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裾まわしともいう、女物の袷長着や綿入れなどの、裾や袖口の裏につける布地。 八掛の八は、衽、前身頃、後ろ身頃、衿先に左右二枚ずつ合計八枚に裁ったところからつけられた名称。 袖口にも同じ布を用いるようになったことから、現在では十枚裁ち。 並幅で約3,4mあり、裾まわし用として市販されている。
■ 正絹(しょうけん)
繭(まゆ)からとった生糸で織った生地です。 絹本来の保温性、吸湿性(綿より30%〜50%高い)、放湿性(べとつかない)、静電気による帯電が少ない、通気性に優れる、難燃性といった特徴に、光沢があり、柔らかでコシがあり、軽いといった特徴が加わります。 ※化繊(化学繊維)の場合はちりちりと悪臭で燃えます。 繭は蚕(カイコ)が寒さ、暑さを防ぎ、いつも最適なコンディションを保ちます。絹(シルク)は人間の皮膚に一番近い繊維で、18種類のアミノ酸から構成されています。