比較的に皆さんご存知「寿限無」と同じで、長い長い名前憶えておいても損はしない。
「寿限無」と「たらちね」の名前を覚えるだけで皆さん落語通になれます。
上方での演題は「延陽伯」(縁良く掃くの漢文的な当て字?)と言います。
家主さんから「やもめ」に縁談があった、年は十九で器量は十人並以上
以前高貴な御屋敷に奉公していて礼儀作法も大変良く申し分ない娘さんだ。
ただひとつの欠点は余りにも言葉が丁寧すぎることぐらい。
「やもめ」は喜んで縁談を進めてもらい祝言を上げたが、
うっかりその娘さんの名前を家主さんから聞くのを忘れてしまった。
そこで男が、名前を尋ねると、
「自らことの姓名は、父は元京都の産にして、姓は安藤名は慶三、あざなは五光、母は千代女と申せしが、わが母三十三歳の折り
ある夜丹頂の鶴の夢を見てはらめるが故に、たらちねの胎内をいでしときは鶴女と申せしが、それは幼名、成長ののちこれを改め清女と申しはべるなり。」
これ全部が名前と思いこみ紙に書いて貰って、女房を呼ぶとき、読み上げる騒ぎ。
翌朝行商の八百屋に向かって 言葉使いで困らせたり・・・・・。
この落語の面白いところは、家主さんから話があって、甘い新婚生活を七輪をあおぎながらいろいろと想像するところや、
白米をしらげ、ネギを白根草、旦那さんのことを「ああらぁ わが君」と呼んだり、いろいろ清女さんの丁寧言葉に騒動がおきるところです。