高価な薬剤はなるべく使わないで同一成分で安価な薬剤を使用します。
身体不調者に院外の薬局に行かせ、しかも同じ薬を貰っても高くつく
院外処方はお年寄りや病人にとってひどいやり方です。
当院では今後も便利で経済的負担の少ない院内処方を継続します。

日本の医療費の高騰の理由の一つは医療費に大きな割合を占める薬剤費です。

現在の薬価決定システムでは不思議なことに同一の効果効能があると厚生労働省で認定された同じ化学構造を持つ複数の薬剤でも、その薬価に数倍程度のバラツキがある状態です。

薬価の高い薬剤の方が単位あたりの差益(医療機関や調剤薬局の利益となる)が大きいのは当然のことです。

         

当院では薬効と化学構造が同じであれば患者さんの経済的負担を考えて出来るだけ安価な薬剤(ジェネリック医薬品)を使用するようにして居ります。

しかし高価であっても他の薬剤にない効果があったり、副作用が少ない、飲みやすいなど優れた特徴をそなえた薬剤であればそれを使用することは言うまでもありません。

また、よく効くように思えても副作用がまだよく分かっていない発売されて間もない新薬は、副作用の出現状況がよく分かってくるまで原則として使用しません。

 

政府の厳しい医療費削減政策により「院内処方」の採算がとれなくなって参りました。
しかし当院では患者さんの利便性と経済的負担を考慮の結果今後も院内処方を出来る限り続けて参る所存です。