諸方遊行する7つの星たちはオリュムポスの敷居を巡り、それらとともに常に永遠(aijwvn)が訪れる。〔7つの星たちとは〕夜光るメーネー〔月〕、陰鬱なクロノス〔土星〕、快きヘーリオス〔太陽〕、婚礼の床を運ぶパピエー〔アプロディーテー=金星〕、大胆なアレース〔火星〕、翼よきヘルメース〔水星〕、そして始祖ゼウス〔木星〕 これから自然が発芽するところのもの。同じ〔星〕たちが人類を籤引き、わたしたちの内にあるのが、メーネー、ゼウス、アレース、パピエー、クロノス、ヘーリオス、ヘルメースである。そのため、大気圏の霊気から引き寄せるようわたしたちが割り当てられているのが、涙、笑い、喜び、誕生、ロゴス、夢、情慾、である。涙はクロノス、ゼウスは誕生、ロゴスはヘルメース、気性はアレース、メーネーはもちろん夢、キュテレイア〔アプロディーテー=金星〕は情慾、またヘーリオスは笑い。というのは、これのおかげで、死すべき思考(qnhth; diavnoia)も無限の世界(kovsmoV ajpeivrwn)も、あらゆるものが笑うのが義しいからである。
2008.10.13.