「もしもあなたが理会されるなら、<…〔欠損〕…>、おお、王よ、諸々の身体にも非体があります」。
「いかなるものらか」と王は謂った。
「諸々の鏡の中に現れる諸身体は非体であるとあなたに思われるのではありませんか」。
「そのとおりだ、おお、タトよ。おぬしの理会は神的である」と王は云った。
「また他にも非体があります、例えば、諸形相(ijdeva)は非体でありますが、有魂のものらのみならず、無魂のものらであっても、その身体に現れるものとしてあるとあなたに思われるのではありませぬか」。
「その言やよし、おお、タトよ」。
「このように、非体の反射は身体との関係においてあり、体のそれは非体との関係においてある、すなわち、感覚的〔世界の反射〕は知性的世界との関係において、知的〔世界の反射〕は感覚的〔世界〕との関係においてある。ゆえに群像(ajgavlma)〔複数〕を礼拝なされ、おお、王よ、それらもまた、知性的世界(kovsmoV)に由来する諸形相(ijdeva)を受得しているものとして」。
すると王は立ち上がって謂った、「おお、預言者よ、客人を接待すべき時間となった。が、明日、続きのことについて神学論をしよう」。
2008.09.15. 訳了。