• 0995.002
  Testimonium
  Test.
  F. Jacoby, Die Fragmente der griechischen Historiker (FGrH) #663. Leiden: Brill, 1923-1958 (repr. 1954-1969): 3C:214.
• 0995.004
  Epistula Petosiridi supposita (e cod. Berol. 170, fol. 10)
  Astrol.
  F. Boll, Codices Germanici [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 7. Brussels: Lamertin, 1908]: 161-162.
• 0995.006
  Astrol.
  =Epistolh; PetosivrewV filosovfou provV Nekeyw; basileva (e cod. Mutin. 174, fol. 262)
  A. Olivieri, Codices Italici [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 4. Brussels: Lamertin, 1903]: 120-121.

0995 002Testimoniim
3c,663,T.
(1.) SUDA s.v. PetovrisiV

　アイギュプトス人、哲学者。ヘッラス人たちとアイギュプトス人たちによれば、神々に関する聖なる書物からの『 %#42; * 抜粋』を抜粋した。〘『天文学』〙。『アイギュプトス人たちの間における密儀について』も。

0995 004Epistula Petosiridi supposita
7.
（161.）
解説。
　それぞれ〔の星〕がこのように厳密に調べれば、諸惑星についての言説の中でもわれわれが請け合ったとおり、それぞれがいかなる星を有するのか、また、そこにおいてわれわれが記したことだが、いかなる宮(zwv/dion)に配されているか、その諸々の徴表と諸々の作用を御身は発見し、理解なさるでしょう。さらに続けて、別の為事の別の用法を御身にお報せいたします、王中の王、誰よりも至高のネケプソ様、12宮のふるまいについて、或る者について、いかなる宮にあるか尋ねられて、望むところ［上に述べたような宮に関する材料］がなくても、名前の観察から、その諸要素によってその宮を言えるでしょう。例えば、牡羊宮は１と50を保持し、以下、次のごとくです。

(162.)
　別の方法。<……>そこで、惑動する獣帯が、ひとつの全天のもとにあるかのように把握するが、地上に活動するものらのうち、相互に同じものまで、全体から追究する必要はないのです。

0995 006哲学者ペトシリスから、王ネケプソーへの書簡
4.
（120.）
王ネケプソー様。
　病床に伏した者たちに関して、恢復するのか死亡するのか、また、一騎打ちや為事に際して勝利して名誉を得たり、敗走したり、そういったことに際しての自余の似たような目に遭う者たちについて。
　わたしによって述べられた者たちの各一人について、その人間的生を厳密に観察して、御身に　　することをためらうことなく、正規の器具を御身に　　。同じものが　　 、さて、病床についた者とか、訴訟に巻きこまれた者とか、　　とかの名前と　　に数え、セレーネーの数を加えよ、そうしてすべてをいっしょにひとつにして、19で引き、余りをこの器具に照らし合わせよ。そうして、大いなる生の内に見出せば、彼はすぐに起き上がるだろうが、小さな生の内になら、数日病んだ後に恢復するだろう。だが、大なる死のうちになら、長い間病んだ果てに命終し、小さな〔死〕の内なら、すぐに〔死ぬだろう〕。また、セレーネーの数が地下に見出され、他方、病人のそれ地下に〔見出される〕なら、彼は危篤状態の末に助かるだろう。しかし　　のために、セレーネーが17日間あるとせよ。御身のために、アキッレウスとヘクトールとを仮定しよう。すると、「アキッレウス」という名前は、数においては1276〔=1+600+10+30+30+5+400+200〕である。そしてセレーネーの日数は数において893〔=？〕と138〔=？〕日であるから、両方で2169となる。29〔の倍数（29x74=2146）〕を引け、そうすると23が残る。「ヘクトール」という名前も、〔数において〕1225〔=5+20+300+800+100〕で、セレーネーの日は数において893であるから、〔合計〕2118となる、これも(121.)29〔の倍数（29x42=2117）〕を引け、そうすると残った数〔=1〕が余りである。器具をあてはめよ、そうすると、御身はアキッレウスが勝利することを見出されるでありましょう。また、地上に21だが地下に1〔日〕だから？、御身はヘクトールが負けるのを見出されるでしょう。
　セレーネーの日々と数が、いかにしてそれぞれの日に　　が乗るのかということ。— 第1日から第15日まで、11かあるいは　　数を加えよ。第16〔日〕から第30〔日〕までは、131と1？を加えなければならない、この数は、各日の数と病人の名前と一致したものでなければならない。第1と第2の欄は、それぞれの日の　　　と　　　の数を有するが、第3と第4の欄は、計量され　　　な<？>を明らかにする。あとは、名前で割って、セレーネーの計測されたそれらを加えるだけである。
　— セレーネーの第1・第2欄 —
　〔１暦月の〕第1日は、1088　　を有するが、前述のように、第15日までは321も加えられるので、1589となり、その他も同様である。　　を知らなければならない。そしてセレーネーの第1日は1589を有する。セレーネーは二番目の加算815を有するが、81の加算後は、いずれの日も第15日までは1116も加えなければならないごとくである。セレーネーの第3日は1019　　　第4日は1315。第5日に514、第6日に634、第7日に828，第8日に456、第9日に668、第十日に639、第11日に694、第12日に543？、第13日に372、第14日に1686、第15日に1101、第16日に372、138の加算後、第17日に893、第18日に1606、第19日に1018、第20日に374、第21日に1662、第22日に1220、第23日に1253、第24日に519？、第25日に？、第26日に738、第27日に534、第28日に560、第29日に712、第30日に770。
　— 第3・第4欄 —
　第１・第２<欄>が述べられ、第3［・第4］欄の初めは、第16日を第1日として残りが初めから〔述べられる〕。第１日〔第16日〕は23を有し、第２日〔第17日〕は14、第3日は4、第５日は10、第５日は６、第６日は25、第７日は14、第８日は11、第９日は17、第10日は１、第11日は27、第12日は23、第13日は４、第14日は14、第15日は８である。
　— 第４欄の初め
　第16日は27、第17日は23、第18日は10、第19日は９、第20日は25、第21日は••、第22日は••、第23日は23、第24日は27、第25日は15、第26日は13、第27日は16、第28日は19、第29日は15、第30日は16。この器具が含むのは、大円4つと、小円８つであり、図示された器具は、天文学の天界である。

[ペトシリスからネケプソへ]

　これは、数秘術や図形を使って、古代の占術を述べた手紙である。ペトシリスとネケプソーは、幾つかの伝統の中で、天文学の確立者とみなされている。ラテン語に訳されたこの手紙のひとつは、作者を聖ベーダに帰している。この占い術は、ペトシリスの球とか、Columcilleの球とか、デーモクリトスの球とかを含む名称で知られている。古代の著作者たちの特徴は、新プラトーン主義やグノーシス主義の典型的な実践であって、おそらくはこの伝統から生じたものであろう。図形の実例は、Anglo-Saxon手稿本から知られる。
　この術が含むのは、親の名前の数的価値を計算し、30ないし29で割る。この数は、係数(mod 29)あるいは(mod 30)の暦月から残りを導き出して得られる。この数は図形の上に求められて、予後を決定する。
　図は、Ole Worm's Computus Runicus(1626) に出てくるペトシリスの円)。
　　　　　　　　　　（Wikipedia）