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8月3日

8月の声を聞くとなぜか少し涼しくなったような気がします。
ここ数日は、一頃に比べると朝夕が過ごしやすくなりました。
すっかり様変わりした京都の町中でも、児童公園の木々やぽつぽつと植えられている街路樹にセミ時雨が聞こえ始めました。うるさいくらいに「ミーン、ミーン」と響く音になぜか、遊びほうけた子供の頃の夏休みの想い出が蘇ってきます。過ぎた時は戻りませんが、汗をかきかき歩いている耳に迫るセミの声にタイムマシーンに乗ったような錯覚を覚えました。うまく言えませんが、皆さんもセミの音を聞いたらしばし立ち止まり、目を閉じて見て下さし。そこに広がる世界は・・・・・?
さて、ところで急に話が現実的になりますが、全国民に11けたの番号を付けコンピューターネットワークで氏名などの6つの個人情報を行政機関でやりとりする住民基本台帳ネットワークが8月5日からスタートします。
政府は利便性の向上をうたっていますが、プライバシー侵害の恐れなどから反対論も根強く実際に導入されるといろいろな問題が浮き彫りにされてくることと思います。特に問題なのが、国民への周知がいまひとつで、住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)がどんなものであるかを全く知らない人が80パーセントを超えるという調査結果も出ています。
少々むづかしい話ですが、自分の勉強も含めてその概要をまとめてみました。
制度が導入されるとまず最初に、市区町村から各家庭に11けたの番号が通知されます。この番号が住民票コードで、赤ちゃんからお年寄りまで国民一人一人に、住んでいる地域や家族同士でも全く関連しない別々の番号が割り当てられます。
住基ネットは総務省が所管する地方自治情報センターというところをを中心に、市区町村、都道府県、国の行政機関を専用回線で結び、住民票コード、氏名、性別、生年月日、住所とそれらの変更履歴の六情報を本人確認に利用する仕組みとなっています。各種の行政手続きで住民票の写しを添付していた代わりに、申請を受けた行政機関が住基ネットにアクセスし確認することができます。
準備ができた順に早ければ9月から児童扶養手当の給付など93の事務で活用されます。国会に提出されている行政手続きオンライン化関連法案が成立すれば、パスポートの発給や自動車の登録など171の事務が加わります。
来年8月からは、住所地以外の市町村でも住民票をとることができます。
市町村の役所からは希望者にIC回路を組み込んだ住基カードが交付され、このカードがあれば、転入や転出の時に2回必要だった住所変更の手続きも転入時の1回で済むことになるそうです。市町村は、カードの空き領域を使って図書館の利用カードなど自治体の独自サービスにも利用します。
政府は2003年度までに原則すべての行政手続きが、インターネットを利用して家庭や職場のパソコンから可能になる電子政府・自治体の実現を目指しています。
一見、最新の技術を駆使した画期的な仕組みで、行政の効率化と国民の利便性が一気に向上するようですが、一方では、個人情報の漏洩問題や、膨大なデーター管理やメンテナンス、そして、機械のトラブルによる市民生活のマヒな多くの問題をかかえています。特に、あまり言われませんが、阪神大震災のような災害時の運用はどうなるのか?、バックアップ体制は完璧かなど今のコンピュータやインターネットの管理体制のずさんさと、皆無と言っていいほどの災害対策の不備を知れば心配はつきません。
<国の考え>
「各省庁が持つ個人情報に11けたの共通番号を付けて管理できるので非常に便利だ。(住民票コードを基に個人情報を集める)『名寄せ』も簡単にできるようになる。
国の狙いは国民の個人情報の総合的な管理だ」
<地方自治体(市町村)の困惑>
「国の補助金への依存度が高い町、村議会までもが、国の政策である住基ネットの稼働延期を求めている。自治体アンケートでは、ネットの費用対効果に関して『不合理』『どちらとも言えない』が圧倒的に多かったそうです。」
<外部からネットへの不正侵入や、内部犯行による漏えいなどの恐れ>
「一番多いと思われるのはコンピューターの誤操作、誤作動による個人情報の流出。住民基本台帳法が禁じている秘密の漏えいは、一度外部に出てしまえば取り返しがつかない。「ネットの世界に『絶対安全』はあり得ない。侵入者は、利用価値の高い情報があればお金をかけてでも侵入してくるし、内部の人間による漏洩は電子媒体だけに膨大なデータもポケットに入ってしまう。
とまあ、論議がまとまらない中での見切り発車ということですが、罰則よりも、国民すべてに共通番号を付けた全国ネットそのものの安全性を高めることが一番大切なことだと思います。住基ネットが便利か不便かという議論の前に、便利さは危険性と背中合わせだということをまずすべての国民に知らしめて、これこそ選挙か何かで賛否を問うべき重大な問題だと思います。しばらくは、新聞・テレビ・ラジオのニュースをわかせることと思いますが、
こればっかりは、熱しやすく冷めやすい日本国民であっはいけないと思います。

 

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8月10日

京の夏の終わりを告げる「大文字五山送り火」が早や今週末に!本来、お盆の13日にお迎えした先祖の霊をお送りするこの京都の伝統行事は今や夏の京には欠かせない風物詩となりましたね。夏の夜空に点火され、くっきりと浮かび上がる大文字五山の送り火を見て、京都の人々は手を合わせて祖先を思い起こしたり、子供のころに見た大文字のことを思い出したり、毎年新たな心で夜空を見上げるのです。
なぜか私も子供の頃から、大文字だけは毎年欠かさず見せていただいております。IT革命が進み、映像やデザインなどもデジタル化が進む昨今ですが、蒸し暑い夏に薪や護摩木を山頂まで運び、昔ながらの松明で点火されあかく身を焼く大の字は、無信心の私にも手を合わせさせる信仰と伝統の重さを持っています。あのときの大文字は、そしてまたこんなことも・・・・と普段は絶対思い出さないような古い昔のことが脳裏をよぎるのも霊の力でしょうか?
午後8時東山「如意が岳」の大文字を筆頭に、妙法、左大文字、舟形万灯篭、鳥居形と少しずつ分時間をずらして順次点火されます。大文字が良く見えるように市内の広告やネオンそして大きなビルの照明はいっせいに消灯されます。
昔は、この大の字を盆の上の水に写してこれを飲むと一年中病気をしないといってどこの家でもコップやお盆をかざしていましたが、今ではすっかり見られなくなりました。
さて、今年の大文字。皆さんはどんな思いでごらんになるのでしょうか。

<よく見える場所 >
・全山送り火が見えるのは吉田山頂上、船岡山公園頂上
・大文字/20:00点火 鴨川堤防三条大橋〜御薗橋間
・妙法/20:10点火 妙:北山通ノートルダム女子大付近
  法:高野川の高野橋北詰
・船形/20:15点火 北山通の北山橋から北西
・左大文字/20:15点火 西大路通の西院と金閣寺の間
・鳥居形/20:20点火 松尾橋・渡月橋・広沢池
 

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8月24日

昔から、「京都の夏は暑いけど、大文字が済んだら涼しくなる」といわれていますが、ほんとに16日あたりから、厳しかった暑さも急に和いできましたね。
というより、朝がたなんか薄い布団一枚では寒いくらいですね。暑さに弱い私も一日に言う「暑い!暑い!」の言葉がぐっと少なくなりました。
今日8月24日は、京都の夏の終わりを告げる、子供たちの夏休み最後の行事「地蔵盆」ですね。もうすでに先週の土・日にやっている町内もありましたけれど、今年はちょうど縁日の24日が土曜だから、今日から明日にかけてというところが多いようですね。
今更地蔵盆の解説をしても珍しくないので止めておきますが、子供の頃の思い出の中でお地蔵さんのことはほんとに楽しくて夢のある出来事でした。街中を歩いて、提灯や牡丹灯篭を見るとこの年になっても子供の頃のわくわくする気持ちが蘇ってきます。
何にもなかった時代に、大人たちの心づくしの数々の行事に胸弾ませた子供の頃がまるで昨日のことのように・・・・・
おやつはスイカがメイン、普段は甘いものばっかり食べたらダメという親たちもどっさりとキャラメルやガムやおせんべいなどを用意してくれます。
部屋いっぱいの大きな数珠をおじいちゃんやおばあちゃんから赤ちゃんまで、みんなで持って「元気でよい子になりますように」と、お坊さんのお経にあわせて真剣な顔で回します。そして、房のついた大きな珠が回ってきたら、持ち上げて頭を下げます。数珠回しが終われば、いよいよ待ちに待った福引きです。昔は「ふご降ろし」といって、お地蔵さんをお祭りしている家の2階の表の間の戸を全てはずして、下から見えないように景品が置かれていて、下で番号札を引くとその番号の商品をふごにいれて、2階から道路に向けて斜めに張られたロープをするすると滑って降ろされます。
さて何が入ってるか、ドキドキしながら待ったものです。(ふご=竹や、籐で編んだ手付きのかご)私はくじ運が悪くおやつくらいしか当たったためしがないのですが、一 度だけ、おもちゃが当たりました。それもブリキ製の20センチくらいの船で「ポンポン蒸気」と呼ばれていたほしくてたまらないやつでした。
船がほしいというより、小さなローソクに火をつけると「ぽこぽこ」と音を立てながら走るのが不思議で一度手にしてみたかったのです。
好奇心の強い、何でも仕組みを知らないと気に入らない困った性格はこのころに築かれたようです。もちろんすぐに分解して動かなくなりました。
お地蔵さんの飾り付けを見ながら、ふっとこんな昔のことを思い出すのも歳をとったからなんでしょうか?今もメカニックなものを見ると分解してみたくなる困ったおじ(い)さんです。
 

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8月31日

8月最後の土曜日。子供さんのおられるご家庭では、夏休み最後の追い込みと、やれやれあと二日で学校というなんとなくほっとしたような週末をお過ごしのことでしょうね。
あす、9月1日は「防災の日」です。関東大震災という歴史的震災を教訓に制定された日です。
関東大震災は1923年(大正12)9月1日11時58分、マグネチュード7.9の大地震でした。震源は神奈川県中部から相模灘東部、房総半島南端にかけての一帯が震源域で、東京、横浜で大火災が発生したために、死者9万9,331人、行方不明者4万3,476人という日本史上最大の地震災害でした。
そして、それからも地震は度々起っていますが、こんな大被害をもたらす地震はその後なく、行政や学術経験者の警鐘も「まさか大地震なんて」と一般国民の中では実感されなくなって久しい、平成7年1月17日あの痛ましい「阪神・淡路大震災」が起りました。多くの人の尊い命と大切な財産を奪ったその日からもう7年がたちました。まさか忘れてはおられないでしょうけど、震災の直後の地震災害への関心と備えは少し薄らいでいるのでは・・・・・?
まさかの災害の発生時に、的確な対応をするためには、組織・個人の別にかかわらず、普段から災害の発生を予測(想定)しておくことと、これに対する準備が極めて重要です。
あすは、全国で一斉に「防災訓練」が行われます。
政府においては、あすは総理大臣を始めとする全閣僚が参加して、東海地震を想定した政府本部運営訓練を実施するほか、静岡県及び愛知県と連携した現地訓練を実施されます。また、千葉県と連携して、南関東地域直下の地震を想定した政府調査団の派遣等の訓練も行われます。昭和46年以降32回目となります。
私たちの身近な地域においても、地方公共団体等による様々な訓練が予定されています。
京都市では明日午前9時からお昼前まで、「京都市総合防災訓練」が行われます。
京都市では、阪神・淡路大震災以降、住民参加型の大規模な訓練を続けてきましたが、今年も、居住地域での初期対応訓練,会場での住民主体による面的な総合訓練が行われます。対象は市内全域ですが、メインとなる行政区は「中京区」で、区域全体を訓練会場とし、その拠点会場として 、京都市役所前,中京中学校グラウンド、島津製作所グラウンド の3か所を結ぶ、超大規模訓練です。
災害への備えは、理屈よりも、計画よりも何にも増して大切で効果的なことは、私たち一人ひとりが体を動かして体験し、万一に備えることです。
まず必要なことは、その瞬間、自分の命を自分で守るという行動を起こすことです。訓練ほどこのことを教え体験させてくれるものはありません。
皆さんも、自分自身、ご家族そして地域を、更に自分たちの町をみんなの力で守るため率先して地域の訓練に参加しましょう。
私も、中京区民の一人として粛々とこの訓練に参加するつもりです。
防災対策のお仕事をされている皆さん、暑い夏の最後のイベントの成功をお祈りしております。あとに出てくる今日のお勧めページは京都の地震防災の関連です。
 

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