不眠の火の目もて目覚めよ、
大気の走路を活かし、
太陽の熱を力づけ、
群雲を豪雨で満たし、
その名を世界(kovsmoV)に包容せざる者よ。
永久に流出し見はるかす畏るべき不滅の目、
万有の父、
唯一者なる神、
何ものにも初めをもたぬ者よ、
われは覚知せり。
御身とともに一者であり、唯一者として御身から生まれし息子をわれは讃える、
そは、口にしえぬ体力(rJwvmh)と、より鋭き声もて、惜しみなく無心に、おのが不生のロゴスとして御身がただちに生みしもの〔息子〕、
有性より生まれし有性なる神であるもの、
父なる御身の不朽にして、すべてにおいて等しき似像をもたらすもの、
かくしてかのものは御身の内にあり、
御身もまたかのものの内にある、
美の鏡として、
かたみに喜びあう顔として。
2008.09.26. 訳了。