title.gifBarbaroi!
back.gif045 摘要。暦月について(Excerptum de mensibus)

ギリシア語錬金術文献集成

錬金術断片集

046
金の製法





金の製法(Crusou: poivhsiV)
(e cod. Paris. B.N. gr. 2327, fol. 232r)




046 2 382 5t
金の製法

 天然銅を取って、7度溶解し、それぞれの溶解の度に、以下のものらを投入せよ。第1の溶解の際には、溶けた酒石(tavrtaroV)を好きなだけ。溶けた銅の中に入れよ。さらに第2の溶解の際には、砂煙のようにすり潰された明礬を入れよ。第3の溶解の際には、すり潰された砂状の塩を。第4の溶解の際には、すり潰された硝石を。第5の溶解の際には、同様にすり潰された雄黄を。第6の溶解の際には、セレナイト〔透明石膏〕(ajfrosevlhnon)を。同様に、第7の溶解の際には、スパニア〔=スペイン〕の薄緑色の酸化亜鉛(touvtia) — 腐っていない尿とともにあらかじめすり潰され、太陽のもとで湿らされ、乾燥したもの — を、そうすればなたは目にするであろう、神が望むならばだが、金を。マリアは謂う、「そして7度浸すと、あなたは信じられないもの(paravdoxa)を見出す」。
383 1
 酒石、砂状の塩、明礬、硝石、白鉛(yimivqion)、酸化亜鉛(touvtia)、雄黄、セレナイト、硝子のマグネーシア、これらは尿とともに〔???〕し、7度細かく砕かれる〔?〕。銅を浸し、<そして>銀を出現させる。そしてこれがわれわれの酸、すなわち銅の酸と言われるものである。

2009.08.12.




forward.GIF047 金、銀、銅を熔接するために求められる炭酸ナトリウムのこしらえ方
back.gifギリシア語錬金術文献集成/一覧表にもどる