PowerBook520のクロックアップ

PowerBook520はCPU作動周波数25MHzです。マザーボードは
33MHzのPowerBook540cと共通ですので、クロックオシレータ
を交換すれば540cと同じ33MHzに出来ます。540cに使われてい
るものと全く同じオシレータが入手できれば、単純にオシレータを
交換するだけでよいのですが、なかなか16.6MHzの小型オシレータ
は見つかりません。今回の改造に使ったオシレータは8ピンのやや
特殊なものを利用しました。                 


               

 これが入手したオシレータ。
 写真のものは19.2MHzのもの
 ですが、実際に使用したもの
 は16.777MHzのものです。
 PB520では34MHzあたりが
 限界のようです。
 「EXO3」という文字が見えま
 すが、これがこのオシレータ
 の型番のようです。



このクロックオシレータのピンの内容は以下の通りです。

1. F(原振周波数)
2. D(分周出力)
3. ST(スタンバイ)
4. GND
5. A(分周設定)
6. B(分周設定)
7. C(分周設定)
8. VDD


クロックアップには分周された周波数は不要ですので、2,5,6,7番ピン
は使いません。3番ピンはHiレベルで発振、Loレベルで発振停止です。 


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