ご 挨 拶          院長  栗原 眞純
 当地で開業させていただき、プライマリーケアと初期総合診療を目標にして「何でも診てくれる便利なお医者」を目指した診療を始めてからはや30年が過ぎました。
 いろいろの、時にはうまく表現出来ないような身体の不調を感じたとき、また転んだりやけどを負ったりした場合の最初の治療がプライマリーケアの重要な役割の一つです。どんな重大な病気でもその始まりは、ごく軽い風邪に似た症状の場合もあり、単なる腹痛や腰痛と思われるような場合も少なくありません。見過ごすと重症化するかもしれない病気を出来るだけ初期の間に見つけて、患者さんをそれらの病状に適した専門の医療機関へ紹介することが私たち開業医の大切な役割だと考えています。
 日本経済の深刻化のあおりを受けて健康保険制度が毎年のように改悪され、医療を取り巻く環境は日に日に厳しいものになって参りました。ともすれば病気が日常生活を脅かすことになりがちなこのような時にこそ、病気を重症化させて手術や長期入院が必要になるようなことを極力避けねばなりません。それには病気がひどくならない内に治療して重症化を防ぐことが何よりも大切です。

 自覚症状が軽微であるために放置していて知らず知らずの間に重症化してたいへんなことになる病気の代表が、生活習慣病とかメタボリックシンドロームと言われる高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、肝機能障害、高尿酸血症、慢性気管支炎などで30〜40代以降に多発します。
 これらの生活習慣病は、場合によっては服薬が必要になることもありますが、薬など服用しなくとも食習慣、運動、休養、ストレス、飲酒、喫煙などの生活習慣の改善により治癒させることも、病状の進行をくいとめることも可能です。
 これらの生活習慣病を早期に見つけて重大な病気の発症を未然に防ぐこともプライマリーケアの重要な仕事です。
 皆様方がよい生活習慣を身につけられ、心身ともに健康で、私ども医療機関をなるべく必要とされなくてすむ快適な生活を送られることを願っています。

                            看護師主任  真岩 七生
 私自身50歳代になった今、あらためて歳老いるということを重く受け止められるようになりました。私たちを取り巻く自然環境、生活環境もどんどん悪化し、不安を抱えて来院される若いお母さん方もおられます。いわゆるアレルギー問題などで診療後、食品のことや日常生活の中での注意点など時間をかけてお話させていただくととてもホッとなさる表情をお見受けすることもあり、うれしく思います。
 また、医院にお見えになる高齢の患者さんで、一人住まいの方の多いことに驚いています。当医院は大病院とは違い科目別に診療するのではなく心身全体の健康管理を目標にした診療を行っています。 一人ひとりに充分な時間をとって、スタッフ全員が患者さんのフルネームはもちろんのこと、家庭環境、家族構成なども把握した上で日々の生活の中での悩みをお聞きさせていただくようにしています。 そのような時に笑顔で「ありがとう」と言っていただくと心から嬉しく思います。
 これからも患者さんとの日々のふれ合いの中でどんな些細なことでも話し合える信頼関係を築いていきたいと思っております。
 余談になりますが、院内には院長が撮影した四季折々の写真がふんだんに飾られています。それも来院される患者さんの心を和らげ、みなさま方の会話が生まれる良いきっかけにもなっているようです。


  
                              事務主任 川島 ユカ
 私たち医療事務の仕事は、単に受け付け事務だけでなく、患者さんと医師との間に入り、必要な情報の伝達や書類の作成を行いますが、まず医院内で一番最初に患者さんたちと接する大事な業務だと思っています。
 私たちが、いつも心がけていることは、具合が悪くて不安な気持ちで来院される患者さんの気持ちになって優しさと笑顔で接するということです。
 診療時間の問い合わせや、診察券の紛失、待ち時間中に気分が悪くなられたときなど、お薬の受け渡しなどで忙しい中での対応になりますが、出来るだけ形式的にならないように、患者さん一人ひとりの身になってお話しを聞かせていただくように気をつけています。
 栗原医院に来られた患者さんが、この医院にかかって本当に良かったと感じていただけるような医院の一員でありたいと思っています。


エピソード1  
当院がいつも心がけている姿勢は、患者さんに優しく接しよう、患者さんの身になって考えよう ということにつきます。
 しかし言うは易く完全な実行はなかなか難しいものです。
行きとどかないところ、対応の不十分なところなどがあれば教えて下さい。
それらのご意見を参考にして出来るだけ気持ちの良い暖かい医院にして行きたいと考えています。

 右の絵は入院ベッドがあったころ、ある患者さんから退院の時にいただいた色紙です。
 ごj自身で描かれたスナップと心のこもったありがたい文章には職員一同とても嬉しく思いました。

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エピソード2
2004年2月9日テレビ大阪のニュース番組イブニングサテライトの特集で
当院が開院以来続けて来た総合診療とプライマリーケアについての取り組みが紹介されました。
親切な方がテレビ映像を取り込んで持って来て下さいましたのでご覧下さい。

  

    




 毎日懸命に医院をささえて貰っている当院のスタッフにひとことずつメッセージを書いてもらいました。
今後とも仲良くしていただきますようよろしくお願いします。

*みなさまの健康づくりのお手伝いをします。受付で待ってまーす。

*アットホームな医院です。楽しく優しいスタッフが暗い病いをふっ飛ばしてしまいます。

*気のよいスタッフばかりで院内はいつも明るい空気でいっぱい!!

*患者さんたちみんなの健康のためです。院内でのタバコはやめるようにしましょう。

*私はここへ来て一年になりません。患者さんたちは私にとって先生です。よろしく。

*いつもお薬でお待たせしてすみません。ミスしないように確認しながらの作業ですので許してください。お渡ししたお薬をその場で確認していただけたらありがたいのですが。

*辛いこと、苦しいこと、痛いこと、心配なことなどなど何でも遠慮なくお尋ねください。

*もしも院長が恐い顔をしていてしゃべりにくいような時は私たちがおたすけしまーす。


それではみなさんまたお会いしましょう。ご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。