古代エジプトで冥福を祈り死者とともに埋葬された葬祭文書。パピルスなどに、主に絵とヒエログリフで、死者の霊魂が肉体を離れてから死後の楽園アアルに入るまでの過程・道しるべを描いた書。書名を日本語に直訳すると「日下出現の書」となる。『死者の書』という名称は、1842年プロイセン王国のエジプト学者、カール・リヒャルト・レプシウス(ドイツ語版)がパピルス文書を "Ägyptisches Totenbuch"(『エジプト人の死者の書』)と名付けて出版したことで、英訳の "Book of the Dead" などと知られるようになった。「日のもとに出現するための呪文」と呼ばれることもある。 Tibetan Book of the Dead
Johann Valentin Andreae(1586-1654) 著。『薔薇十字団の伝説(Fama fratenitatis Roseae Crucis oder Die Bruderschaft des Ordens der Rosenkreuzer)』や『薔薇十字団の信条(Confessio oder Bekenntnis der Sozietät und Bruderschaft Rosenkreuz)』とともに、17世紀初頭にドイツで刊行された「薔薇十字三部作」の一つ。主人公クリスティアン・ローゼンクロイツが経験する錬金術的冒険を綴った小説。彼は謎の手紙によって招待された不思議な王宮で、王族の結婚式に参列する。
Francesco Colonna 著。1499年にヴェネツィアのアルドゥス書店から刊行された。題名はギリシア語からの造語であり、「ポリーフィロの眠りにおける愛の戦い」というほどの意味で、夢の中で主人公のポリーフィロが恋するポリアを求めてさまよい、最後に結ばれる長編小説である。題名はラテン語表記であるが、本文は古典語と俗語(イタリア語)の雅俗混淆体で書かれており、その内容と相俟って一大奇書と評されている作品である。 Colonna Poliphilo1600年版
著者は不明であるが、最初は『哲学者たちの薔薇園。真の準備手段にもとづく哲学者の石の錬金術第2部、錬金術の完全なる進歩のために(Rosarium Philosophorum. Secunda pars alchimiae de lapide philosophorum vero modo praeparando, continens exactam scientiae progressionem)』という表題のもとに出版された。それはその後『霊妙化学叢書』第2巻の中に収められている。さらにまた『錬金の術叢書』第2巻の中にも収められている。
オリジナルの木版画は1550年フランクフルトで出版された。図版20点。また、1622年にドイツの医師ヨハン・ダニエル・ミューリウスが『改革されし哲学』 Philosophia Reformata を著したとき、ここに『哲学者たちの薔薇園』の簡略図版が収録された。また、同時にここには、フランクフルトの彫刻師バルタザール・シュヴァーンによる、オリジナルをもとにした図版が掲載されている。オリジナルの図版と、ミューリウスによる簡略版、シュヴァーンによる異版、合計で3つの版があることになる。
The 'Speculum veritatis' is an alchemical manuscript in the Vatican (MS. Lat. 7286). The manuscript has 13 folios with 12 pen drawings - rather charming in their naive execution. They are not coloured in the original.
The Spirit in the Bottle (German: Der Geist im Glas) is a German fairy tale collected by the Brothers Grimm, tale number 99. It is Aarne-Thompson type 331.