2.118."13t"
神的ゾーシモスの〔書〕・徳と解釈について
2.118.14
自分が見る夢に対する情念の付加と夢判断のために彼は謂う。そして見よ、盃形をした祭壇と、祭壇の上に立ちのぼる火と、それが火による沸騰に奉仕し、登りゆく人間どもをぐらぐら煮[かつ]加熱するすことに奉仕している様を、そこでわたしは尋ねて、と彼が謂う、立っている民人について云った、すなわち、わたしは驚いている、水が沸騰してぐらぐら煮え立つのと、人間どもが生きながら焼かれる様に、と。するとわたしに答えて言う。「おまえが目にしているこの沸騰は、いわゆる木乃伊化の修練(a[skhsiV)の場である。というのは、徳に与ることを望む人間どもは、ここに入り、[有ることを通して]身体を脱ぎ捨て、霊(pneuvma)になるのだ。というのも、ここでの修練(a[skhsiV)は、またもや修練と解釈されるからだ。身体の嵩を脱ぎ捨てるものは何でも、霊となるのだから」。
訳了。