つどい400しおり

「つどい400しおり」目次
0 表紙(つどい400)
1 略年表
2 つどいとは
3 京都府立体育館        館長挨拶 秋月満雄館長
4 京都障害者スポーツ振興会 会長挨拶 内山茂生会長
5 子どもが障害者スポーツのつどいに参加して 九門宏知
6 障害者スポーツのつどい400回おめでとうございます 山本しげ子
7 「つどい」の和やかな雰囲気が魅力 大八木正子
8 「つどい」の一員として「つどい」を楽しみ「つどい」が大好き 長畑明華
9 「ボランティアに学ぶ」“つどい400”に寄せて 長江健二
10 つどい400・新たなスタートライン 熊谷建次
11 参加者推移
12 コンテスト要項
13 コンテスト応募作品一覧
14 コンテスト受賞作品一覧と選考理由
15 アイデア作品説明1(丸9おさめて) 佐々木健治
16 アイデア作品説明2(スティックバスケ) 齊藤峻・三浦康之
17 作文1(なり田まゆみさんとおよいだ) 松村聡貴
18 作文2(しょうがいしゃのスポーツをみて) 松田寛之
19 絵日記(サッカーの練習1〜4) 吉川瑛葉
20 絵日記(サッカーの練習5) 吉川瑛葉
21 絵(みんながんばれ風船バレー) 津田真衣
22 「ミニミニミニパラリンピック」とタイムテーブル
23 レイアウト図(スタンプラリー使用)


「つどい」略年表
昭和46年10月10日 京都府立体育館開館
昭和47年 5月 7日 「心身障害者(児)スポーツのつどい」開催
昭和51年 9月 5日 第50回記念「大運動会」開催
昭和52年 4月 「心身障害者スポーツのつどい」に名称変更
昭和55年11月 2日 第100回記念「心身障害者スポーツのつどい」大運動会開催
昭和60年 3月 3日 第150回記念「心身障害者スポーツのつどい」開催
平成 元年 9月 3日 第200回記念「心身障害者スポーツのつどい」開催
平成 3年 4月 「障害者スポーツのつどい」に名称変更
平成 5年 4月11日 開催日を第一日曜日から第二日曜日に変更
平成 5年11月14日 第250回記念「つどい250」開催
平成 8年 1月29日 朝日新聞社「朝日スポーツ賞」を障害者スポーツとして初受賞(京都障害者スポーツ振興会が「つどい」などで受賞)
平成 9年12月14日 第300回記念「つどい300」開催
平成14年 4月14日 第350回記念「つどい350」開催
平成18年 4月 9日 第400回記念「つどい400」開催予定


つどいとは
「障害者スポーツのつどい」について
 スポーツする機会を持ちにくい障害のある方々にスポーツの喜びを伝えたい。どんな重い障害のある方々にも、スポーツの喜びを伝えたい。という想いで33年前に始まった「障害者スポーツのつどい」を紹介いたします。

(主旨) 日常、スポーツ活動の機会が少ない人たちに「スポーツの場」を提供し、健康で明るい生活の一助とする。
(開催日時) 原則として、毎月第2日曜日 午後1時30分〜4時
(場所) 京都府立体育館 第1競技場 第4会議室
(参加対象) 原則として、府内在住の障害者とその家族及び付添者
(参加料) 無料
(受付方法) 当日受付とし、直接来館し「つどい受付」で登録の上、利用者カードの発行を受ける。2回目からは利用者カードの提示による。
「つどい」のながれ(タイムテーブル)とスポーツ
1:00  受付・会場準備・スタッフミーティング
1:30  準備体操
1:40  前半のみ 月交代でシッティングバレー・ソフティバレー・
車いすバスケットボール3on3(スリー・オン・スリー)等
2:40  レイアウト調整
2:50  後半のみ 風船バレー・ 車いすハンドボール
4:00  会場後かたづけ・スタッフミーティング
※前後半いつでもできます:卓球・卓球バレー・サウンドテーブルテニス・軽スポーツ(ボウリング・輪投げ・ジョイシャフル・バッゴ・ストラックアウト・ビームライフルほか) ・サーキット遊び・バトミントン ・トランポリン・バスケットボールほか
「つどい」開催の意義
1.「ノーマライゼーション」の観点からの意義
この運動は、「障害者も普通の人間としての生活を!」との主張から、「障害者をはじめとする社会的弱者と一般市民の共存」すなわち「共に生きる社会の実現」をめざす運動として、いま全世界で展開されています。一般府・市民と障害児者との体育館の「共用」により、障害児者や家族には「自分たちも普通の人間」という意識の高まりと共に、一般府・市民には障害児者への理解の推進、その結果として「共に生きる京都」への意識も醸成されると思います。京都府内及び全国の公立体育館での「共用」を推進し、スポーツ面からの「ノーマライゼーション」がさらに進展し、「心豊かな日本社会」の建設にも大きく役立つものと考えます。
2.「定期的開催」の意義
定期的開催は「第2日曜は府立体育館のつどいがある」と、障害児者が安心しての参加することを保障します。これは同じ第2日曜日の午前中に開催されている『シニアスポーツデー』と共に、1970年代以降世界的なうねりとなっているスポーツ・フォア・オール(みんなのスポーツ運動)の実践としても、大きな意義を持ちます。
3.「ボランティアの育成の場」としての意義
この「つどい」は、まずは障害児者との「ふれあいの場」として、未経験のの人たちにはなじみやすい雰囲気を持っています。加えて実施内容も初心者の関与しやすいものになっています。また実施前後のミーティングは、初心者の学習の場としても適切で、定期的なボランティア育成の最適の場とも考えます。


「障害者スポーツのつどい」400回記念を迎えて

京都府立体育館 館長 秋月 満雄

 昭和47年3月以来35年間にわたって開催してきました「障害者スポーツのつどい」も、平成18年4月に400回を迎えます。これまで多くの人々に御参加いただき、スポーツを通じて「ふれあいの輪」を広げて来ることが出来ましたことは誠に喜ばしいことでありますとともに関係者の皆様に深く敬意を表す次第です。
 去る2月にイタリアのトリノで冬季オリンピックが開催されましたが、3月には同じ競技場で冬季パラリンピックが開催され、日本の選手も大活躍をし感動したことは記憶に新しいところです。
 スポーツには、オリンピックやパラリンピックのようなトップアスリートが目指すスポーツもありますが、体力づくりや健康の維持・増進、ストレス発散や仲間づくりなど様々な目的を持っての楽しみ方があります。
 「障害者スポーツのつどい」は、当初から「共に生きる社会の実現」をめざす目的で、障害者の方とその御家族、京都障害者スポーツ振興会のスタッフやボランティアの方々と共に当体育館も一緒になり実施して参りました。
京都は「障害者スポーツの最先進地」として全国から注目をされる存在であると伺っております。また、その原点が「つどい」にあると聞くとき、当体育館といたしましても喜びと誇りを感ぜずにはいられません。
 結びになりましたが、京都障害者スポーツ振興会をはじめスタッフの方や参加者の御家族等々、今日まで、「つどい」を熱心に支えてきていただきました多くの方々に改めて感謝を申し上げますとともに、今後も、この「つどい」が日本の障害者スポーツの牽引車としてますます発展することを祈念しまして挨拶といたします。


"障害者スポーツのつどい"400回を迎えて

京都障害者スポーツ振興会会長 内山 茂生

 昭和47年3月に第1回を開催しました『障害者スポーツのつどい』は、平成18年4月で記念すべき400回目を迎えました。月1回の開催ですので何と35年間の永きにわたっており、京都の障害者スポーツの歴史のつみかさねと継続することの尊さを誇りにする"つどい"に充実発展してまいりました。
 また、この『つどい』を温かく育てて頂いております京都府立体育館の歴代館長様をはじめ、職員の皆さんのご理解とご支援によるもので、ここに深く敬意と感謝を申し上げる次第であります。
 このように歴史と伝統を誇る"つどい"が京都の障害者スポーツの前進の原動力になっており、この間、44000人に近い障害のある人々やその家族がスポーツの素晴らしさに触れ、進んでスポーツをする心と勇気を生み出し、生きていくための大きな励ましと自信をつけてもらっております。また、これに係わる指導スタッフ・ボランティアの方々も延べ15000人にも及び、回毎に実施種目や指導法に創意工夫をこらし、参加者が笑顔で楽しく、その日が待ち遠しい"魅力あるつどい"に導く努力は忘れることはできません。
 このたび、障害のある人々のスポーツを一層幅広い振興と普及を願って、記念事業として『きょうと・つどい400スポーツコンテスト』(@スポーツを育てる部門 A私の感動をみなさんに<体験・感想>部門 B私の感動をみなさんに<イラスト・映像>部門)を実施し、全国の障害者関係の機関・団体・学校・施設・ボランティア各位に募集しましたところ、多数の応募をいただき、この道の関心や期待の深さを感じ入ることができました。ここに衷心よりお礼と感謝を申し上げます。
 なお、記念事業開催当日に入選作品発表と表彰をさせて頂くことは、本会にとりましてこの上もない喜びであります。この『障害者スポーツのつどい400回記念』が、京都の障害者スポーツの更なる発展の飛躍台として、新しい歴史に向かって頑張ってまいる所存でありますので、今後共よろしくお願い申し上げます。


「子どもが障害者スポーツのつどいに参加して」

九門 宏知

 息子の亮介が、スポーツのつどいに初めて参加させてもらってから約3年が経ちました。ちょうど小学校に入学して机に座って勉強する事が多くなり、体育の授業もリハビリになる事が多いため、運動する機会が減るのでどこかで運動する所はないかと思っている時に、人から声をかけてもらい参加する事になりました。
 亮介は足が悪く、装具をはめてもチョコチョコとゆっくりしか歩くことが出来ず、また、小学校1年という事から参加させてもらうスポーツが有るのかなと思いながら参加させてもらいましたが、トランポリン、カラートンネル、卓球バレー、輪投げ、ボウリング等、亮介にも参加できるものがたくさんありました。私と対戦をして「勝った」「負けてしまった」等、一緒に取り組める事に亮介も楽しさを覚え、スタッフの方も一緒に取り組んでもらえるので、ノリノリで参加させてもらっています。また、参加している時にいろいろなスポーツがある事を知り、取り組まれているのを見て、もう少し大きくなったら亮介にも出来る様になるのかなと思ってしまいます。
 亮介がリハビリに行っている病院で、少し年上の男の子が車いすバスケットを始めたと言っていました。同じように装具をはめて靴を履いているのですが、その靴がかっこよく、スポーツ用にはいろいろなオシャレな靴もあるんだなと知りました。
 これから成長していく中でいろいろな事に興味を持っていくと思いますが、どんな種目でもいいのでスポーツに興味を持ち、参加していってくれればと思います。今でも人が好きで、知らない人にでもすぐ話しかけていって近づいていきますが、スポーツを通しても今以上にいろいろな人とかかわりを持って、多くの人に出会っていってもらえればと思います。
 今は亮介が府立体育館(障害者スポーツのつどいの事)いつあるのと聞いてきても、親の都合でなかなか参加できていませんが、少しでも参加して、亮介が興味のあるスポーツを増やしていきたいと思います。


障害者スポーツのつどい400回おめでとうございます。

北ふれあいグループ     山本しげ子

 毎回楽しく参加させてもらってありがとうございます。
北ふれあいグループでは特別な事がないかぎり、第2日曜日はつどいに参加することにしています。自由参加なので自分で体育館まで来る人や親に連れてきてもらう人、ガイドヘルパーさんに連れてきてもらう人な、さまざまですが大きな体育館で遊べる嬉しさと楽しさで、朝からわくわくして待っています。
 利用証をクチャクチャにしながらも大切に持ってきては受付に出し、体育館シューズにはきかえる事も、何回も参加する内に覚えました。
 なかなか体験できないトランポリンも、つどいではおもいきり跳びはなる事が出来ます。車いすバスケットも少しづつおしえてもらって何人かは参加することが出来ています。卓球・バドミントンと思い思いに参加してステキな汗をかいています。
 特に風せんバレーはルールはなかなかわからないけど、みんなで協力してボールに手をふれてから相手のチームにパスする事も出来るようになりました。
 自分の好きな事で体を動かし、仲間にあえるつどいは北ふれあいのメンバーにとって、とても楽しみの所です。もし休みがあれば「なんで休みなんや」と残念がります。
これもお世話して下さるボランティアさんあってこそ、これだけ長く続いているのだとありがたく思います。
これからもこのつどいが500回、600回と続き北ふれあいのメンバーも楽しく参加させてもらえる事を希望しています。

「つどい」の和やかな雰囲気が魅力

大八木 正子

息子が小学1年のころから「つどい」に参加しています。現在31歳になりますので約25年間通っています。障害のある子供の親の友人から紹介してもらって参加し始めたのが最初だと思います。はじめは見学のつもりでよせていただきましたが今では予定に入っています。
自分だけで楽しむトランポリンに始まり、姉を誘って卓球は400回から500回はラリーを続けています。次はバドミントンを30回から40回、再びトランポリンをして、最近ではバスケットコーナーで最近続けてやられているフリースローを楽しんでいます。マッサージコーナーもこのごろ続けて通うのが1日のコースになっているようです。マッサージは大変喜んでいます。
「つどい」の和やかな雰囲気がいい。よそは障害者・知的障害のある人は回りの目を見ながら気を使いながら過ごさなければなりませんが、つどいはスタッフが良くしてくれています。ずんずんうまくなります。汗を流して帰れるし、上手になっていくので満足感や達成感があります。授産所の友達もヘルパーさんと来ています。障害のあるものはからだが大事。柔軟性が大事。続けてやって行くとうまくなってくるし、姉だけに任せているが、私もついて行くとバトミントンも楽しめるようになってきています。姉3人がいるがかわるがわるについてきてくれます。一緒に楽しんでいます。安心しておられてボランティアの方の顔を見ていて和みます。私は何とはなしに行かせて頂いています。障害のある方の親御さんと久々に会ってしゃべっているのが楽しいです。障害のあるボランティアの方もおられて気楽に話しかけていただけるのもまた楽しいです。
「つどい400」へ、ボランティアも継続。利用者も継続。継続でいいことがあるので、ぜひ末永く続けてほしいです。


「つどい」の一員として「つどい」を楽しみ「つどい」が大好き

長畑 明華

 私が、障害のある人のスポーツに出会ったきっかけは一年前でした。障害者スポーツに関心のある友人から、障害者スポーツ指導員の資格が取れると聞き、障害者スポーツ指導員養成研修を受けました。研修を終え、「つどい」と出会うことができましたのは、立命館大学"障害者とスポーツ"の講師水谷裕先生の紹介でした。最初の印象は、『参加者もスタッフも皆、明るくて、気さくで、楽しい』ということ。スポーツは勿論のこと、参加者やスタッフとのやりとりがとても楽しいのです。関心のあった友人より私の方が「つどい」の楽しさにどっぷり浸ってしまい、毎月の第2日曜日が待ち遠しいぐらいです。
特に印象的だったエピソードを3つ紹介します。1つ目は、参加者とボウリング対決をする時に応援団を結成し、CMのオロナミンCを真似て、1フレーズの『がんばれ!がんばれ!がんばれ!』と合唱し大奮闘しました。2つ目は、少し離れたところから私をずっと見て『かわいい、かわいい。』と言って手をふってくる人がいたので、挨拶をしようと近くへ行ってみると私の着ていた"ひよこの服がかわいい"かったらしく、そこにいた人達と大笑いしました。3つ目は、私が腰痛やヘルペスができてしまい参加できなかった次の「つどい」の時は、いろんな人達から『腰が痛かったら車いすに座っててもいいよ。』、『ヘルペス大丈夫?』といった温かい言葉をかけていただきました。
このようなエピソードがいくつもあり、私は特にボランティアをしているという感覚はあまりなく、「つどい」の一員として「つどい」を楽しみ「つどい」が大好きなのです。
最後になりましたが、400回おめでとうございます。この記念すべき日を「つどい」のみなさんと一緒に迎えることができ、本当に嬉しく思います。そして、私は今年の4月から社会人になりますが、今後もスタッフ一同参加者によりスポーツを安全に楽しんでもらう事や振興の為に「つどい」を盛り上げていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。


「ボランティアに学ぶ」"つどい400"に寄せて

長江 健二

≪「つどい」へのアプローチ≫
 若い頃ちょっと嗜(たしな)んだバスケ(ットボール)が、ほぼ半世紀も過ぎた今、「つどい」の私のなかでひそかに息衝(づ)いている。
 ボランティアとして関わりながら、年甲斐もなく、若さ一杯の人達とバスケに打ち興じている。出身校のすぐ側(そば)が会場(府立体育館)なので、いつも不思議な巡り合わせを覚えている。永い勤務を定年で退き大学にすすんだ。入学後程なく、とある授業で耳にした情報に動かされ、会場の隙間から覗いていて、幹部の方に説明を受け加わることとなった。
 思いかけず丁度7年になる。と言っても400回の歴史の中では、ほんのひとコマに過ぎないのであるが…。
≪ボランティアに学ぶ≫
 さて、何が私をここまで続けさせたのであろうか。確かにバスケは私の楽しみのひとつに違いない。がそれだけではなかった。いささか話が堅くなるが…。
 「つどい」に3つの「意義」が謳われている。詳しくは振興会発行の冊子に譲り、項目だけを挙げると、@「ノーマライゼーション(共に生きる運動)」の観点からの、A「定期的開催」の、B「ボランティア育成の場」としての各々の意義である。
どれも至高な理念である。が、とりわけ注目したのはBであった。
普通ボランティアが運営の中心となっている事業に、「ボランティアの育成」を標榜するのを私は寡聞にして知らない。あくまで一般論であるが、ボランティアの概念を安易に捉え、ややもすると責任感が希薄な姿勢で行われているのをまれに目にすることさえある。
 ところで一例であるが、「つどい」では毎回その前後に幹部・スタッフのミーチングが開かれ、その場で、時にかなり辛口のコメントが、幹部やベテランスタッフの間に飛び交う。
 障害者との触れ合いを主眼としているのであるから、ある意味、当然といえば当然だが、スタッフは参加者が安心して楽しめる雰囲気作りに勤める傍ら、障害者の心身のコンディションなどへの細かい目配り、気配りが要求されるからである。
 そうした場に於ける真剣な言動のやりとりが、自省の得難い機会となる。「つどい」のボランティアの使命は大きく、責任も決して軽くはない。それだけに自ずと力がつき、連れて、やり甲斐とか満足感が享受できるのではないだろうか。
 お陰で"つどい"から、計り知れない「人生の教訓」を学ばせて戴いた。おそらく殊に初心者のボランティアには、基本的なあり方の習得や、自己啓発の恰好の場となるに違いない。
≪"動いて、笑って、和気あいあい!"… 結びに代えて≫
 初めての数年間は自らもゲームに加わった。だが、所詮は年寄りの冷や水。体力に衰えを感じるにいたって近ごろはレフェリーに専念、何とか面目を保とうと腐心している。
 ともあれ、毎回皆さんに"動いて、笑って、和気あいあい"と感じて楽しんでもらっているものと、内心自負している。このボランティアを体力の許す限り続けたい。
 "つどい"がいつまでも、発展し続くことを祈りつつ…。
おめでとう"つどい400"!。


つどい400・新たなスタートライン

くまがい けんじ

『今日はスタッフに元気がなかったなぁ。』
 帰りがけに受付にいる私にそっと話しかける参加者のひとり。小学生の頃から「つどい」に出会い、今は30歳前後だろうか。自分の気に入ったコーナーでスポーツを楽しみ、スタッフとの会話を喜ぶ。数多いベテラン参加者の一人だ。 自分で、その日の目標を設定(?)する人もいる。「バドミントン○○回、卓球△△回・トランポリン◎◎回」それを満たすと帰るしぐさ、受付に向かい片手をあげる合図を送って早帰りとなる。 「つどいの日」が、彼ら・彼女らにとって、生活のリズムのひとつとして、しっかりと息づき、根付いているのが良く分かる。
 グループで初めて参加の人、付き添いの人との初々しくも、ぎこちない笑顔がある。その横では親子連れの歓声があがっている。こんなふうに色々な顔があるのが、つどいらしさかもしれない。 400回を迎えた「つどい」、それぞれの「つどい」のなかに多くの参加者の顔がのぞき、広がっていく。そして、そのそばにはスタッフの姿がある。「つどい」の主人公は参加者であるのは言うまでもないが、スタッフもまた同じような位置づけでとらえた運営を基本としてきた。 いわゆる、ダブルキャスト(2人主人公)ということだ。両方がうまく、それぞれを生かしていく中から「つどい」の時間が出来上がっていけば素敵だと思うからだ。当日のレイアウトについても、障害の区分を問わず幅広い参加者に楽しんでもらえるようにミーティングで話し合うのだが、限られたスペースでのレイアウトは、どうしても現在の参加層(障害区分・程度)に合わせたものが中心になってしまう。より重度な障害のある人・利用の少ない視覚に障害のある人に向けてのコーナーの充実や、競技性の高い障害者スポーツのスペースも考慮できればと、課題を整理しつつ、もどかしい思いは残っている。 しかし、基本としている参加者に合わせた「しなやかな運営」は今後も大切にしたい。そこから、新しい視点・より広角な視野の中で「つどい」を創っていければと思う。 そんな中で、共催者として支え、定期開催(毎月第二日曜日)の努力をしていただく京都府立体育館の存在が、今日の400回を迎えるまでの大きな力となっていることに、深く感謝するとともに心強く感じている。
 400回という意味は、とても大きい。しかし「継続は力なり」を大切にしながらも、しっかりとしたエネルギーや、ときめきを感じる時間を創り出すことが必要である。単に繰り返すだけの継続からは、何も生まれないし「つどい」に似合わない。 多くの参加者・スタッフと一緒に続けることの中で、人と人とのつながりを素敵な笑顔に広げ、より多くのパワーを引きつけて、それらをエネルギーに変えていく、そんな「つどい」を創り出せるよう「つどい400」を新たなスタートラインとしたい。
(第130回ぐらいから担当者として関わってきましたが、「つどい400」から辻井 武さんにバトンタッチ、今後はボランティア専門部としてより幅広い年齢層のボランティアの参加をコーディネートしてサポートしていきます)


障害者スポーツのつどい参加者統計
  実施回数 参加者数 平均参加者数 累積参加者数
昭和46年度 1 69 69.00 69
昭和47年度 11 720 65.45 789
昭和48年度 11 565 51.36 1,354
昭和49年度 11 518 47.08 1,872
昭和50年度 11 1181 107.38 3053
昭和51年度 12 1182 98.50 4235
昭和52年度 12 1195 99.58 5430
昭和53年度 12 1381 115.08 6811
昭和54年度 11 1313 119.36 8124
昭和55年度 12 1240 103.33 9364
昭和56年度 12 1218 101.50 10582
昭和57年度 11 1209 109.91 11791
昭和58年度 12 1115 92.92 12808
昭和69年度 11 1200 109.09 14106
昭和60年度 12 1315 109.58 15421
昭和61年度 12 1552 129.33 16973
昭和62年度 9 1092 121.33 18065
昭和63年度 12 1192 99.33 19257
平成元年度 12 1246 103.83 20503
平成2年度 12 1091 90.92 21594
平成3年度 12 1216 101.33 22810
平成4年度 12 1327 110.58 24137
平成5年度 12 1595 132.92 25732
平成6年度 12 1402 116.83 27134
平成7年度 12 1462 121.83 28593
平成8年度 12 1438 119.83 30034
平成9年度 12 1696 141.33 31730
平成10年度 12 1541 128.42 33271
平成11年度 12 1497 124.75 34768
平成12年度 12 1568 130.67 36336
平成13年度 12 1557 129.75 37893
平成14年度 12 1635 136.25 39528
平成15年度 12 1472 122.67 41000
平成16年度 12 1583 131.92 42583
平成17年度 11 1519 138.09 44102
合計 398 44102 110.81 44102


「障害者スポーツのつどい」第400回記念―みんなで創るスポーツは生きる力―
きょうと・つどい400スポーツコンテスト

スポーツを創り育てる部門 
1.内容

  1. ニュースポーツ「重い障害のある方でも楽しめるスポーツ」「障害の有無・障害区分にかかわらず楽しめるスポーツ」を創る。そのニュースポーツの中味・ルール・道具等を表現してください。
  2. 既存のスポーツで「こう工夫すれば、こんな道具を使えば重い障害のある方でも楽しめる」「こう工夫すれば こんな道具を使えば障害の有無・障害区分にかかわらず楽しめる」等のアイデアを出して既存のスポーツを育てる。 その既存のスポーツへの工夫点・道具等を表現してください。

2.応募方法
表現形式は自由とします・郵送 ビデオ(VHSまたはDVD)や文字にしてもらってもかまいません。

郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス(差し支えなければ)、種目名を記入する。
  (ニュースポーツは)ルール、種目解説など   (既存のスポーツは)工夫点、特別な道具など
  

【私の感動をみなさんに(1)部門】
1.内容 〔体験原稿・詩・散文等での表現〕 
障害のある方、家族友人やボランティアが スポーツ、スポーツ仲間、コーチ、ボランティアとの出会いで元気になったり、楽しみが増えたり、生き方が変わった ・・・いろいろなエピソードを体験原稿・詩・散文などで自由に表現してください
2.応募方法
表現形式は自由とします・郵送にて受付

郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス   (差し支えなければ)を記入してください。  

【私の感動をみなさんに(2)部門】
.内容 〔フォト・ビデオ・イラスト・絵画等での表現〕
スポーツを楽しんでいるシーン。真剣勝負の決定的瞬間など、障害のある方のスポーツの素敵なシーンを表現してください。
2.応募方法
表現形式は自由とします・郵送にて受付

受付応募作品は原則として返却しませんが、希望される場合はその旨お知らせください。
郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス(差し支えなければ)作品名、撮影日、撮影場所、作品解説などを記入してください。

<各部門共通>
1.応募資格    年齢制限なし
2.応募期間    平成17年12月11日(日)から平成18年2月12日(日) 締切日消印有効
3.選考および選考委員
    平成18年2月末
    京都障害者スポーツ振興会会長 および 「つどい400」実行委員会
4.応募先及び問い合わせ先

    606-0803 京都市左京区高野玉岡町5 京都市障害者スポーツセンター内
    京都障害者スポーツ振興会
     電話/FAX 075−712−7010(日・火・第3金曜日休み)
5.選考結果発表
(1)平成18年3月1日に京都障害者スポーツ振興会ホームページにて発表
(2)入賞者には郵送にてお知らせします。
6.表彰および作品発表     
(1) 作品発表と表彰……平成18年4月9日「つどい400」開会式
(2) 表彰内容及び賞品
   @ きょうと・つどい400スポーツ大賞  (最優秀の作品)
         …1種目 
          賞状・賞品(3万円相当)・振興会のホームページに掲載
   A きょうと・つどい400ナイススポーツ賞(印象に残った作品)        
         …1種目以上 
          賞状・賞品(2万円相当)・振興会のホームページに掲載
   B きょうと・つどい400スポーツコンテスト参加賞 ……記念品
※ホームページ掲載等に際しては、作品の版権・著作権・肖像権等について作者と相談させていただきます。


きょうと・つどい400スポーツコンテスト応募作品一覧

番号 部門 作品名 応募者
101 スポーツを創り育てる部門 丸9(まるく)おさめて 京都府の佐々木さん
102       〃 グランドバレー 鳥取県の上田さん
103       〃 スティックバスケ 北海道の齊藤さん・三浦さん
104       〃 ハンドサル 大分県の久保田さん
105       〃 ふれあいベースボール 高知県の加田さん
106       〃 キンラグビー 静岡県の佐藤さん
107       〃 野球 新潟県の辺見さん・篠田さん
108       〃 ボウリング 大阪府の亀井さん
109       〃 卓球ビリヤード 京都府の今西さん
110       〃 車いすラクロス 京都府の今西さん
111       〃 アンパンマンボッチャ 大阪府の辻井さん
112       〃 エアーボウリング 大阪府の辻井さん
113       〃 全体ボールおとし「ひろってゴー!」 京都府の熊谷さん
114       〃 タッチサークル 京都府の津田さん
115       〃 コート外・椅子ホッケー 滋賀県の下井さん
116       〃 コート外・リングホッケー 滋賀県の下井さん
117       〃 一方攻撃リングホッケー 滋賀県の下井さん
118       〃 相攻撃リングホッケー 滋賀県の下井さん
119       〃 フライングディスク(アキュラシー) 滋賀県の下井さん
120       〃 パラソル・フライングディスク 滋賀県の下井さん
121       〃 床すべらしフリスビー 滋賀県の下井さん
122       〃 マウンテインゴルフ 滋賀県の下井さん
123       〃 スローゴルフ1 滋賀県の下井さん
124       〃 スローゴルフ2 滋賀県の下井さん
125       〃 リングバスケットその1 滋賀県の下井さん
126       〃 リングバスケットその2 滋賀県の下井さん
127       〃 カラーボックスつみ 滋賀県の下井さん
128       〃 大きなボウリング 滋賀県の下井さん
129       〃 簡易ゴール(道具) 滋賀県の下井さん
130       〃 簡易ラケット(道具) 滋賀県の下井さん
131       〃 大きなボウリングピン(道具) 滋賀県の下井さん
201 私の感動をみなさんに(T)部門 スポーツのつどい  たのしいよ(絵日記) 京都府の津田さん
202       〃 光とは目でなく心で感じるもの 静岡県の舟橋さん
203       〃 つどいに参加した思いで 京都府の藤井さん
204       〃 病気・障害を乗り越えスポーツができる喜び 京都府の渡邊さん
205       〃 スポーツの出来る喜び 京都府の安達さん
206       〃 しょうがいしゃのスポーツをみて 京都府の松田さん
207       〃 仮題「チャレンジする勇気(夫と水泳)」 京都府の須賀さん
208       〃 なり田まゆみさんとおよいだ 京都府の松村さん
209       〃 卓球バレーと僕 大分県の中村さん
210       〃 「彼らとの出会いがすべての始まりだった」 兵庫県の平井さん
211       〃 水泳に出会って 京都府の竹田さん
212       〃 障害者スポーツ大会に参加して 京都府の森さん
301 私の感動をみなさんに(U)部門 サッカーの練習(絵日記) 大阪府の吉川さん
302       〃 サッカー大会(絵画) 大阪府の吉川さん
303       〃 いろいろなスポーツ(絵画) 大阪府の辻井さん
304       〃 みんながんばれ風船バレー(絵画) 京都府の津田さん
305       〃 迫力満点(絵画) 京都府の津田さん
306       〃 うんどうかい2004(絵画) 大阪府の中西さん
307       〃 うんどうかい2005(絵画) 大阪府の神崎さん
308       〃 うんどうかい2005(絵画) 大阪府の中西さん
309       〃 うんどうかい2005(絵画) 大阪府の川口さん
310       〃 うんどうかい2005(絵画) 大阪府の奥村さん
311       〃 うんどうかい2005(絵画) 大阪府の川口さん
312       〃 うんどうかい2005(絵画) 大阪府の後藤さん
313       〃 うんどうかい2005(絵画) 大阪府の田中さん
314       〃 うんどうかい2005(絵画) 大阪府の西村さん
315       〃 うんどうかい2005(絵画) 大阪府の中矢さん
316       〃 うんどうかい2005(絵画) 大阪府の藤川さん
317       〃 ゆうあいピックの思いで(DVDビデオ) 京都府の小西さんほか
318       〃 楽しく集う私たち(ビデオ) 京都府の花元さん
319       〃 こんなん 好きやねん(ビデオ) 京都府の鈴木さん
320       〃 私たち元気いっぱいがんばっています(ビデオ) 京都府の上田さん
321       〃 みんなでシンクロナイズドスイミングを楽しもう(ビデオ) 京都府の青木さん
322       〃 みんなで楽しむ(写真) 京都府の松田さん
323       〃 車いすスラローム(写真) 京都府の松田さん
324       〃 バドミントン1(写真) 京都府の松田さん
325       〃 バドミントン2(写真) 京都府の松田さん
326       〃 デッドヒート(写真) 京都府の河野さん
327       〃 水泳1(写真) 京都府の須賀さん
328       〃 水泳2(写真) 京都府の須賀さん
329       〃 水泳3(写真) 京都府の須賀さん
330       〃 水泳4(写真) 京都府の須賀さん
331       〃 水泳5(写真) 京都府の須賀さん


きょうと・つどい400スポーツコンテスト受賞理由一覧

部門・賞 氏名 作品名 受賞理由
スポーツを創り育てる部門
優秀賞
佐々木健治
(京都市)                 
丸9(まるく)おさめて 高さの違う9つのゴールと色鮮やかなボールの魅力、1つの道具を立てて使うゲームとねかせて使うゲームがあり、1つの道具で数種類のゲームを考案されていました。
スポーツを創り育てる部門
優秀賞
齊藤峻・
三浦康之
(北海道)
スチィックバスケ ボールを持つことの難しい人が「バスケットボールのシュートの感覚を味わいたい。」という願いからはじまったスポーツ。ゴールやルールを工夫し、ひとりひとり個人にあわせて手作りの道具(スティック、プロテクターなど)を考案されていました。
私の感動をみなさんに(T)部門
最優秀賞
松村聡貴
(京都市)        
なり田まゆみさんとおよいだ 「なり田さんと、クロールのきょうそうをしたとき、ぼくはよこを見ました。なりたさんの足が見えました。」(本文から)障害者スポーツのトップアスリートのなりたさんのプールの中でのようすを自分も横を泳いでよく観察されていました。また、自分の気持ちもうまく表現されていました。
私の感動をみなさんに(T)部門
ナイススポーツ賞      
松田寛之
(福知山市)
しょうがいしゃのスポーツをみて 「…すごく、ぼく、じしんも、すこし、ゆうき、ずけられました。」(本文から)障害者のスポーツを初めて見て勇気づけられ参加したいなあ。と思った気持ちがうまく表現されていました。
私の感動をみなさんに(U)部門
最優秀賞
吉川瑛葉
(大阪府)
サッカーの練習(絵日記) サッカー大会に向けて少しずつ気持ちが高まっていくようすがシュートのボールの変化していくようすの絵と日記の文字でうまく表現されていました。
私の感動をみなさんに(U)部門
ナイススポーツ賞
津田真衣
(京都市)
みんながんばれ風船バレー(絵画) 表情が豊かでひとり一人違って表現されていました。絵に登場する数人の中に、車いすの人、レシーブをしている人などいろいろな人が表現されていました。また、風船バレーの楽しさが伝わってきました。

 

最優秀に該当する作品は残念ながらなかったが、優秀に値する2作品に決定。


「丸(まる)く9おさめて」
佐々木 健二
1.玉入れ
  ★色分けしたボール6色
  ★バスケットの外3m〜5m離れた所に円を書き外から投げる
  ★色分したテニスボールを、バスケットに入れる
  ★数人から、6チームまで同時に出る。
  ★点数制 上段3点、中段2点、下段1点としてもよい
  ★下のバスケットをマイナス1点としても、おもしろい。
   (敵のボールを入れる)

2.ミニバスケット
  ★コートの中心にバスケットを置く
  ★バスケットの外、3mの所で円を書く
  ★高さ、1m50cmから、1m80cmまで出来る
  ★ルールはバスケットとよく似てて、3秒以上ボールを持たない。ドリブルか、パスをする。
  ★円の外からシュートする。円の中に止まったボールは手で取ることが出来ればセーフ、足が入ってボールを取ればファール、ファールになれば敵のフリースロー1回が与えられる。
  ★入れられたチームが次の攻撃になる。
  ★ゲーム時間前半20分、休憩5分後半20分
  ★ボールが円から出ない時は、両チームにフリースーローが出来る。
  ★点数 上段3点、中段2点、下段1点とする。

3.ビンゴゲーム
  ★バスケットを倒す
  ★数メートル離れた所から、テニスボールを投げる
  ★6人まで出来る。1人25球投げ早い人が勝つ(ビンゴ)
  ★8パターン有ります。

4.ゴルフクラブで
  ★ピッチング、サンドでテニスボールを打つ。
  ★点数 内側3点、中側2点、外側1点とする。
  ★テニスラケットでも同じ。


スティックバスケルール 平成17年度版
―H17年度高等部3年A組総合的な学習の時間 H17.9.16―
北海道八雲養護学校高等部 齊藤 峻・三浦 康之
《競技について》
1チーム3名、または4名で試合を行う。 手動車いすの生徒には介助者をつけてもよい。
ボールはボールプールのボールを使用する。 スティックでボールを操作する。(ドリブル)
危険防止のためにプロテクターをつける。 人数の足りないチームは、試合のないチームより選手の補強を行う。
《ルール》
『競技時間』試合時間は、10分(5分ハーフ)とし、ハーフタイムは2分とする。
『試合の流れ』試合開始は、ジャンプボールで行う。得点後は、守備チームがスローインを行う。 エンドラインからボールが出たときは、出た場所から守備チームがスローインを行う。 試合時間の終了時点で得点の多いチームの勝ちとする。同点の時は引き分けとする。
『ジャンプボール』開始時の際はセンターサークル内には審判と両チーム1名のみ入ることができる。その他のプレーヤーはコート内であれば、どこにいても構わない。
『ドリブル』スティックでボールを運ぶ。
『スローイン』止まっているボールをエンドライン外からスティックで打つ。 スローインを行う相手側のチームはボールがセンターラインを越えるまで、または、スローインを行うチームがパスを受け取るまでバックコートにいなければならない。
『フリースロー』シューターは、フリースローラインの外にボールを置きシュートをしなければならない。 シューター以外のプレーヤーは審判の合図があるまで制限区域に入ってはならない。
《審判の合図は次の場合に行う。》
@ボールが止まったとき Aボールがエンドラインを越えたとき
B得点したとき Cボールがリングに当たったとき Dボールが制限区域から出たとき
『制限区域』制限区域内には、守備側1名、攻撃側3名のみ入ることができる。
『フロントコート』攻めるゴールがある側のコートを指す。
『バックコート』守るゴールがある側のコートを指す。
『その他』ボールが車いすに乗った場合や、踏んでつぶれた場合は、その場でジャンプボールを行う。
『得点について』制限区域内での得点は2点とする 制限区域外での得点は3点とする(スリーポイント) フリースロー時の得点は1点とする
《反則(バイオレーション)》
守備側が制限区域に規定人数以外入った場合は、相手チームに1本のフリースローを与える。攻撃側が制限区域に規定人数以外入った場合は、相手チームにスローインを与える。
スローイン時のルール違反に対しては、再度スローインを行う。複数回もしくは過度な違反の際は審判の判断で1本のフリースローを与える。 ジャンプボール時のルール違反に対しては、再度ジャンプボールを行う。
《反則(ファウル)》
次のような危険と見なす行為をした場合は、相手チームに2本のフリースローを与える。@スティックを振り回す Aスティックを肩より上にあげた場合(ハイスティック)
Bスティックで相手を殴った場合 C故意に相手のスティックをたたき落としたり、折ったりした場合 D故意にスティックを投げる、故意に足でボールを止める、蹴る、踏むなどをした場合E介助者が故意に相手のプレーヤーを妨害した場合 Fその他、審判が危険と判断した場合


なり田まゆみさんとおよいだ
まつ村さとき

 なり田まゆみさんは、体いくかんの後ろのスロープから入ってきました。車いすにのって、自分でタイヤを回して、ぼくたちのよこを通ってきました。
 なり田さんは、金メダルを六ことった人です。
 なり田さんがプールに来たとき、シャワーのところで、校長先生たちがなり田さんののっている車いすをもって、おもたそうでした。
 そして、山本先生が、長いビートバンをスべり台みたいに、プールの中に入れて、上から水をながして、すべるようにしました。
 そして、校長先生と山本先生がなり田まゆみさんの体をもって、長いビートバンの上におきました。なり田さんは、すべるように水の中に入り入りました。
なり田さんは、右手はグーで、左手はパーで、足はまっすぐで、水にういているけど、うごいていませんでした。けれど、なり田さんがおよぎはじめたら、はやくてびっくりしました。でも足がうごかないから、しんどそうに見えました。ぼくは、心の中で
「がんばれ。」
とおうえんをしました。
 なり田さんは、およぎのれんしゅうをするとき、コーチが上にのっていたそうです。
一番楽しかったことは、なり田さんといっしょにみんなでおにごっこや、およぎのきょうそうをしました。
なり田さんと、クロールのきょうそうしたとき、ぼくは、よこを見ました。するとなり田さんの足が見えました。前をみたらなり田さんがすいすいとおよいでいました。
 つぎのパラリンピックのときは、なり田さんを
  「がんばれ」
とおうえんしようと思います。
 そして、また金メダルをとってほしいです。


しょうがいしゃのスポーツをみて
青年学級 松田寛之
 ぼくは、1月20日金よう日、じゅんめい小学校に、しょうがいしゃのスポーツを、はじめて、みにいきました。青年学級の、なかまも、さんかしとってやさかい、みに、いきました。はじめて、みて、ぼくは、すごいなと、思いました。車イスの、ひとたちも、小さい子も足の、わるいひとも、しょうがいに、まけずにみんな、たのしく、いろんな、スポーツを、されてたから、すごく、ぼく、じしんも、少し、ゆうき、ずけられました。ぼくも、その日、バトミントンを、青年学級の、ひとと、少し、しました。やって、いて、おもしろくなりました。ぼく、青年学級に、あまり、さんか、できなくて、少し、「ひきこもり」がちに、なってるけど、ぼくも、同じ、しょうがいしゃの、なかまなので、がんばって、いろ、いろ、さんかしたいなと、思いました。
みにいって、本当よかったです。





「つどい400」タイムテーブル
(1)受付             午後1時から
(2)オープニング        午後1時30分〜2時
   @ 演奏「音の風」(パート1)
   A 開会式
   B 表彰式と作品紹介(6作品で約15分)
   C 演奏「音の風」(パート2)  
(3)スポーツタイム       午後2時〜3時25分
   @ 準備体操
   A 前半スポーツ(作品実技1)
   B 後半スポーツ(作品実技2)
(4)エンディング        午後3時30分〜4時
   @ みんなでゲーム(お楽しみ)
   A ミニミニミニパラリンピック表彰式
   B エンディング


ミニミニミニパラリンピック
トランポリン好きやねん大会 笑顔が素敵だったで賞
卓球サービスエースゲーム サービスエース賞
軽スポーツ輪投げ自己申告会 目標に近いで 賞
軽スポーツバッゴ大会 バッゴでゴーゴー賞
風船バレー大会 よくつないだで賞
バドミントン大会 ナイスイン賞
車いすハンドボール大会 一杯取ったで賞
バスケットフリースロー大会 よく入ったで賞