神話的な水の製法
ギリシア語錬金術文献集成
キリスト信者の哲学者
006
神話的な水は形相において一であると言う反定立と、その解
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神話的な水は形相において一であると言う反定立と、その解
(=AntivqesiV levgousa o{ti to; qei:on u{dwr e{n ejsti kai; hJluvsiV aujthV)
(e cod. Venet. Marc. 299, fol. 119r)
4328 006 2 405 6t
神話的な水は形相において一である
7t
と言う反定立と、その解
2.405.8
ところで、ある人たちは、水は形相において一であると謂い、〔次のように〕言うデーモクリトスを中央に引き出す。「一なる形相が、多くのものらの作用を作る。多くのものらも自然的一を必要とするからである」。さらにまた、「というのは、一なる形相が異なって処理されると、異なった諸作用を有するであろうから」。この人たちに対して、この哲学者は美しく書いたとわれわれは述べる。なぜなら、彼のロゴスが今関説しているのは、全についてではなく、主として真に一なる形相に関係しているからである。というのは、白い部分が…………穏やかに炎で蒸留されると、白い水を作り、かつ、みずからの残留物を白化することができるからである。そうして、同じものが、白化された灰といっしょに腐敗させられ、次いでまた排出されると、染色の定着剤となり、また、もっと激しい焼灼にさらされると、重要な黄化に加えて、黄色い水を完成する。そうして同じものがもう一度イオス化されると、染料を定着させるのである。
406.1
このことから、
2014.11.10.
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