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■ 八掛(はっかけ)
 
 

裾まわしともいう、女物の袷長着や綿入れなどの、裾や袖口の裏につける布地。
八掛の八は、衽、前身頃、後ろ身頃、衿先に左右二枚ずつ合計八枚に裁ったところからつけられた名称。
袖口にも同じ布を用いるようになったことから、現在では十枚裁ち。
並幅で約3,4mあり、裾まわし用として市販されている。

 

■ 正絹(しょうけん)

 
 

 繭(まゆ)からとった生糸で織った生地です。
絹本来の保温性、吸湿性(綿より30%〜50%高い)、放湿性(べとつかない)、静電気による帯電が少ない、通気性に優れる、難燃性といった特徴に、光沢があり、柔らかでコシがあり、軽いといった特徴が加わります。
※化繊(化学繊維)の場合はちりちりと悪臭で燃えます
 繭は蚕(カイコ)が寒さ、暑さを防ぎ、いつも最適なコンディションを保ちます。絹(シルク)は人間の皮膚に一番近い繊維で、18種類のアミノ酸から構成されています。


■ 京友禅  
  「友禅」とは模様染めのことです。京都に友禅染と呼ばれる模様染めが広がったのは江戸時代に扇絵師として京の町で人気を博していた宮崎友禅斉が様々な模様をデザイン化したのが始まりだといわれています。