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8月4日

京都の夏の終わりを告げる「大文字五山送り火」。
本来、お盆の13日にお迎えした先祖の霊をお送りするこの伝統行事は今や夏の京には欠かせない風物詩となりました。 
夏の夜空に点火され、くっきりと浮かび上がる大文字五山の送り火を見て、京都の人々は手を合わせて祖先を思い起したり、子供のころに見た大文字のことを思い出したりと毎年新たな心で夜空を見上げるのです。

午後8時東山「如意が岳」の大文字を筆頭に、妙法、左大文字、舟形万灯篭、鳥居形とおよそ5分から10分時間をずらして点火されます。大文字が良く見えるように市内の広告やネオンそして大きなビルの照明はいっせいに消灯されます。
昔は、この大の字を盆の上の水に写してこれを飲むと一年中病気をしないといってどこの家でもコップやお盆をかざしていましたが、今ではすっかり見られなくなりましたね。
「六道まいり」もそのひとつ。東山区の六道珍皇寺では今日8月7日から10日まで、大勢の人が行列をして「迎え鐘」をついて、先祖の精霊をお迎えします。
「おしょらいさん」と言って、お盆の間は仏壇を開けてお迎えした先祖のために蓮の葉の上にほおずきやサツマイモ、インゲン豆などを供え、三度の食事も、ままごとのような塗りのお膳に精進料理をお供えします。
そして、8月16日の大文字の夜にこのお供え物を川に流して精霊を送りました。
でも今は川の美化のためそんなことはできなくなりましたね。
10日後に迫った8月16日のよる、今年の大文字を皆さんはどんな思いでごらんになるのでしょうか。 〜合掌〜

 

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8月11日

全国各地に「六地蔵」という地名がありますね。
私たちの苦しみや悪をすべて優しく受け止めて下さるというお地蔵様(地蔵菩薩)は町のいたるところにまつられているどうして、六地蔵というのでしょうか?
昔から、人間は亡くなると極楽や地獄に逝くと言いますが先ず、地獄にいって生前の罪を償ってから極楽に向かうといわれています。地獄の入り口では、あの怖い閻魔 様が、罪の深さを判断して、刑場を指定します。
その刑場が六つ(六道)あり、それぞれの刑場には、説法や救済をしてくれるお地蔵さまや観音さまがおられるそうです。墓地や火葬場の近くに六地蔵という地名があるのもこうした考えの結果でしょうか。
全国で最も名の知れているのは、もちろん京都伏見の六地蔵ですが、東京巣鴨には、江戸六地蔵尊(真性寺)というお地蔵様があって門前には地蔵通商店街があってとても繁栄しているそうです。
また、山梨県富沢町にある「六地蔵公園」の一角には、背景の山並みに富士山の頂が見える小高い丘の上に六体のお地蔵様が並んでまつられています。
山梨県の最南端に位置し、日本三大急流である富士川が雄々と町を縦断する富沢町には雄大で不思議な風景をぜひ見ようと訪れる観光客やカメラマンが多いそうです。
さて、お地蔵様必ずと言っていいほどは左手には「宝珠(数珠)を持っていますが、右手は錫杖、経巻、経箱、施無畏の印などいろいろです。京都では、毎年8月に6カ所のお地蔵様にお参りする「六地蔵めぐり」という行事があります。
例年8月22・23日の両日に、6ヶ寺を巡り、罪障消滅・家運繁栄などを祈願する慣わしがあり、また新亡の初盆には水塔婆供養し、3年間巡拝すれば六道の苦を免れるといわれます。昔から京の町々で子供を中心に地蔵盆が盛んに行われるのも六地蔵信仰に起因します。それぞれのお寺でいただく六色のお幡は、お守りとして家の入口に吊します。
私も一度体験! という方のために場所をご紹介しておきます。暑気払いと、健康
のためにもいかがですか?

 ●伏見六地蔵〈大善寺〉 伏見区桃山西町六地蔵(JR・京阪六地蔵駅下車)
 ●鳥羽地蔵〈浄禅寺〉 南区上鳥羽岩ノ本町(市バス地蔵前下車)
 ●桂地蔵〈地蔵寺〉 西京区桂春日町(阪急桂駅下車)
 ●常盤地蔵〈源光寺〉 右京区常盤馬塚町(京福常盤駅下車)
 ●鞍馬口地蔵〈上善寺〉 北区鞍馬口通り寺町(地下鉄鞍馬口駅下車)
 ●山科地蔵〈徳林庵〉 山科区四ノ宮泉水町(地下鉄四ノ宮駅下車)
 

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8月18日

祇園祭の切符入りで始まった京都の夏。今年はいつになく厳しい暑さと日照り続きでしたが、大文字五山送り火も無事終わり、うだる暑さももう少しですね。
京都の夏の最後の行事は「地蔵盆」です。
地蔵菩薩の縁日である8月23・24日の両日、各町内に祀られているお地蔵様を囲んでの「子供の祭り」が行われます。
お地蔵様は地獄の鬼から子供たちを 守ると言われており、辻々のお地.蔵さんを町内の大人たちが総出で洗い清めて、きらびやかな前掛けでお化粧し飾り付けをします。
お地蔵さまの前にはほおずき、果物、お菓子、花などをお供えし、子供たちのためのござを敷いたり床几を並べたり。そして大きなあんどんや牡丹灯籠を吊し飾りつけをします。
お地蔵様の周りは町内の子供たちの名前入りの赤い提灯がいっぱいつり下げられます。
何も楽しいことのなかった私たちの子どもの頃、お地蔵さんの行事は本当にたのしく、生涯忘れることのない夏の思い出の一コマとして脳裏に焼き付いています。
にこやかなお地蔵さまの前に輪になって座り、大きな数珠をみんなで回す数珠回し、町内の子供たちの描いた絵を貼った提灯をつったり、毎年大人たちが福引(くじ引き)やスイカ割りなど子供の喜びそうな趣向をこらした催しをしてくれました。地蔵盆で初めて見た「映画」の感激はいまでも忘れられません。
時代は巡り、町の真ん中では子どもたちの姿が見られなくなりました。
それでも連綿と続けられている「地蔵盆」。いつしか、町内の長老が昔話を語り合う大人の集いの場となってしまっている町内も多いとか。
子供達の非行やいじめ、不登校が問題となっている今こそ、世代を越えた「子供中心の行事」に町内ぐるみでとりくむ「地蔵盆」の役割は大きく意義深いものであると思います。
どうかみなさんも、率先して町内の行事に参加し、たとえ一人でも子どもがいたら、みんなでアイデアを出しあって、21世紀の地蔵盆を作りあげていただきたいと思います。
 

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8月25日

「台風一過」で秋へ一足飛び、涼しくなることを期待したのですが、まだまだ厳しい暑さが続きますね。  
夏台風は迷走すると言われますが、今回の台風11号は典型的な夏台風です。台風の勢力は小さかったのですが、暴風半径がきわめて大きいのと台風の進行速度がスローであったため、長雨と広範囲の被害をもたらしました。 
被害を受けられた方、そして災害応急対策に従事さ た方には申し訳ないのですが、台風のおかげで各地の水不足は一気に回復しましたね。琵琶湖の水位も大幅に上昇して、京都の水は当面太鼓判というありがたいことです。
台風の進路とスピードは、気圧配置と、偏西風の位置と強さで決まります。
夏台風の速度が遅く迷走するのは、進行方向の高気圧の勢力が強く進路をふさがれることと。偏西風が弱く、その位置が北の方に位置するからです。
秋になると、大陸の高気圧が弱まり、強い西風が北緯30度付近を西から東に向けて吹いているため日本付近で急に向きを東に変えて速度を上げて上陸する確率が高くなります。
ところで京都が台風で被害を受けるのは、ほとんど9月から10月にかけての秋の台風です。京都で注意の必要なのは風の被害より大雨の被害、そして大雨による「土砂災害」と呼ばれる山・崖崩れ、土石流などです。
周りを山に囲まれた京都、急な斜面の山裾に多くの住宅が建ち並んでいますが、一瞬にして住宅地もろとも土砂で押しつぶしてしまう土砂災害にはくれぐれもご注意を!予防策?それは避難しかありません。山沿いにお住まいの方は日頃から斜面の観察と、避難方法の確認をお忘れなく。人命第一です。
 

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