「巻き爪」 と 「陥入爪」    栗 原 医 院

@巻き爪: 爪は本来アーチ状に半ば巻いているものですが、この巻き方が普通以上になって痛みを伴うようになった状態を巻き爪と言います。

A陥入爪: 爪の先端が伸びるにつれて爪の両端または片端が指の皮膚に食い込んで痛んだり化膿したりする状態を陥入爪と言います。巻き爪傾向のある足の親指の爪に起こることが大半です。

B原 因: 爪を深く切り過ぎたために爪の前部に肉が盛り上がって来てそこへ伸びてきた爪が食い込むことが最大の原因です。窮屈な靴をはいたり足先をぶつけたりすることから起こることもあります。

C予 防: 爪を切る際は両側の角を含め爪先全体を爪の前方から手で触れることが出来る程度にしておきましょう。靴下に穴があく位に爪先が出ている方が爪にとっては良いのです。窮屈な靴、ハイヒールパンプスのような先が細く爪先に体重がかかるような靴は巻き爪の原因になります。

D治 療: 当院では爪先の痛くない部分に超弾性ワイヤーをかけることにより巻き爪の矯正と陥入爪の治療を同時に行います。特殊な医用材料を使用するので健康保険対象外となります。施術時の料金は1趾(指)に付き約5,000〜7,000円です。その後何度か通院していただく際には再診料が必要です。通院回数は個々の症状によります。

E爪の状態により、爪が短かすぎてワイヤーがかけられない場合、爪の両側全体が陥入しているような場合は形状記憶合金プレートを使用する場合もあります。料金はワイヤーの場合と同額です。