日本心理学会第61回大会ラウンドテーブル・ディスカッション企画

「感情と認知をめぐる実験方法の諸問題」

 日時 9月18日(木) 15:45〜17:45

 場所 C号館103教室

要旨: 近年、認知に及ぼす感情の影響について、様々な角度から研究が行われている。そして、これらの研究においては、独立変数となる感情が様々な方法によって操作されている。本ラウンドテーブル・ディスカッションにおいては、昨年の日心のワークショップ『感情と認知の研究の最先端』を受けて、感情の操作方法の現状と問題点を3つの側面(すなわち、感情の実験的誘導法、感情の生理的指標、感情の測定方法)から明らかにすることによって、認知と感情の今後の研究の方向性を考えていく。

企画 高橋雅延(聖心女子大学)

 司会 池上知子(愛知教育大学)

 話題提供者

    高橋雅延(聖心女子大学:感情の実験的誘導法の諸問題)

    大平英樹(東海女子大学:感情−認知研究における生理的指標の諸問題)

    谷口高士(大阪学院短期大学:感情の測定方法の諸問題)

 指定討論者

    川口潤(名古屋大学)

「一般教育としての心理学 −いちばん教えたいこと−」

 日時 9月19日(金) 16:00〜18:00

 場所 C号館202教室

 要旨: 心理学を専門としない学生に心理学の授業をするとき、いちばん伝えたいことは何だろうか。巷では血液型性格判断や心理ゲームが流行り、授業でも性格検査の要望が多いという現状、つまり、安易に結果のみを求める傾向が強いという現状に対して、心理学の教官はどう対応していけばよいのだろうか。特に、プロセスを軽視して結果のみを求めがちな学生に対して、心理学の研究成果やパラダイムを生かしつつアプローチしていくにはどうしたらよいのか。単なる理念にとどまらず、具体的な方法をふまえての可能性を探っていきたい。

 企画 谷口高士(大阪学院短期大学)

    寺尾洋子(立命館大学)

 司会 谷口高士(大阪学院短期大学)

 話題提供者

    佐藤達哉(福島大学)

    寺尾洋子(立命館大学)

    菊池聡(信州大学)

 指定討論者

    長谷川芳典(岡山大学)

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