理解できま
せんでした。」との感想をいただいたことがある。力量不足を痛感した。かたいことや難しいことを、難しく解説するのは誰にでも出来るし、それが癖になると簡単なことさえも難しく解説するようになる。わからない事を知るために来ている方々に、わからない事をダメという方(講師)も多い。まず、講師も受講者の方々も楽しく。そうでなけれな、伝えられないし、聞いてもらえなくなる。「楽しかったです」と、講師も受講者も感じるひと時を共有したい。
2006/09/24 支持政党はありませんが
やはり、自民党の総裁に安倍氏が決まった。意外と票数が伸びなかったのは、選挙中の参議院選挙候補者再検討発言が影響していたのかもしれない。TVや新聞での情報だが、新閣僚に参議院議員の人数枠があり、その件について、話し合いがあったという。参議院議員の人数枠もそうだが、やはり派閥というものがあって、本当にそのポストに向いている方が閣僚になるとは限らない。今でも「これから勉強します」と宣言して、勉強する前に大臣や副大臣でなくなった方も多い。これ、なんとかならないものか?ある政治評論家の予想では、来年の参議院選挙で自民党が大敗し、責任問題がこじれて安倍政権が交代するから、北朝鮮はそれを織り込み済みで、全然真剣に対応しないだろうとのこと。北朝鮮の問題は別として、参議院選挙で自民党が大敗した場合の責任は誰にあるのだろうか?総理大臣?幹事長?企業責任でも組織の責任はTOPがとることが多い。、、、いや、最近はそうでもないか、、、前述の選挙で大敗は、なるほど、ありそうな筋書きだが、あまりトップがころころ代わるのは良くない。、、、最近はしがみつきの経営者も多いが、、、新政権は、せっかく大きな期待を背負って船出したのだから、大きなビジョンと使命感を持って長くやってほしい。
2006/09/20 審査員(まずは補)への登録について
本年12月末までに現行制度の審査員補への新規申請を行う場合、「個人的特質の保証書」に代えて「推薦書」を提出することでも認められていますが、現行の審査員評価登録制度は2009年末になくなり、それまでに登録した審査員は2009年末までに新制度へ移行しなければなりません。新制度への移行時には、JRCA登録の審査員による「個人的特質の保証書」の提出が必須となります。この件に関して、審査実績のいらない審査員補としての登録において、JRCA登録の審査員による「個人的特質の保証書」の提出を求めるというのはまったくのナンセンスだと考えています。審査している場面を見なければ個人的特質は判定できませんが、審査員補には審査実績を求めていない。なぜ、登録の際に個人的な特質なのだろうか。監査員の質を高めるためには、もっともっと登録している審査員の数を増やす必要があると考えています。登録した審査員は審査登録機関に所属し、オブザーバー、トレイニー、チームメンバーとして審査員としての個人的特質を評価されるべき。そこでダメならば、審査員としての登録は抹消されなくても、審査登録機関が、この人には審査登録活動は任せられないとすればよいのではないだろうか。また、現在、審査登録機関で審査している審査員についても、登録の内容(審査員、主任審査員)は別として、必ず評価を受けて、審査員としての個人的な特質に欠けるとみなされた場合は審査チームのリーダーを出来なくする、チームメンバーにれなくするなどの継続的な処置を取り続けることが審査員の質を高めるはず。これらは審査登録機関の責任だと思いますし、審査員としての特質を判断できるのは審査登録機関でしょう。たった1枚の保証書のみで特質があると判断し、継続的で実質的な処置を忘れてしまうといけない。審査員の登録機関はどこを目指そうとしているのだろうか?
なお、別の話になるが、内部監査で審査員としての知恵を活かそうという場合は、内部監査の依頼者(経営者)またはその代理人(管理責任者)が内部監査員としての特質を判断すればよい。
そこにはJRCA登録の審査員の保証書などは必要ないはずです。
2006/09/18 内部監査
最近、内部監査への立会い指導を行いました。そこで感じたのは、監査は監査側と被監査側の共同作業ということです。被監査側を協力的にさせる、リラックスさせるのは監査員の役目ですから、監査員は笑顔を忘れず、良いところはその場で褒めるなどが必要ですが、被監査側としても監査員を盛り立てることを考える。被監査側としても監査側との意思疎通、コミュニケーションを考え、自ら改善のヒントをつかむように努力することも大切です。具体的に言えば、監査側は被監査側が回答しやすいように、喋りやすいように、業務内容についての質問を多くすると、話がはずむことが多いですね。
2006/07/01 記入もれと未実施
最終検査場でふと見ると、工程内の確認や検査についての記入がされていないものがある。
この件に関して指摘をする際に、工程内検査の記録がされていないとするのか、工程内検査が実施されていないとするのかでは、ものすごく大きな違いが出てくる。あたりまえの話だが、監査において記入もれよりも、検査の未実施として指摘しなければならない。監査の現場で追加調査して、検査(合否判定まで)は実施されていたとしても、検査とは、その結果がどうであったのかという合否判定の証拠を残すところまでが検査である。したがって、本来、検査結果の記入もれという指摘はなく、検査の結果がどうであったのかという合否判定の証拠を残すところまでを含めた検査が実施されていなかったと指摘するべき。なぜ検査するのか、どのような方法で検査するのか、どのような基準で検査するのか、どのような環境で検査するのか、どのような計測器を使うのか、どのような力量を持った要員が検査するのか、その検査結果はどこに記録するのか、その記録に書かれたデータはどのように活用するのかなど、きちんとその目的を考えたうえで検査手順を決めるのだから、監査の指摘のしかたも気をつけたい。記入モレがありました。記入しました。教育しました。だけで終わらないような指摘を心がけたいです。
2006/06/13 内部監査へGO
個人で仕事をするようになって、相当の年月が過ぎました。まあ、個人事業所としての仕事、審査員の研修機関に所属しての仕事、審査登録機関に所属しての仕事が1/3づつですから、いつもいつも一人で仕事をしているわけではありませんけれど。サラリーマン時代は懐かしくないけれど、例えばコンサルタントの仕事を、何とか複数でできないものか?複数でやったほうが効果的な場合は無いのか?監査員も被監査側も複数でやることにより、お互いがよりスキルアップできるのではないか?そう考えて、昔にやっていた内部監査へGO!的なものを復活させることにしました。実際には一般公募すると、リスクも考えられます。事実、昔の話ですが、内部監査の監査員をメーリングリストで募集して失敗したことがありました。ですが、今後は、リスクを上回るメリットを創り出したいと考えています。
2006/03/12 いろいろと・・・
最近、テレビや漫画の影響からか、くわえタバコで歩く若者が増えました。遊園地などで、案外と人が多いにもかかわらず、灰皿の無いところでタバコを吸ったり、ひどい場合はくわえタバコで歩いている。流行の髪型で、流行の服装で、流行のメイクでおめかしして、くわえタバコも流行なのかなあ。先だっても、週末の焼肉屋さんの待合室で、、、なんと40分待ち、、、たくさんの家族連れが美味い焼肉を食べたいが一心で待ってました。お年寄りから子供まで。待合室には灰皿がありましたが、タバコを吸う人はみんな、外に出て外の灰皿のところでタバコ吸っています。そこに若いカップル登場。待合室に座るやいなや、女性のほうがタバコを吸い始めました。家族連れが多く集まる場所に灰皿を置く店もどうかと思いますが、それは横においておいて、周りの状況を考えて行動するということを、この女性は学んでこなかったようです。一緒にいた男性も、注意するでもなくですから、同じく学んでこなかったようです。女性の向かいに座っていた家族連れは、注意していましたから学んできたようです。考えると、私もタバコの吸える場所ではバンバンと吸っていますが、そこに吸わない人がいる場合に、少し配慮に欠けるときがあります。気をつけないといけないな。
新大阪から御堂筋線に乗ろうとしたときに、駅員さんが板を持っていたので見ていると、到着した電車に車椅子に乗った方がおられました。電車とホームの間に少し段差があるので、その板を利用して車椅子の方を降ろすようです。駅員さんは、その電車の扉から降りる乗客が無くなるのを待っていました。乗客は、車椅子を避けて左右から降りています。そして、降りる乗客がいなくなったので板を置こうとするのですが、今度はその扉から乗車しようとする乗客がいるために、なかなか板が置けません。電車もホームも比較的に空いていました。なんで、他の扉から降りないのだろうか、なんで、他の扉から乗らないのだろうか。そこは、階段のそばでもない中途半端な場所です。なんで?
2006/03/01 事実ならば、監査(調査)員失格
nikkeibp.jp に、2006年2月2日に民主党のBSE(牛海綿状脳症)問題対策本部の米国調査団が開いた記者会見に関しての記事が出ていました。
記者会見では、「工場は髄液が飛び散っていた。BSEの原因物質が蓄積するとされる特定危険部位の除去が粗っぽい。高圧洗浄しているので大丈夫との説明だったが、完全には洗浄できていない印象を受けた」(山田正彦衆院議員)、「(特定危険部位である)脊髄の神経根の部位が残存しているのを確認した」(岡本充功衆院議員)。日本の米国産牛肉輸入条件である特定危険部位の除去が不十分との報告が相次いだ、、、、。

これに、視察を受け入れたタイソンが不満をあらわにし、調査団の団長である山岡賢次民主党副代表に宛てて、工場で目撃された内容とは違うとして、発言の撤回と謝罪を2月2日(米国時間)に要求した。

これに対する回答が、「工場見学の機会を与えてくれて感謝します。我々は見たことを話しているだけです」2月10日(米国時間)、ファクスで届いた日本の民主党からの回答文。そのそっけない内容に、質問状を出した米最大の食肉加工業者タイソン・フーズの民主党への不信感は一気に高まっている、、、という内容です。

では一体、民主党はどのような視察を行ったのか。以下、タイソン側の回答です。

当初、調査団は1月30日午前8時にタイソンのエンポリア工場に到着する予定だったが、直前の27日、午前11時に変更してほしいと連絡あり。さらに訪問当日、再度、時間が変更に。他社の工場訪問のため午後1時に到着することになった。
ここでタイソン側に問題が生じた。午前中の作業は午後2時に終了するため、工場視察に十分な時間が取れない。その結果、急いで工場を案内することを迫られた。

結局、調査団は午後1時15分に到着。約30分間、品質の格付け現場や屠蓄場を視察した。当日、タイソンは日本への輸出条件である20カ月齢以下の牛肉を別途用意して判別する体制を示そうとしていたが、調査団は「見なくていい」と対応したという。
このほか、食肉加工工場や牛の係留所なども視察せずに済ませた。

その後、タイソンが40分ほど、特定危険部位の除去に関する取り組みなどを説明して質疑応答へ。

約1時間、その内容は「月齢証明ができる牛はどのぐらいいるのか」、「枝肉から取り除いたタンや内臓などが、20カ月齢以下であることを確認できる仕組みはあるのか」、「輸入再開で最大どのぐらいの輸出量が見込めるのか」、「輸入再停止を引き起こしたアトランティック・ビール・アンド・ラムについてどう思うか」など8項目に及んだという。

「髄液が飛び散っているとか、脊髄が除去されていないなど、日本で彼らが発言した内容に関する質問は、工場でも質疑応答の席でも一切出なかった」。

タイソン側はこう主張する。

そして、午後4時に調査団は帰国の途に就いた。
・・・・・

松森:
監査(調査)員として、、、

1.
直前になって監査(調査)員の都合で時間変更をするのは駄目。
2.
ましてや、当日に監査(調査)員の都合で時間変更をするのはもってのほか。
3.
遅刻にいたっては言葉も出ません。
4.
30分では、どんな専門家でも監査(調査)は無理で、時間変更や遅刻と合わせて考えると被監 査側を馬鹿にしているとしか思えない。
5.
監査(調査)はきちんとすべきで、加工工場などを見ることなく、監査(調査)の所見や結論を述べるの駄目。
6.
「完全には洗浄できていない「印象」を受けた」は監査(調査)所見ではない。監査(調査)をきちんとしていない証拠。
7.
「(特定危険部位である)脊髄の神経根の部位が残存しているのを確認した」は、どの工程なのかはっきりさせないといけない。なお、被監査側が、特定危険部位の除去に関する取り組みなどを説明した際に、なぜ、質問しなかったのか。
8.
被監査側で述べていないことを他で言うのは監査(調査)のルール違反。

上記は、品質や環境の監査でも、クレームとしては共通するところがあります。
でも、こんなのは無いだろうなあ。久しぶりに腹が立った記事でした。

なお、私はナニ党支持とかはありません。選挙は人に対して投票しています。
先の党には、政治はミッションだと言って、きちんと国会を含めた活動報告と自分の考えをメールマガジンで報告してくれる良い若手もいるのですが、、、

でも、こんな調査団のことなんかは、あまりTVニュースには出ないですね。
最近はe-mailのことばっかり。謝罪があったようですが、相手個人からは名誉毀損、国民からは、損害賠償の訴訟があってもおかしくない。

事前に当たり前に確認すべきこと(今回はメールの信憑性)をしない方、しないで声高らかに正義の名の下に相手を叩き潰すように糾弾する方には、政治は任せられません。
どれだけ税金の無駄使いをすれば気が済むのか。
残念で悔しくてなさけないですね。
2006/02/27 文書レビュー
ISO9001:2000の規格について考えるとき、規格に「あるのかないのか」をはじめに持ってきてしまうと、意味がなくなってしまうことがあります。例えば4.2.3b)の文書はレビューすること。規格には定期的にとかは書いていませんが、定期的に「このままで良いのか?」と見直すことが大切です。でも、今はこの大切さがわからない方が多いようです。文書も、文書の内容も3Sの対象です。きちんとしたいものです。
審査員として 審査員=先生のコンサル行為
まず、審査員を先生と呼ぶのはどうかな。そう思います。先生と言われると、勘違いする方のほうが多いような気がしますので。実るほど、そっくり返る稲穂かな、、、審査員にい対する「先生、良く教えてください」は、相手の社交辞令でしょうね。具体的に何に困っているとか、そういったことはなく、です。本当に何を教えてほしいのか、、、それを頭の中で整理して聞いてくる方って少ないような気がします。本来、企業さんのやり方、しかたは練りに練った結果のはずです。審査員は、それがISO9001:2000の規格に適合か否かを判定します。教えてください=これで適合していますか?ならば確実に答えられます。しかしながら、教えてください=もっと簡単な方法はないですか?と聞かれると、簡単かつ効果的で機能を失わないための方法を答えなければならない。この答えが、企業さんが練りに練ったやり方しかたよりも良い場合は少ないですね。ただ、企業さんのやり方しかたが、練りに練っていない場合も多い(^^;誰もが納得するような飛躍的な効果が期待できるやり方は、、、たぶんできません。この出来ない理由が「理想論でしょう」に集約されて、会社は変わらないことになる。確実に出来ることは見た目に「これくらいか?」ですが、これが継続すると結果、振り返ると飛躍していることになる。ただ、これも「あんまり変わらんから止めとこや」になる。難しいものです。今、ISO以外でお邪魔している企業さんですが、現場に入れば入るほどに現場の苦労が良くわかります。ややもすれば、その苦労の矛先が幹部や経営者に向けられる。うちの馬しか幹部とかいうやつです。本当に仕事が出来ないというよりも、なぜかやってない幹部の方がいるのは事実ですが、幹部以外にもいますから。まあ、それは置いておいて、、、コンサルは、何でもかんでも現場主体でもいけません。経営者の意向を現場に反映するのも仕事です。ただし、現場の意見を無視すると、品質が極端に落ちます。ISOをやればやるほどに、考え方が規格の要求か否かに限定されてしまうのも、ある意味で寂しいかもしれません。幸い、コンサルは長期間、会社と関係を持つことができる。いうなれば、線のかかわりでしょうか。しかし、審査員は長くても数日ですから、点のかかわり。役割が違うのでしょうね。
余談
釣りだったら、点の釣りと線の釣りは区別しやすいんです。区別しないと釣れませんから。点の釣りは、魚がいそうなピンポイントを見抜く。そのポイントに的確に餌を振り込む。そのため、竿は軽くて持ち重りのしない片手で操作できる、先調子のものを使います。源流の釣りですね。釣れなかったら、どんどん場所を移動します。線の釣りは、魚がいそうなポイント(場所)を見抜く。そのポイントの水中を予測して餌を流す。竿は、餌をコントロールできる張りのある本調子を使う。釣れなかったら、場所を移動します。本流の釣りです。私の好きな筏釣りは点の釣りかな。魚を寄せることから始めます。小魚はすぐに飛びついてきます。しかし、本命は遠巻きに見て様子をうかがっています。その本命に興味を持たせるように餌を動かしたり、ローテーションしたり。当然、魚を寄せるための撒餌は絶え間なく。しかし、撒餌は多すぎても少なすぎてもいけない。でも、魚なら餌や疑似餌で釣れますが、人はパンのみに生きないですからね。また、本能のみならず、その人の価値観や考え方も加わる。心を動かすのは難しいです。
セミナー講師として 講師の評価
講師をやっていて、最近は講師(私)の評価点数が、だいたい予想できるようになりました。なぜにセミナーに参加されましたか?上司に言われたから、、、。そして参加態度は「座っているだけ」、質問しても「あやふや」、最後の締めをしているときには「帰り支度」。私の評価は決まって可です。(過去に3人かなあ)そんな受講者の講師評価を「良」にした時は講師冥利につきます。反面、この方には!!!と気合を入れて、コミュニケーションできたと思っていても「可」だと大失敗ということです。セミナー講師は難しいです。
コンサルとして 蔑視なのか卑下なのか
少し前から、困猿(=コンサル)というあて字を使う方が増えてきました。あまり、よいあて字ではありませんね。何事においても蔑視や差別につながるような、人を馬鹿にしたような言い方は避けるようにしたいものです。
2005/01/01 新年にあたって自分への誓いもこめて!
新年にあたって自分への誓いもこめて!
GTでセミナーなどを行う場合に受講生に何度も何度も繰り返して言うのが、審査員はISO9001:2000への適合性をきっちりと観察することが第一義ということです。当たり前の話ですが、最近は経営に役立つとか、改善に寄与する審査を行いますとの謳い文句のもと、きちんと適合性を見ていない審査が増えているようです。審査中の、ISO9001:2000には不適合とは言えないがとの発言はもとより、不適合の指摘のしかたの曖昧さ、不適合の記述のしかたの不明確さ、そして、あまりにも内容的にもページ数的にも簡素化された審査報告書など。このような状態で、経営に役立つとか、改善に寄与するとPRしても、Auditeeは納得しません。「今回の審査は役に立った」と審査後に思ってみても、数日が経過すれば耳障りの良いコメントのみを審査員が口頭で話していただけだったり、たまたま審査を受ける方々と話が合ったというだけだったと気がつく場合が多いようです。「本当に役に立った」と感じた中身は、1カ月もすれば、忘れさられてしまいます。  役に立った=不適合が出なかった  ということで、
不適合が出なかった=あかんといわれなかった
あかんといわれなかった=しんどい是正処置をしなくてもよい
=このままでえんやわ=システムがいつまでたっても変らない
システムがいつまでたっても変らない=ISOやってても変らない
ISO9001:2000という切り口から「役立つ」とか「改善」につなげるならば、やはり適合性をきちんと観察して、ISO9001:2000の要求事項に対して適合と報告書に記載又は不適合として指摘しなければならないような気がします。
経営に役立つため、改善の機会とするため、どこを審査するのか。審査するポイントを、過去の審査結果を吟味して審査登録機関や審査員が決めることは難しく、その結果として審査するポイントにはAuditeeの意向が強く反映されます。Auditeeの意向を反映させたポイントが、はたして経営に役立ち、改善の機会につながるのか、、そのようなポイント=どちらかといえば弱いところをAuditeeが審査してほしいと言ってくるのか疑問が残ります。
また、審査した結果、審査員は所見を述べます。そして、それを不適合、観察事項、改善の機会などとして一件一様で発行します。しかし、経営に役立つため、改善の機会とするためと評価した観察事項、改善の機会の結果は、監査員がフォローアップする仕組みではない。言いっぱなしになり形骸化する(しているかもしれない)恐れがあります。
2004/12/27
ある意味でISO9001は厳密な規格でした。品質保証の国際規格とされていた1994年版を使っていた組織は、厳密に製品の品質を、品質管理のみならず営業や購買なども含めてきちんと保証していました。また、そのためにISO9001は使われていました。しかし、非常に多くの組織がISO9001に取り組み、あらゆる業態、規模の組織が使うようになって、少し様子が違ってきたようです。厳密に製品の品質を保証しなくても良いところ、そのようなことを考えたこともない組織も多くISO9001に取り組みました。最初の頃は、そのような組織はISO9001に多くを期待し、期待する内容をISO9001の要求事項に関連させて取り組みました。審査員も厳密に品質保証体制を監査していました。しかし、ISO9001に取り組むところが増えると、2:8の法則ではないですが、やはりISO9001規格そのものを活用しなくてもよい組織が増えるようです。その結果、ISO9001の規格に具体的に書いてあるかどうかが焦点になったようです。審査機関が乱立し、コンサルタントも増え、その傾向は拡大していきます。簡単に取りたいという需要と、それに応える供給です。まず、ISO9001を「取りやすいように」解釈した審査が増えました。品質の保証などはそっちのけです。しかし、取りやすいように解釈した審査でも取れないところがあったり、さらに取りやすくといったニーズに応えて、審査機関がコンサルタントも行うようになりました。一般のコンサルタントも、最初の頃は厳密にISO9001を受け止めて受審組織と打合せして品質マニュアルや規格類を作成していましたが、そのような行為が「審査に通るための重たいシステム」と言われるようになりました。あらゆるコンサルタントがISOコンサルタントの看板をあげ始めたのも、この頃です。なお、ISO9001の取得が非常に難しく、お金もかかると宣伝していたコンサルタントが過度な出来もしない手順を押し付けていたことも、簡単に取りやすくといった風潮に拍車をかけたことも事実です。今でもいますが、審査員研修どころか内部監査員研修にも行ったことが無いコンサルタントが数多く出てきました。どんな業種にも「電気関係の組織で作成した品質マニュアル」を参考に渡すコンサルタントでも通用しています。審査員にしても、審査先の事情も考えずに規定を無くして品質マニュアルだけでいいとか、そんなことは規格に書いていないとか言いっぱなしの審査をされる方もいます。そんな方は、不適合の書き方をとってみても不明確なものです。審査員の良し悪しの見分け方は、不適合の指摘の書き方でわかります。要求事項番号、要求事項の内容記述、不適合の状態に監査証拠として組織で決めた計画面と運用面が書かれていないと駄目です。
口頭での指摘も含めて、いろいろ気付かせていただいて有意義な監査でしたとの感想が出る場合は、これは監査でなくて助言行為です。
当社の不備、不足しているところを、不適合としてきっちりと指摘してくださいました。また、不適合につながりそうな箇所を観察事項として指摘いただきました。不適合のみならず、観察事項についても、次回の定期監査で確実に確認していただけると確約していただきました。加えて、良かったところは口頭でコメントをいただき、良かったところは報告書に明記しますと約束していただきました。こうじゃあないと、本当は駄目なのです。
被監査側は、不適合や観察事項の指摘に一喜一憂しないで、まず、不適合や観察事項の記述方法を確認してほしいです。内容ではなくて、読んで理解できるようにきちんと書かれているかどうかです。特に不適合の場合は、要求事項番号、要求事項の内容記述、不適合の状態に監査証拠として組織で決めた計画面と運用面が書かれているかどうか確認します。書かれていなければ、受け取ってほしくないです。その後に、内容をきちんと確認してください。確認した結果、的外れで規格の拡大解釈によるものならば受け取らない。でも、実は、きちんとした審査員も少なくないのです。ただ、きちんと監査すると重箱の隅を突かれたとする被監査側も少なくない。こうなると、重箱の隅を突くような監査と、四角い部屋を丸く掃くような監査と、どう違うのかわからなくなります。私もまだまだ勉強中です。自戒も含めて書きましたが、少し、長くなりすぎました。このへんで止めときます。
2004/12/12 クリスマス
もうそろそろクリスマスということで、家の外を様々な電飾できらびやかに飾るところが増えてきました。ここ何年かの間に、安くて美しい発光ダイオードのピカピカ光るやつが店頭に並ぶようになり、うわあ、、この家もも飾ったかというくらいに商店のみならず普通のお家もきれいになっています。小生の自宅の斜め向かいは眼科なのですが、昨年からサンタさんが手を振るものや青色のどでかいツリーが飾られ、少し見とれてしまいます。かくいう我が家も少しですが飾ってみました。一番下の娘は、向かいの眼科の方がどう見ても素晴らしいのに、我が家の方がいいよと言ってくれます。昔はこんな飾りなんてなかったなあ。我が娘達は、これが当たり前なんだろうなあ。私は釣りが好きで、案外と自然を肌で感じることが多いです。暑かったり、寒かったり、今は何時ごろに明るくなるだとかよくわかります。霧深い山道などを走ると、ああ、こんなところなら民話が生まれるんだろうなあとか考えたりします。海の湾内の筏の上で夜がしらじらと明ける「しらじらと」も感覚で知っています。クリスマスの飾りつけのような人工的なものも感動を与えてくれますが、なんとか娘達には自然の中のなんでもないけれど、これが「しらじらと夜が明ける」という感覚も味わってもらいたいものです。やっぱり、人工的なものも、自然の感覚も両方とも必要でしょうから。
2004/12/05 困ったコンサルタント その1
困ったコンサルタント その1
たまに、どうしようもないコンサルタントがいます。ISO9001:2000の教育としての審査員コースや内部監査員コースさえも受けたことがなく、行き当たりばったりの「知ってるつもり」で平気でコンサルタントをしている。もはやISO9001:1994が存在しない今年、コンサルタント先の組織に参考に渡している品質マニュアルはISO9001:1994の時のもの。
当然、4.1、4.2.1、4.2.2、5.1、5.2、5.4.2、6.1、8.1、8.2.1、8.5.1は品質マニュアルに書いていません。ISO9001:2000では文書化の要求は少ないものの、コンサルを受けた組織が「そうなんですか!?」と驚いているところを見ると、ああ、、とんでもないコンサルに当たるとどうしようもないなあと気の毒になってきます。もちろん、品質方針も昔ながらのスローガン的なもので、ISO9001:2000には対応していません。関連する法規制はありますか?と聞くと無いと答える。無いわけが無いんです、、工事やっているのだから。でも、そんな頓珍漢なコンサルタントほど、先生であることが多く、過去に合ったことのある審査員に対する評論はすばらしく、経営者の経験も無いのに経営とはかくあるべきとおっしゃる。最初は「ISOとはこう活用すべき」というもっともなお話だけお聞きしていたので、どこの審査員コースを受けられましたか?と聞くと審査員コースどころか内部監査員コースさえも受けたことがない。したがって、規格の要求事項についてはまったくの的外れなお話しかできず、ISO9001:2000の使い方ではなくてISOのあるべき論に戻ってしまう。で、プライドは高いので、、、困ったものです。
2004/12 これでいいのか、コンサルタント!
これでいいのか、コンサルタント!
東京の某コンサルタント会社は、コンサルタントを申し込むとCD−ROMに入れた簡単な品質マニュアルと様式集を送付してきます。来てもらおうかと連絡すると高いですよと言われるので、電話やFAXでのやり取りとなる。うちには、こんな様式はいらないなあとか、これは難しすぎるなあと思って電話すると、いつも担当の若い方が電話に出てくる。言葉は丁寧だけれども、あまり知らないようで、いつも「上司と相談します」と言われてしまいます。もちろん、内部監査なども実際のやり方を教えてくれなので、組織でぶっつけ本番でやるしかありません。ああ、こんな相談をメールでいただいた時は、悲しくなってしまいます。なんで、9人の会社に「文書変更依頼書」や「文書変更通知」がいるんだろうか。これでいいのか、コンサルタント!


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