上方ばなしで 関西の噺家で一度は聞いたことがあるかと思います。私自身うろ憶えですから間違っているかも知れない。
ちょっとした事情から、お玉は人のいい夫婦の養女になった。
お玉は美人なのでたちまち村の若い者の評判となった。そこで村の若者がお玉に、「今夜 夜中の鐘の合図で裏から忍んで行くから、切り戸を開けて待っていろ!」と半ば強引に約束する。
これを聞いた義父は、ウシをお玉の部屋に寝かせておいた。忍んで来た若者は、お玉がもうせんを着て太い簪をしていると思い込みあちこちさわる。
さわっているうちに、「モーーォ」
驚いて飛んで帰った若者は 仲間に「お玉にウンと言わせたか?」と聞かれ
「いや、モォーといわせた」
現春團治が得意とする噺です。春團治は前半(お玉が養女になるまで)を省略しているようです(私は聞いたことがない)。
若者がお玉と思ってウシを触りまくる様子を面白おかしく演じています。春團治はバレネタ風に演じているようです。
雑談
現三代目春團治の語り口は 初代春團治(後家殺しとか言われた当時の人気噺家)
とはまったく違うように思います。むしろ、笑福亭仁鶴の方が初代春團治に似ています。(レコードでしか聞いたことがありませんが・・・・・(^_^;)
若い頃の仁鶴の「ギャグ」はすべて初代の「ギャグ」をまねているように思える。六代目松鶴の豪快さだけは継いでいるようだ。